2001/06/08 - 2001/06/11
4211位(同エリア5317件中)
チャウさん
4年前の旅行記ですので、ビザやその他に違いが出ています。あくまで旅行記ですので、参考だけにしてください。
2001年6月8日より11日までの3泊4日の旅です。添乗員になったつもりで、ツアー申込みからビザの手配、国内バスの手配を楽しみながらやりました。
仕事仲間のグループでの12名です。旅行会社は新日本トラベルの大阪支社。一ヶ月前直前になってからの申し込みでしたが、人数が、最小催行人数の10名を超えていましたので、翌日にはOKがでました。もう少し前から申し込みしてあった日本で一番大手のH社では、1週間たってもOKがでませんでしたので、駄目もとで新日本さんに頼んでみたのです。旅行名は「北京探訪グルメの旅4日間」57800円、同じ内容で月日の違いで49800円から、連休中は109800円とある。
ここで気になったのはビザ代。ビザ手続き代金が5250円ビザ代が3000円合わせて8250円必要だと言う。おまけに出入国手続きに2100円要るという。私は何回か中国に行っているので、ビザ手続きは自分でする事にした。インターネットで知ったタイム21にて団体ビザの手続きをしてもらう。12人分なので宅配料はサービスとなる。実際にはパスポートの有効期限が3ヶ月以上必要なのに、6月いっぱい有効だから大丈夫と思っている人がいて、あわててパスポートを新規発行してもらい、緊急個人ビザを発給してもらい、パスポートが手元に届いたのは前日の午後と言うきわどいものでした。
貸切バスは金沢ー関空間往復は20万円、電車なら1人21600円かかるので、問屋さんが持っている小型バスを借りる事にする。借り賃は運転手込みで7万円、高速代30400円(32500円(ハイカだから30000円)+400円)とガソリン代、関空橋の通行料1750円×2で合計13万円ほどですみました。
平成13年6月8日(金)
金沢を6:30に出発。関空まで余裕を見て7時間、実際には5時間で着く。高速道路が前日までは、リニュアル工事をしており、少しは影響があるかもしれないと思ったからだ。2時間も早く着いたので、日航ホテルの方へ探検に行く。飲食店街があり、だいぶん空港より安く食べる事ができる。牛丼なら290円だ。我々はうな丼と、讃岐うどんのセット860円にする。おいしかった。ここは空港に勤めている人はIDカードを提示するともっと安く食べられるようだ。第2期工事の見学コースも見てみたかったが、バスに乗っていかなければならず、時間がどれだけかかるか解らないのでやめる。
あっという間に時間になり、ツアーカウンターに向かう。受付のきれいなお嬢さんは、団体ビザを見るなり、ちょっとお待ち下さいとのたまう。なにか問題があるのかと聞くと、小畠(kobatake)がobatakeになっている。ビザはパスポートの写しをFAXしたし、申し込みカードは本人が書きこんだのだから間違えないだろうし、おそらく旅行会社の書き間違いだろう。10分ほどでCA(中国国際)の承認のはんこを貰い、問題なくなる。
CAのカウンターに向かい航空券を搭乗券に換える。フォーク並びに皆並んだが、4人ずつのグループに分けられ手続きをした。後から考えると、少し時間がかかっても12名一度にしてもらうべきで、機内ではバラバラの席になってしまった。
皆さん荷物が小さいので手荷物にするように指示したが、9KGの人は手荷物入れに入れると落ちると危ないとのことで、手荷物にはできなかった。私のものはジュースやビールを沢山持ってきたのでゆうに15KGはあるのに、秤には乗せなかったので手荷物になる。尚、出国カードは7月1日より不用になります。
3:30定刻どうり出発。機体はB747−400.747(ジャンボ)はたしか500人以上乗れるはずだが、400人乗りだ。3分の2ぐらいの所で後は貨物室にでもなっているのかえらく短い。29番は非常口の所で前が広くて短い足を伸ばせる。隣の席の若いあんちゃんに、席を替わってもらう。あんちゃんは隣が若いオネチャンになり喜んでいる。日本人スチュワーデスはいないようで、日本語アナウンスは一切なかった。上海に近ずくと黄ろいカードを配り始める。私にもくれと言うと、ツアーのワッペンを見ていらないといわれる。次に廻ってきた時に、個人ビザをみせてカードを貰う。解っているつもりで記入するが、発地と言う字があったので関空と書き込んだが、どうも変なのでスチュワーデスに聞くと、ビザの発給地のことで東京と書かなければならない。
5:40上海紅橋空港に着く。CA922便は北京行きだが、上海経由であり、上海で入国手続きをしなければならない。上海からは中国国内線に変わる。国内線に変わっても便名は変わらないようだ。入国手続きをしなければいけないので、手荷物は持って出なければいけないのかと、乗務員に聞くと持って出ろといわれる。旅行記には持って出なくても良いとは書いてあったが、念のため重い荷物をひきずり、空港に出る。係官が上海は右、北京は左と分けトランジットカードを配っている。検疫では白いカードを乗客から集めている。我々は貰っていないので、壁側にカードがあったので書きこむが、良く見ていると係官は何も確認していないようなので、サインだけしてわたす。案の定大丈夫だった。
入国審査で長い順番に並び、やっと我々の番がきて入国カードを出すと、中国語の方に書きこんでいたが、裏の英語の方に書かなければいけなかったので、全員に書きなおしを頼む。連絡先ホテルはオリンピックホテルと漢字で書けないので、北京ホテルと見栄を張り書きこむ。しかし入国カードの必要な人は、個人ビザの人だけであり、団体ビザの人たちにはいらなかった。年配の人たちに一生懸命ローマ字で記入してもらったのに無駄な作業だった。無知な添乗員は大恥かきでした。
出口から出て直ぐ横が国際線の入り口で、トランジットカードと搭乗券の半券を見せ、カードに大阪から乗ってきたシート番号を書いてもらい、本当にこの階段で良いのかと心配になるような回り階段を昇り、出発ゲートに行く。待合室には掛け軸やお土産が少しだけ売っているようだが、売り子がいない。値段だけ見るとべらぼうな金額が書いてある。一本2000元ぐらいだ。せいぜい町でたたけば300元もしないだろう。 帰国時にも同じ待合室だったので解ったのだが、時間があればそこにいる必要はなく、自由に免税店をのぞけられる。さすがに上海空港で品揃えは豊富である。なお掛け軸は7割引の4本1万円で売っていた。もっともっと値切れるはずだ。
9:04北京空港に到着。上海からの客と、大阪からの客とに分けられて降りる。荷物の受け取りがあるからだ。トイレのついでに自動両替機があるので見ていると、女子大生がワイワイと両替している。日本語バージョンがあり、円を入れると元が出てくる実に簡単だ。ところが私の1万円札は機械に獲りこまれたままになってしまう。ガイドさんを呼びに行き事情を話すと、心配はいらない、いつもの事、中国の機械ですからと済ました顔。皆さんには少し待ってもらい、2階に行き銀行で紙に記入して簡単に終わってしまう。ガイドの名前にして私の名前は聞かれず終い、後で現金で渡してくれるというので信用する。
現地ガイドさんはイリハムさん。ウイグル族の出身で独身。年はまだ25歳にはなっていないだろう。運転手さんは定勝利さん1949年の独立した年の生まれだから勝利と名付けられた。街中はいたる所道路工事中だ。道路拡張のためや、立体交差ニする工事をやっている。どれもこれもオリンピック招地の為だと言う。しかし庶民はオリンピックよりも、もっと優先すべき事が沢山あるのにと思っているそうです。6月にはあまり雨は降らないそうで、今から気温が段々暑くなり、40度を越す日が多くなるが、40度を越すと法律で仕事が休みになるので、めったに公式には40度を越さない。越すのは必ず土曜日か日曜日だそうです。今日は36度だったそうです。
夕食は広東料理。10種類以上の料理が並べられる。結構美味しい。食後にはお決まりのおみやげ販売。ここでは木魚石で作った急須と小さな茶碗、日本語の上手な販売人は、この茶器で入れると各段に美味しくなると言う。お茶に限らずスプライトでも美味しくなるそうだが、味音痴の私には変わらないような気がする。セットで18000円で一般では売っているのだが、このレストランの女社長のお里が、山東省でこの茶器を作っているので、特別に1万円で販売すると言う。誰も買う様子がないのでいよいよ女社長のお出ましとなる。男ならむしゃぶりつきたくなるような美人だ。交代する間に皆にお説教をする。物を買う時の値段は、10倍して見て、日本で買ったらいくらかを考えて見る。あの茶器が10万円もするとは思えないだろう。もっともっと値切らなければいけない。結局男は美人にはよわい。3人が7000円で買うことになる。
オリンピック(奥林匹克)ホテルに投宿。この変な名前のホテルは、アジア大会が行われた時に建てられたからだそうで、15階建てぐらいはありそうだ。ここでは部屋割りを失敗してしまった。日本で旅行会社から部屋割りを聞かれた際に、1人部屋代追加がもったいないために、トリプルを2つとツインを3つにしたのだ。ツインには夫婦連れが入り、その他男3人、女3人にしてしまった。でも1夫婦だけばらせば男4人、女4にんになり、ツインが6つになるのにと言われ、簡単に返事をした事を反省した。トリプルルームは中国にはあまりなくて、ツインにエキストラベッドを入れただけのものだ。
疲れている筈なのになかなか寝付かれない。おなかも減ってきた。同室の2人を誘い外に出ることにする。さて何処に行こうかと相談した所、バスで通過した所にえらく派手にネオンが点いた所があった、たしかオニと言っていたぞということになり、フロントで聞くと200Mも離れていないという。少し歩いて見たがそれらしい所がないので、タクシーをひらい周ってもらうが解らない、諦めてホテルに帰るが、正喜はどうしても食いに行きたいと言うので、再度フロントに聞く、我々が何を言っているのか解らない係りは、日本語の係りに代わってくれ、通訳をして貰い、ホテルカードに東直門鬼街と書いてくれた。タクシーで20分ほどかかった。
オニ街と言っても通じなくて、くぉがーといっても通じないだろうなとガイドが言っていた。東直門鬼街は北京市民には、24時間いつでも各地方の料理を食べられる有名な所だそうだが、外国人はあまり行かない。一番人のいる店に入る。ザリガニが炒められて山の様になっている。まず私はそれと指差す。板さんは厨房まで覗き注文する、正喜はなんでも良いと食い気がない。写真入のメニュウが出てきて美味そうなものを適当に注文する。出てきたザリガニは良く見ると、小指ほどの唐辛子がザリガニの間に埋まっている。実際食べる時には、皮をむいて食べるのでさほど辛くはない。だが指先はべたべたになる。お茶を入れたフインガーボールを持ってきてもらい、手を洗うが小さいので指先しか洗えない。地元の人たちは唐辛子をぼりぼり食べている。餃子のでかい奴も物凄くうまい。なんだかんだといつも文句をたれる正喜も、美味しい美味しいと大満足している。3人で110元
こんな時間ではやはり若い人が多い。向かいのテーブルについたきれいな人はハンケツ状態になっている。パンストを穿いているのに腰辺りには大きく抉り取られている。インターネットで一度話題になった、パンテーの下に穿く穴明きパンストだなと想像する。中国女性はパンテーだけを下ろせば用を足せるのですばやくすませられる。あんな臭い所には少しでも長くはいたくないものね。
食後鬼街をぶらつく。夜遅いせいかあまり沢山の人はいないが、各店の中は大概満杯である。ほんとに各地の料理が食べられるようである。少し横町に入って見ると薄暗い所に、ザリガニの殻がうずたかく積まれている。建物には訴(手偏)の文字が書かれている。ここも再開発で取り壊されるのだなと解る。日本に帰り、MLによると6月はじめに発表があり、6月中には完了の予定になっていると書いてあった。道が広くなるのは良いことだが、あのような飲食街は簡単に向かい側に渡れるほどの道が商売がやりやすいのにと思う。
6月9日(土)
ホテルの1階で朝食を取る。バイキングスタイルだがあまり美味くはない。ジュースは薄く延ばしすぎだし、ミルクはない。種類も少ない。好い所はない。ただ、おかゆだけは食べれた。ツインルームの追加依頼の手紙を書き、新日本トラベルにFAXしようと思うが番号が解らない。ガイドのイリハム君は追加料金を払うのなら努力するが、今のところ満室だとつれない。昨日希望しておいた残長城へは行ける様だ。各人から110元徴収する。出国税(90元)と都市建設税「6元×3日)と明日の故宮の宝物館の履物の被い代(2元)の内訳だ。
8:40出発。出発が少し遅れた。セフテーボックスを借りたからだ。ここのは変わっており、洋服入れのなかに30センチ角ほどの箱があり、手前に開く様になっており、貴重品を入れ閉めるが、鍵はない。変な金庫だなと思っていたが、フロントで申込むと分銅に鍵のついたものをくれる。この分銅を上の穴に差し込めば鍵がかかるわけだ。鍵の保証金(デボジット)は400元中国元がなかったので10000円払う。もちろん領収書は大事に保管する
高速道路を走り、約1時間で八達嶺に着く。途中料金所でパトカーまでがお金を払っている。ガイドに聞くと今日は土曜日だから私用に使っているのでしょう、皆さんも会社の車を使っているでしょと平気な顔で言う。冗談か本当の事か不明。昨日夜更かししたため眠い。ついうとうとしてしまう。つい最近まで4時間はかかった長城まで、高速道路のおかげで、うとうとの間に着く。どでかい石門が(居庸関)あったが、通り越してしまう。熊牧場の駐車場へ入れられ約10分ほど歩く、なんで熊牧場なのか解らない。馬に乗り小熊を抱いた人と、大きな親熊との対決の像がある。子熊を返してくれと頼んでいる様だ。人力車が沢山並んでいる。
人力車が必要だとは思えない車道を進み、いよいよ長城に着く。ここのトイレはさすが立派な物で入り口には、ビニールの暖簾が下がっている。冷気が逃げない様になっている。つまり冷房付きだ。皆一緒に行けば時間の短縮になるのに、1人帰ってくれば、また一人行くの繰り返しでいらいらする。残長城へ行くので40分しかないと言われる。集合写真(1500円)を撮ったりしたので10分ほどのロス。上まで25分ほどだと言う。一番上までどう見ても1時間はかかりそうなので、25分で行ける所まで行き、帰ってくる事にする。
賢や正喜は2度目なので男坂に挑戦する。我々は女坂。ガイドはヤング坂、オールド坂と表現している。日差しは強い。たちまち汗だくになる。かなり高齢の中国人もゆっくりゆっくり登っている。見張り場のような所に着くと、心地よい風が吹き抜ける。狭い所にごった返している。昼寝をしたら最高だろうが、おちおち寝れないだろう。少し大きな見張り台のところにつくと、何故かラクダと馬の記念写真屋がいる。馬に乗って侵略してくる蒙古族が怖くて作ったものだろうが。時間を気にしながら写真を撮る。慌てて降りたが10分ほど遅刻してしまった。
男坂組はすでに帰ってきている。やはり坂がきつかったらしい。でも相当良かったらしい。来た道を戻ると正面に今行ってきたであろう見張り場の塔が見える。下の駐車場に行く道の両側にはお土産屋さんのアーケイドになっているようだ。冷やかして歩きたいものだ。
八達嶺 残長城へむかう。えっ こんな所をまがるの と思うような所を曲がり、田舎道を進む、何か軍隊の駐留地みたいなところを通り、入場券売り場の前に着く。久しぶりの客だわいとばかりに歓迎される。一人50元高いような気がする。どうせ外国人しか来ないのだからかも知れない。またがたがた道を進むといきなり崩れた長城が見える。遊歩道は2本あり、2組に分かれて登って見る。我々は左の道を15分ほどで展望台まで登る。あまり高度はないが、スカイラインが城壁で繋がっている。ガイドのイリハム君は最近まで学生であったせいか、学生達はなんの役にもたたなかった長城を造った事を、中国の恥と考えているのだと打ち明ける。運転手さんにチップをやってくれと言うので100元あげた。イリハム君にもあげようと言うと、ていねいに断られる。30分後に出発。
高速に戻り、昼食のため宮口と言う街で降りる。昼食場は、大きな大きなおみやげ品店の2階。なんでも国営の店で、ツアーなら必ず寄らなければいけないらしく、ごったがえしている。2階の長さ50メートルはあろうかと思われる大食堂にて、昼食を取る。はっきり言ってまずい。日本式の幕の内弁当だが、中華式が少し入っており、なんか変。ここは中国だから当たり前だが、食欲がわかない。ガイドいわく、この辺にはここしかないとのこと。勝手を言えばお土産を買うには良いが、飯は街角の店が良いのではなかろうか。今度来る時には他の所を要望しておこう。
テーブルの上には、100CCほどのポケットサイズの酒度56度の白酒が置いてある。ご自由に飲んで良いそうだが、飲むと口からゴジラみたいに火を吐けそうだ。この酒はニ鍋頭と言い、蒸留鍋を2回通すのでこの名前があり、老百姓(庶民という意味)と言われるほど、安い、強い、臭いと3拍子揃った庶民派の酒であまり上等ではない。(MLの情報から)
明の十三陵に行くのかと思っていたがい和園に向かう。広い。前面の湖は人力で掘り、山は積み上げた物だと言うが、いったい何万人の人で造った物だろう。ぶらぶら散策する。売店でフライドチキンとフライビーフがあり、どちらが良いか迷ってビーフにしたが間違いだった。アイスクリームを買う。6元もする。もっとやすい物もあったが僅かの事だからと高い物にする。アイスクリームなぞ大丈夫かと聞かれたが、前に腹痛にになって病院に言った時、医者にアイスクリームを食べたといったが、ほぼ100%違うだろうと言われたことを話すと、皆我先にと購入し始める。暑いからねー。中には2本も食べる人がいて、食べ過ぎが腹痛の1番の原因だからネと釘をさす。
漢方薬の同人堂病院に向かう。本当に病院の4階にあり、途中の階には性病科などもある。小さな教室みたいな所で、講義が始まる。机に向かうとすぐに眠たくなるたちなので寝てしまう。しかし他の人はうまく丸め込まれたのか、相当の金額を払っている。10分ほどで300円のマッサージもしてくれる。してもらった人は、やはり本場と関心しきり。
夕食は「山西省の麺料理食べ放題」とある。まあまあ満足できる夕食でした。ここでも木魚石なる茶器の販売となり、ここしか販売していないとの声に皆さん大笑い。昨日買った3人なんぞは、4000円にしろとか、茶碗を10付けろとか言いたい放題。買い物を楽しんでいる。夕方からはどの様にしますかと聞くと、皆さんはやはり買い物となり、王府井に行ってもらう。運転手にチップが効いている。
王府井は沢山の人だかりだ。1時間半の時間なんて直ぐにたってしまう。デパートの前でイカしたテントの屋台通りがあり、食べ物屋ばかりがずらーっと約100店ほど並んでいる。せみの幼虫や、おそらく蚕の幼虫、さそりの唐揚げなども売っている。さそりの唐揚げを注文したが、値段表を見ると一番高く1本15元もするので、要らないやと歩き出す。でも後から聞いた話だと、もうすでに親父は唐揚げをしてしまっていて、かんかんに怒っていたぞと言われた。いろんな種類のものが揃っている。シシカバブ、麺類、臓物煮、アイスクリームととりどりだが、お腹がいっぱいなので臓物の匂いが鼻についた。
ホテルに帰ると疲れてしまい、マッサージしてもらいたくて、ガイドにお薦めのお店はないかと聞くと、「良子」と言う店がお薦めだそうですが、メンドクサクなりホテルのマッサージ室(168元)を利用する。3人も入ればいっぱいになる部屋でやってもらう。強くもなく弱くもなくひじょうに気持ちよく眠ってしまう。足つぼマッサージ(148元)もついでにしてもらうが、これもまた寝てしまい、まじめにやってくれたのかどうか解らない。同室の板さんも来たがいっぱいなので、部屋でやってもらうが、これが大騒動の元になる。もう1人の同室者が帰ってきたが、板さんは下着1枚の恰好で女の人と一緒なもので、びっくりしてしまい、他の人にご報告してしまったのでヒンシュクを買う羽目になる。すぐに誤解だと解るが、鍵もかけずにニャンニャンするはずがなかろうにとご立腹のようす。
6月10日(日)
朝5時半頃に賢が朝の散歩に出ようと誘いにくる。女性陣から公園で太極拳の練習をしているのを見たいと希望されていたのだ。でも眠たかったので断ってしまった。ところが同室者の正喜と板さんが起きだし、何処か連れて行けと言う。それじゃー朝かゆでも食べに行こうかとなる。昨日と同じまずい朝食だろうから。古い町並みが残っていると言う「鼓楼」にタクシーで行く。残念ながら鼓楼は工事中でした。前の道路工事中の所を構わず入り込む。水平か水勾配を水糸を張りながら、スコップで削り取っている。日本じゃーとても検査は通らないような仕上りだ。
少し入り込んだ所では朝市が始まっており賑やかだ。運河の橋の上で写真を撮る。運河沿いでは釣り人が沢山いる。今日は日曜日だ。橋の袂で商売していたトウモロコシ売りが、白バイのおまわりに蹴散らされている。おそらく営業許可を貰っていないのだろうと決め付ける。2人は牛乳屋を見つけ飲みたいと言い出す。選び出した物を見ると豆乳だった。注意すると今度はヨーグルト、牛乳は袋に入った物でした。美味しかった。街角のあまりきれいとは言いがたい店で朝食を採る。正喜はあげパンみたいな(油条)を買ってきた。8元だったそうでえらく高いような気がする。作り立てだから物凄く美味い。あんかけ豆腐(2元)が良く売れていたので、俺にもくれと注文すると、えらく焦げ臭い。調味料の唐辛子を入れると、全く違う味になってうまい。レイチを買う26元
ホテルにはまたしても少し遅刻する。ガイドは遠回しに嫌味を言う。今日は市内観光。まずは天壇公園、ここも広い。い和園と同じほどの広さがあるという。でもあちらは大きな湖があり、山がある。天壇は石造りの台の上に建っている。ここからは皇帝1人だけしか入れなかったそうで、草むしりも皇帝1人でしたのかと聞いたら無視された。右横の出入り口に向かうと、芝生にスプリンクラーでいきよいよく水を撒いている。暑いので芝生の中でおどけて見ると、ガイドのイリハムに眞剣な声で怒りつけられる。「日本でも許されないことでしょ」にはシュンとなってしまう。センス売りが5本千円と売りにくる。出口近くになると16本になっても誰も買わなかった。地元の人でも入場料を取るにもかかわらず、沢山の人が歌を唄ったり、ダンスをしたりして日曜日の朝を楽しんでいる。
景山公園に行く。皇帝が首をくくったと言う木の横から登る。頂上には仏様が祭ってある。下からコーラスの練習をしているのかBGM付き。好きな先生が無料で指導しているのだそうです。ここからの眺めは、故宮に行かれる人には絶対に登るべきで、故宮全体が見渡せられ位置関係がわかる。故宮の全体図と一緒に見ることをお勧めする。天安門はずっと奥になり掘りの外になる。来た道を降りるが、どうもコーラスが気になり脇道に下りる。処処に胡弓やアコーデオンや、その他いろいろの楽器で楽しんでいる。またまたしても一番最後。どうせそうなるだろうと思っていたとは図星。
お茶の販売店に寄る。ここでも木魚石の茶器が出てきて苦笑い。あまり興味がないので、近くを散策。3軒ほどとなりに有料トイレがあったが、今までで一番きれいなトイレで、入り口はパンダやなにかを描いたガラスの外壁になっている。近辺の住人用で1回3角だった。画廊があったので覗いて見る。なにか子供風の絵で良さそ風。女性陣を呼びに行く。やはり彼女達もこんな店にも興味があるそうだ。
昼食は故宮のほんとに目の前の上海料理店。ピーナッツの唐揚げはうまかった。ここではトイレに行くこと。失禁城にならないために。午門より入る。コの字型に建っており、この門だけでも圧倒される。橋のかかった川は上空から見ると弓の格好になっているそうで、この宮殿を守っているそうです。紫禁城の紫は最高の色を表すのではなく、北極星のことで不動の位置だそうです。瓦は黄色い物を使っており、朝や夕方には金色に映えるらしい。奈良の東大寺に次いで世界で2番目に大きい木造建築で、たびたびの火災のため、木のうえに漆喰を塗り彩色してある。少しはげた所で、漆喰の中に細かい藁が混ぜてあるのを確認する。準耐火構造になっている。200箇所以上の場所に大きな貯水瓶が置いてあり、雨水が自然に貯められる位置においてあり、下にはかまどみたいに火をたけるようになっている。もちろんめった汁を作るためではなく、冬に氷結を防ぐためだ。火の始末を忘れて大事にはならなかったのだろうか。
奥の宝物殿で若い女性がなにか言って来る。英語が話せるかとか言うので、何をして欲しいのかと逆に聞くと、さっき一服した時にカメラのケースを忘れて来たことを伝えに来たのだった。慌てて戻るとベンチの上にそのまま置いてあった。
この辺の石畳は品質が悪いのか、いたる所傷んでいる。修理している所で小さな石を記念にもらう。平らなところがあるので文鎮代わりになる。売店でミネラルウオーターを買うが、半分凍った物を買うこと。タオルをぬらし首筋を冷やすと気持ちが良い。皆真似し出す。そう言えば保温ペットボトルケースを持ってきているのだったと、今ごろになって気がつく。ラストエンペラーの映画で自転車を乗り回している所の場所で、Gメン75ごっこ(古すぎる)で横並びで歩いて見る。長屋の一番端のお土産屋さんに連れられて行くので、元の方に戻って外人が入っていく店を覗くが、あまり変わり映えがしなかった。
次は天安門広場。よこ500Mたて800Mあるという。広場の真中に番兵が突っ立っている。直立不動の姿勢で首だけをゆっくり見回している。子供が「何しているの」とばかりに聞いているが無視している。歩き始めるとおもちゃの兵隊さんその物だ。法輪功の話しだけは絶対にしないでほしいと言われる。記念塔の石板は一枚石で出来ているとのガイドの説明に、林さんは塔その物が一個の岩で出来ている物だと勘違いしていたそうです。広場の所々にマンホールのふたがある。これは集会があるときには臨時トイレがつけられる。毛主席記念館の前の解放戦の銅像は臨場感があり、感心して見とれた。
5:30夕食には少し早いが、広場に面した北京ダックで有名な全聚徳 で食べる。席に着くと前菜にさそりの唐揚げが出てきた。味も素っ気もない物で、きのうお金を出してまで買わなくて良かった。さそりを食べた事があるよと言えれるだけのもの。間口は大きくなかったが奥行きがあり、五百人は入れそう(少しオーバーかな)。コックがワゴンにダックを乗せて、おもむろに登場してさばき始める。食べ放題だがあまり美味い物ではない。団体向けの店だから、造り置きの物だから仕方がない。他の料理は問題なかった。ドライフルーツの10個セットが1000円でどうですかと販売してくるが、下のお土産屋ではもっともっと安く売っていた。
今日の観光は終わり。これからどうしますかと聞かれ、やはり王府井で買い物となる。全員降りて、荷物はホテルまで持っていってくれて、保管してくれる。ご婦人方のはじめての御買い物に付き合う。孫のTシャツを買う。まず伝票を書いてもらい、会計で支払い、店員に示して、受け取る。1流のデパートでも昔ながらのやり方をしている様だ。御菓子屋や食料品店を覗き、北京ダック(35元)を職人さんの御土産に4っつ買ったが、意外に重く手がしびれてしまった。重い荷物を持ちながらしばらく歩く。奥様たちは裏通りが面白いのではなかろうかと言い出す。デパートの裏に廻って見ると夜店みたいにごちゃごちゃとしている。先ほど買った同じ北京ダックが28元で売っていた。
荷物が重いのと2時間は経ったので帰ることにするが、1台目のタクシーはオリンピックホテルを知っていたが、2台目がなかなか見つからない。私が降りて2台目に乗り前の車に付いていく様に指示する。運転手は前の車に必死で、絶対割りこませないぞの態度だったにもかかわらず割りこまれた。ライトを点滅したり、クラクションをちょっと鳴らしてどいてもらっている。何せ周りを見ればどのタクシーも赤い色の同じ形だから、少し離れたらわからなくなる。無事にホテルに着くが、前のタクシー代が20元、後のが25元同じ距離を走ったのにこの差はなんだ。メーターに細工がしてあったのだろう。
ホテルに着くとイリハム君が待っており、荷物を渡してくれる。正喜らがまだ来ない様だ。部屋に日本から持ってきたコーヒーがあるからと、誘い少し話をする。百円ショップで3袋入ったドリップ式のものだが美味しいらしい。中国のコーヒーはネスカフェと言われているようにまずい物らしい。初めての海外旅行が今回の旅行で、こんなに楽しいのなら次回も御誘いお願いしますと言われ、楽しんでもらえたんだろうと思った。
6月11日(月)
5時に起き、弁当を受け取り5時半に出発。バスの中で御世話になったガイドのイリハム君と運転手さんに、拍手で感謝の意を表したかったのに、すぐに空港に着いてしまい、有難うの言葉だけに終わってしまった。Dのカウンターに行けと言われていたのに、実際にはCのカウンターであった。ところがコンピューターの調子が悪く、えらく時間がかかる。となりではどんどん進むが前のグループのところで止まったままだ。専門係りのあんちゃんが出てきていろいろやっているがなかなか直らない。ようやく手続きが出来る様になったが、係りのキツーイ美人顔をした主任は平気な顔で、上海で降りる人はいませんかと大声で募集し始める物だから、他のカウンターでやれと文句を言う。(実際はぶつぶつといっただけ)
飛行機の中に入ると、御客さんの顔が皆日焼けしている様に感じた。機体はトリプルセブン(777)でほぼ満員。今度には日本語アナウンスがある。北京ー上海は約1200キロ1時間40分の予定だと言う。上海空港に着き免税店をぶらつく。皆慣れたもので冷かしている。あまった小銭でアイスクリームを買っている。
雑技団 朝陽劇場〜北京市朝陽区・東三環路の京広中心(ホテル)からすぐ、北東側。19:15から
グルメ情報
福満楼、 華都飯店(朝陽区新源里南路8号)1F
京倫飯店(日航系ホテル) 2F東側(店の名前忘れた....)、朝陽区建国門外大街3号、週末早茶(土日9:30-15:00)がお勧め
全聚徳
あまりにも有名な北京ダックの老舗。天安門、前門、王府井など沢山の分店がある。
天安門店は、食事の後にふらふらと天安門の夜景を見に行くのに便利。
大抵、夜8時か9時ぐらいに閉まってしまうので、早めに行きましょう。
・団結湖北京ダック店
東三環路沿い、団結湖の北側。
上記全聚徳が油っこすぎる、という方々にはこちらがお勧め。欧米人を始め、外国人が多い。
北京情報http://page.freett.com/beijing/
中国語講座
「一斤多少銭? (いーちんとうしゃおちぇん?)」とききます。
出租汽車(タクシー)標準
「師傳/シーフ」と言うのは師匠・親方のことで、中国では誰でも車を運転するわけでないので特殊技能者ということになる。
昔の日本の運転手もそうだった。結構プライドが高い。こう呼んで敬意を表すると喜こびます。
見到客人問「ニイ好」・・・・・・お客を見たら「ニーハオ」と言う
主動開門「請」在先・・・・・自発的にドアを開け「どうぞ」と言う
起歩計価要示意・・・・・・・・スタートしたら計算開始を明示する
結帳開票報車価・・・・・・・料金は領収書を書いて値段を知らせる
收費完貨講「謝謝」・・・・料金受取が終わったら「有難う」を言う
客人下車道「再見」・・・・・お客が降りるとき「さようなら」と言う
見所
東華門の夜市
東直門内」は地下鉄環状線の東直門駅から西側へ約2km
東四北の大通り付近まで両側はほとんど飲食店街です。
夜は特に赤いちょうちんが沢山ぶら下がり
また不規則に巻きつけたチューブのイルミネーションできれいです。
ここは24時間開業していることから「鬼街」とも言われていました
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