1973/01/02 - 1973/01/02
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ソフィさん
それから一年間、我が家には嵐が吹き荒れた。
1968年4月赴任直後「五月事件」。
パリ封鎖、米や砂糖の欠乏、鉄道線路は錆び付き、ガソリンがなくなって車は動かない。
敷石をめくって塹壕を造り、催涙弾の飛び交う市街戦。
学校は5月から9月まで閉鎖、引越し荷物はマルセーユの倉庫に4ヶ月眠ったまま。
子供はと言えば・・・。
息子は小学校二年生から、東京フランス人学校の一年生、パリ六区立小学校の二年生、ブローニュ市立小学校の三年生、学年途中に飛び級して四年生。
一年間に、四つの学校、四つの学年、五つのクラスを体験。
小学校五年生の娘は、フランス人学校二年生、区立小学校準備学級(幼稚園)と渡り歩き、最後はセーブル師範付属国際学級の中学一年生。
夏のパリ郊外コロニー・ド・バカンスでは、一ヶ月間言葉の通じない仲間と寝食を共にし、
「ぼくお家を思うと、涙が止まらない」
と、べそをかく始末。
犬を飼う約束は、お互いにすっかり忘れていた。
ようやく一年経ち、子供たちは仲間と一人前に喧嘩できて、学校生活を楽しむまでに成長。
そして、我が家に落ち着きの戻った、引越し後一年経った春のある日曜日、一家揃ってポルト・ド・ベルサイユに国際見本市を訪ねる。
それが、ソフィーとの出会いだった。
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