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日本のアマンになった「月のうさぎ」<br /><br />  私は確定申告やその他、年のうち一番の繁忙期を終え、<br />自分慰労の旅行に来ています。 <br /> 滞在先は、昨年の春以来二度目の訪問となります伊豆の「月のうさぎ」です。<br /> この宿、オープン以来マスコミでもてはやされ、某婦人雑誌では読者が一番行きたい宿に選ばれるなど、<br />それはそれは大変な勢いであったことは旅好きなら誰もがご存知だと思います。<br /> ただ、サービス面には多くの課題を残し、<br />器はいいのに「天狗になって死んでいく宿」のひとつとして埋もれていくかと前回の来訪時は不安を残しつつ、<br />でも支配人の太田さんの高い志に期待した1年ぶりの再訪…というわけでありました。<br /><br />  先に結論から申し上げると、この宿は「人気に溺れて、いずれ見放されていく宿」へは向わず、<br />「これからも進化の期待できる宿」への道を歩み始めたようで、私も行きつけの、お気に入りの宿を増やせると喜ばしい限りです。<br /><br />  昨年もご報告しましたように、まずこの宿の器は、他に類を見ないものです。<br /> 主人など、この庭露天風呂さえあればわざわざ時間とお金をかけて「アマンリゾーツ」まで行く必要はないと<br />絶賛する独り占めの海。<br /> 裸で浸かるお風呂と海との間を邪魔するのは<br />鳶、ウミウ他、可愛らしい声で鳴き飛ぶ野鳥たちだけ。<br />(すみません、鳴き声や飛ぶ姿で鳥の種類がわかるほどのプロではないもので。)<br /><br />  ところが。昨年の来訪時には二泊三日のうち、一番宿を楽しめる二泊目の「中日」があいにくの雨で、<br />しかもバイクでやってきた私たちは<br />宿から一歩も出ることが出来ず、部屋に篭るのも飽きてくる、<br />バブリックスペースで本を読み始めたら掃除をするからと追い立てられる<br />…と決して楽しい宿ではありませんでした、今だから言える話で。 <br /><br /> それでもなおかつ再訪したのは、<br />とにかく他に類を見ない一面の海を見渡す庭露天風呂と、<br />支配人の太田さんがまじめにいい宿にしようとされる心意気を感じたからでした。<br /><br /> ですから2週間前、予約確認のお電話をいただいたときに<br />その支配人の太田さんが諸般の事情でお辞めになったとお聞きした時には不安半分、しかしお電話くださったスタッフのフレンドリーな受け答えに期待半分<br />…そうやって実現した「こわごわの」再訪でありました。<br /><br />  来てみてからの印象といえば、不安一掃。<br />お迎えいただくスタッフは皆暖かい笑顔で、<br />中にはきちんと前回の私たちを覚えていてくださるスタッフが何人もいらっしゃって、<br />とても気持ちよい時間を過ごすことが出来ました。<br /> 思うに、私が昨年「もてはやされて天狗になって、お客に心遣いすることを忘れている」のではないかと感じたのは、<br />スタッフの多くが新人で、与えられた作業の処理に手一杯、<br />先回りしてお客の期待に応えるだけのゆとりがなかったのかもしれません。<br /><br />  食事の量が多すぎないのも、食後のデザートをお部屋に届けておいてくれるのも、姉妹宿の「茄子の花」と同じ。<br /> (そのデザートを「調理長に内緒で新人料理人がこっそり届けた」と書かれているのには、アホ臭くて「寒かった」ですが。) <br /> <br /> 料理の質はまだまだの部分もありますが、<br />女性客の気持ちを捉える楽しい創作料理です。<br /><br /> お部屋はとても清潔に掃除が行き届いていて気持ちよし。<br /><br /> 庭の露天風呂の脇で日がな一日、ワイン片手に本を読む。<br />きらきらと輝く海の手前に、悠々と滑空する鳶。<br /> 「月のうさぎ」。<br />日本で二番目にアマンに近い宿です。 <br />

思う壺Barマダムの「月のうさぎ」再訪…ワインとグラスとソムリエナイフ、それから2~3日分の本を抱えて宿に篭りっきり

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2004/04/04 - 2004/04/06

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miu

miuさん

日本のアマンになった「月のうさぎ」

 私は確定申告やその他、年のうち一番の繁忙期を終え、
自分慰労の旅行に来ています。 
 滞在先は、昨年の春以来二度目の訪問となります伊豆の「月のうさぎ」です。
 この宿、オープン以来マスコミでもてはやされ、某婦人雑誌では読者が一番行きたい宿に選ばれるなど、
それはそれは大変な勢いであったことは旅好きなら誰もがご存知だと思います。
 ただ、サービス面には多くの課題を残し、
器はいいのに「天狗になって死んでいく宿」のひとつとして埋もれていくかと前回の来訪時は不安を残しつつ、
でも支配人の太田さんの高い志に期待した1年ぶりの再訪…というわけでありました。

 先に結論から申し上げると、この宿は「人気に溺れて、いずれ見放されていく宿」へは向わず、
「これからも進化の期待できる宿」への道を歩み始めたようで、私も行きつけの、お気に入りの宿を増やせると喜ばしい限りです。

 昨年もご報告しましたように、まずこの宿の器は、他に類を見ないものです。
 主人など、この庭露天風呂さえあればわざわざ時間とお金をかけて「アマンリゾーツ」まで行く必要はないと
絶賛する独り占めの海。
 裸で浸かるお風呂と海との間を邪魔するのは
鳶、ウミウ他、可愛らしい声で鳴き飛ぶ野鳥たちだけ。
(すみません、鳴き声や飛ぶ姿で鳥の種類がわかるほどのプロではないもので。)

 ところが。昨年の来訪時には二泊三日のうち、一番宿を楽しめる二泊目の「中日」があいにくの雨で、
しかもバイクでやってきた私たちは
宿から一歩も出ることが出来ず、部屋に篭るのも飽きてくる、
バブリックスペースで本を読み始めたら掃除をするからと追い立てられる
…と決して楽しい宿ではありませんでした、今だから言える話で。

 それでもなおかつ再訪したのは、
とにかく他に類を見ない一面の海を見渡す庭露天風呂と、
支配人の太田さんがまじめにいい宿にしようとされる心意気を感じたからでした。

 ですから2週間前、予約確認のお電話をいただいたときに
その支配人の太田さんが諸般の事情でお辞めになったとお聞きした時には不安半分、しかしお電話くださったスタッフのフレンドリーな受け答えに期待半分
…そうやって実現した「こわごわの」再訪でありました。

 来てみてからの印象といえば、不安一掃。
お迎えいただくスタッフは皆暖かい笑顔で、
中にはきちんと前回の私たちを覚えていてくださるスタッフが何人もいらっしゃって、
とても気持ちよい時間を過ごすことが出来ました。
 思うに、私が昨年「もてはやされて天狗になって、お客に心遣いすることを忘れている」のではないかと感じたのは、
スタッフの多くが新人で、与えられた作業の処理に手一杯、
先回りしてお客の期待に応えるだけのゆとりがなかったのかもしれません。

  食事の量が多すぎないのも、食後のデザートをお部屋に届けておいてくれるのも、姉妹宿の「茄子の花」と同じ。
(そのデザートを「調理長に内緒で新人料理人がこっそり届けた」と書かれているのには、アホ臭くて「寒かった」ですが。)
 
 料理の質はまだまだの部分もありますが、
女性客の気持ちを捉える楽しい創作料理です。

 お部屋はとても清潔に掃除が行き届いていて気持ちよし。

 庭の露天風呂の脇で日がな一日、ワイン片手に本を読む。
きらきらと輝く海の手前に、悠々と滑空する鳶。
 「月のうさぎ」。
日本で二番目にアマンに近い宿です。

  •  月のうさぎの玄関。<br />竹やぶがおとぎ話のようです。

     月のうさぎの玄関。
    竹やぶがおとぎ話のようです。

  •  内風呂。<br /><br />独り占めの露天風呂があるので、<br />ほとんど利用することはありませんが…。<br /><br /><br /><br />  宿にこだわるコミュニティ「本物の高級宿を楽しむ」を立ち上げました。<br />よろしかったら、情報交換しましょう。<br /><br />http://4travel.jp/community/main/10000186/<br />

     内風呂。

    独り占めの露天風呂があるので、
    ほとんど利用することはありませんが…。



    宿にこだわるコミュニティ「本物の高級宿を楽しむ」を立ち上げました。
    よろしかったら、情報交換しましょう。

    http://4travel.jp/community/main/10000186/

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