1970/06/08 - 1970/06/08
3976位(同エリア4785件中)
片瀬貴文さん
イスタンブールの人は、物見高い。
どこを歩いていても、じろじろ見られていて、視線が合っても目をそらさない。
一人ならまだしも、たくさんの目で見つめられると負担を感じる。
日本にいる外人の苦労が理解できる。
ちょうど半日観光バスの出発に間に合う。
客は私のほか、4人家族1組。まるで貸切のよう。
ガイドは50歳がらみの、立派な男性。人柄が良いだけでなく、体格も立派。堂々たる風格。
大学教授より転進したと言うが、母国トルコへの愛情や誇りが体全体からにじみ出ていて、実に気持がいい。
「学生相手だけでは物足らなく、外国から来た観光客に自らの見識を知らせ、トルコを理解させたい」と考えた、と言う。
それだけに、ガイドと言う職業へのプライドは高く、博識で親切。
この男との出会いで、すっかり心が温められた。
我国でもこのようなタレントのあるガイドが育って欲しい。
イスタンブールは、キリスト文化とイスラム文化がせめぎあった、近代世界文明の核である。
東西の接点として、長い間光り輝いてきた。
スカイラインを飾るモスクの数々は、雄大な建物と壮麗な内装で、蓄積された過去の偉大さを物語っている。
アジアとヨーロッパを分かつボスボラス海峡は、ロシアと世界を繋ぐ重要な航路。
トルコは露土戦争でロシアと戦った。
そのロシアに勝った日本を、トルコ人は偉大と感じている。
熊野灘でのトルコ船遭難事件(1890年)は、トルコ人の好日観をいっそう高揚する。
トプカプ宮殿は、かつて皇帝の居城だったが、現在は歴史博物館になっている。
武器展示場に、日本の立派な鎧兜が飾ってある。
かつて日本よりの使節(1871年岩倉具視)が、皇帝に献上した。我々の先祖がこの国と交わろうとした心意気に打たれる。
しかしその脇に置いてある、のこぎりの意味がわからない。
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