
2005/02/10 - 2005/02/14
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kaorrinさん
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世界中が話題でもちきりになった「ダ・ヴィンチ・コード」の前作はROMAが舞台。どちらかと言えばマイナー所が出てくるな〜でもこの通りに回ってみたいな〜なんて思い立ったが即行動(笑)
3連休に休暇を2日つなげ、現地3日間の強行突破。
今回のテーマは掲題の通り。主人公のラングドンが事件解決のために1日で走り回ったROMAを追ってみました。
バロックの巨匠であり、ローマは正にベルニーニによって造られたともいえますが、彼は教皇庁と相反する秘密結社、イルミナティに所属していたと書かれています。
彼はイルミナティだという疑いを抱かせない様に17Cには4つと信じられていたキリスト教に反する科学の四大元素(土、空気、火、水)をローマにある彫刻に見事に目印として溶け込ませ、信者を本部に導いたそうです。今回はその「啓示の教会」を巡ってます。
歴史にグルメに大満喫の3日間でした。
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パンテオンはミケランジェロが天使の設計だと賞賛した現存するローマ建築の最も完全な遺構で世界最大の石造り建築です。
天井には円形の天窓ががあり、唯一の光の源。雨の時には床がびしょびしょになります。
本によれば、
内部、墓との間には壁龕、対面の左手にラファエロの墓(1758年にここに埋葬)
→ガリレオが「図表」を出版した時にラファエロは生誕の地に眠っていた。
ラファエロが「眠る」では無く「設計」した礼拝堂、墓へ→ポポロ教会のキージ礼拝堂!! -
ラファエロの墓
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墓の上の記念碑
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ラファエロが設計した墓があるポポロ教会。内部は両側に計8つの窪みがあり、それぞれが礼拝堂になっている。キージ礼拝堂は本に出てきた重要な場所。
本に出てくる重要な書物であるガリレオの「図表」にはジョン・ミルトンの詩が引用されており、大事な役割を持っています。本でラファエロが設計した墓の下には枢機卿が土攻めにされ、刻印をされて殺されています。また、ミルトンの詩にあるとおり、ベルニーニ作の彫刻”ハバククと天使”の天使が指で道しるべを指している→次への道天使の指す方向へ→南西→ベルニーニが設計したサンピエトロ広場へ -
キージ礼拝堂の全体図。
この礼拝堂だけ人が群がっていました。本の影響も少なからずありそうでした。 -
「礼拝堂の両脇に対象をなして大理石のピラミッドがある。真中には楕円形の浮き彫り・・・」と本にはありましたが正にその通りにありました。言われてみれば確かに礼拝堂にいきなり異教のシンボルであるピラミッドがあるなんて妙な気もしました。
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ポポロ教会外。
本にあった「教会の右側の暗い路地」「前方に蝶番のついた木戸」「ドーナツ型の金環」は見つからずじまい。
写真右側に少し写っている階段を登っても何もなく、ポポロ門を見れるちょっとした高台があるくらいでした。 -
サン・ピエトロ広場と寺院
ヴァチカン美術館に居た間に雨が降ったようでした。
本によれば、広場のエジプトのオベリスクの根元に大理石で出来た楕円形のブロックがあり、渦巻く「風」を示す図柄が彫られているらしい。探してみました☆ -
あったあった☆
本によれば「楕円形、天使のような”西風の神”の口からはヴァチカンから外へ向かう空気として吹く息が彫られている。空気の流れを5つに分かれた風として描いている。ここで枢機卿二人目の犠牲者が出ます。
息の真ん中の線は東を指す→東にあるベルニーニの作品で「火」を表すものがある教会→ヴィットリア教会の「聖テレサの恍惚」!! -
Santa Maria della Vittoria
ベルニーニの「聖テレサの法悦」
本にはジョン・ミルトン詩の一説に「気高き探求に天使の導きあらん」とあります。天使の槍は西を指しています。そこにはナヴォーナ広場が!!
この彫刻はベルニーニ最盛期の時のものだと言われているそうです。しかし聖テレサの表情に性的な物が含蓄されているということで、教皇庁はこの彫刻を退けました。だから観光ルートから離れたような端にあるこの教会に置かれている云々と聞いてます。ベルニーニを巡るなら外せない作品でもあります。
ローマで必ず泊まる宿の近くなので見たことはある彫刻でしたが、本を読んでから見るとまたひとしおです☆ -
今までの3つの目印(キージ礼拝堂(サンタ・マリア・デル・ポポロ教会内部)、サン・ピエトロ広場、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会)をつなぐと3角形になる、4つの場所が対称になり、且つベルニーニの作品がある「水」を表すものがある場所、→ナヴォーナ広場!!
写真はナヴォーナ広場のオベリスク
中央サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会の正面にベルニーニの代表作、四大河の噴水があります。(ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタ) -
四大河の噴水。20フィート以上あります。表面は凹凸に富み、随所にあいた大小の穴から水が湧き出、異教の彫像が全体を覆い、上にオベリスクがそびえ立ちます。本ではここで一人枢機卿がイルミナティの「水」の刻印をされ殺されます。
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パセット
ヴァチカンとサンタンジェロ城を結ぶ教皇専用の通路です。
何も知らないでいればただの城壁だと思いますが、何気に小窓があります。何でも教皇が愛人と密会をしたりする為にも使ったそうな。。。(真意はわかりません)
パセットに沿って歩くと本当にサンタンジェロ城に着きます。
このパセットも本に出てきました(笑)とことん本の通りに歩いてますね・・・だって本当にあるんですもん。立派なガイドです。 -
くちこみ情報に掲載したお店のカルボナーラ。
パンチェッタが本当に美味しかったです☆ -
サンピエトロ寺院のピエタのレプリカが実はヴァチカン美術館にあります。本物はガラスで覆われた上に遠くから拝観出来ませんがこちらは本当に間近で見れます☆定かではないのですが、確か美術館出口に近かった絵画館にあったような気がします。
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こんなアングルでも見れます。
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これもクチコミに載せた、水牛のモッツァレラを購入したお店。1キロ持ってサンタンジェロ城まで歩くのはしんどかったです・・・
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本にもよく登場したスイス衛兵。
微動だにしません。トイレ休憩はあるのかしら。。 -
この旅で購入した食べ物
チョコレートはアメディにマイヤーニ、フェレッロ、シチリア産ブラッドオレンジジュースに、バルサミコ酢、ワインはトスカーナのブルネッロ、などなど。
また仕入れに行かないと☆ -
今回周ったルートはこうです。
本の通りに行くと時間のロスがあったため、
近場から行きました。
細かい字は地図を2回クリックすると見ることができます。
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