新緑が眩い季節・・・熊野・十津川の山々を歩く（パート２）

2005/05/03 - 2005/05/06

２日目は、
果無山脈を縦走して、百前森山(783m)、
ブナ平、石地力山(1139.5m)を登り、
果無峠から熊野古道（小辺路）を、
八木尾まで歩いた。

百前森山に登る急坂を進むと、
雄雄しい熊野川の流れが眼下に望むことが出来る。

頬を撫ぜる５月の風・・・爽やか・・・

石楠花の美しいお花を見ながら急坂を頑張って登った。
百前森山の頂上は潅木が茂る小さな台地。
木々の隙間越しに、美しい曲線を描きながら蛇行する熊野川が見えた。

更に登ると樹齢を重ねたブナ・ヒメシャラが茂る原生林の道が続く。
石地力山が目の前に聳える。
石地力山からみる熊野の山々は、幾重にも重なり、
まるで波が、繰り返し、繰り返し打ち寄せているようだった。
深く神々しい山々・・・

綺麗なクマササのトンネルを抜けると果無峠に出る。
ここからは熊野古道。第１７番の観音様の石像が祭られていた。
高野山から熊野三山を目指した信仰の道。
八木尾の第１番観音様の石像を目指し、苔むす急な坂道を下る。

つづら折りの急坂をヘッピリ腰でなんとか下った。
７時間かかり、あぁ〜しんどかった

エリア 和歌山

深い山を一歩一歩登る。
・・・鶯の声がする・・・

時折、爽やかな風が木立の間から吹く。

新緑がキラキラと美しい。

頂上は潅木の茂る小さな台地。

眺望が無くとも、小さくとも、
頂上では「やった！」と言う達成感がわいてくる。

美しい果無山脈・・・
幾重にも重なり、連なる山々。

神々しい空気が流れていた。

果無峠。

熊野古道に入る道。

果無越の道（小辺路）とも言われている。

峠の第１７番観音様から八木尾の第１番観音様を、
目指して下って行った。

ひっそりと立つ観音様の石像が、
足の疲れや、しんどさをちょっとだけ癒してくれた。

これから、満開を迎える石楠花。

草色・鶸色・萌黄色・緑青色・山葵色
緑色・深緑色・・・の中に咲く石楠花のお花は色鮮やか。

紅一点かな？