ラリオハ地方旅行記(ブログ) 一覧に戻る
7月26日  LOGRONOへ    (27,9km)<br /><br /><br />昨夜は今までの中で一番良く眠れることができた。<br />そして、昨日のパフォーマンスですっかり顔を覚えられてしまったのだろうか、<br />たくさんの人に声をかけられ、また、歩いているあいだじゅうお金を使う機会が<br />ないほど、飲み物や食べ物をいろいろな人が分けてくれるというちょっと不思議な一日だった。<br /><br />朝アルベルゲで、パキにマドレーヌをすすめられ、いただく。<br />一つ目の村で、オーストリア人のマッカレーナに、パンを勧められる。<br />なぜマッカレーナのリュックがとても小さいのかを尋ねると、パンプロ−ナのバル<br />で、置き引きに遭ったという。そのためすべてを買い替えたらしい。<br />幸いパスポートなどの大切なものは無事だったので彼女はあまり気にかけていない様子だった。<br />ここ巡礼路はどこの国よりも安全である。<br />ただし大きな町には注意しなければならないし、巡礼者の金品を奪う目的でアルベ<br />ルゲに宿泊する輩もいるらしい。<br />2つ目の村の手前でアドリア−ノに会い、カフェ・コン・レーチェ(ミルク入りコ<br />ーヒー)をごちそうになる。<br />そしてこのバルのそばの教会の鍵を開けてくれるから、見に行かないかと言う。<br />教会はきらびやかなものではなかったが、古く伝統があるものなのだろう。<br />後で調べたら、8角形のドームが有名な教会だった。<br />その後どんどん歩いて行き、桃の木の下で休んでいると、また昨日の日本人のおじ<br />さんがやってきた。そして彼もそこに腰を下ろし、一緒に休む。<br />すでにここから今日目指すログローニョは見えていたので、もう一息という<br />安堵感があった。<br />おじさんから、大きなバナナをもらった。<br />

スペイン巡礼2(ログローニョからサン・ホワン・デ・オルテガまで)

3いいね!

2004/07/26 - 2004/07/30

23位(同エリア26件中)

10

27

night-train298

night-train298さん

7月26日  LOGRONOへ (27,9km)


昨夜は今までの中で一番良く眠れることができた。
そして、昨日のパフォーマンスですっかり顔を覚えられてしまったのだろうか、
たくさんの人に声をかけられ、また、歩いているあいだじゅうお金を使う機会が
ないほど、飲み物や食べ物をいろいろな人が分けてくれるというちょっと不思議な一日だった。

朝アルベルゲで、パキにマドレーヌをすすめられ、いただく。
一つ目の村で、オーストリア人のマッカレーナに、パンを勧められる。
なぜマッカレーナのリュックがとても小さいのかを尋ねると、パンプロ−ナのバル
で、置き引きに遭ったという。そのためすべてを買い替えたらしい。
幸いパスポートなどの大切なものは無事だったので彼女はあまり気にかけていない様子だった。
ここ巡礼路はどこの国よりも安全である。
ただし大きな町には注意しなければならないし、巡礼者の金品を奪う目的でアルベ
ルゲに宿泊する輩もいるらしい。
2つ目の村の手前でアドリア−ノに会い、カフェ・コン・レーチェ(ミルク入りコ
ーヒー)をごちそうになる。
そしてこのバルのそばの教会の鍵を開けてくれるから、見に行かないかと言う。
教会はきらびやかなものではなかったが、古く伝統があるものなのだろう。
後で調べたら、8角形のドームが有名な教会だった。
その後どんどん歩いて行き、桃の木の下で休んでいると、また昨日の日本人のおじ
さんがやってきた。そして彼もそこに腰を下ろし、一緒に休む。
すでにここから今日目指すログローニョは見えていたので、もう一息という
安堵感があった。
おじさんから、大きなバナナをもらった。

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  • 道ばたでくつろぐフランス人親子。

    道ばたでくつろぐフランス人親子。

  • ログローニョの手前にビアナという町があった。<br />その町の入り口でフランス人親子に会い、彼女らはこのビアナに寄ると遠回りに<br />なるから、新道を歩いた方がいいとアドバイスをしてくれた。<br />私は出来れば旧道を行きたかったし、ビアナを経由したかったので、一人で町の中<br />心がある丘に登っていく。<br />町に入ると、アンジェラに会った。スーパーで買い物をし、一緒に教会を見る。<br />そこには昨日抱きついてきた女性と、また別の女性もいた。<br />彼女たちは敬虔なクリスチャンだから、教会内部を丹念に見て回り、感心している。<br />確かに素晴らしい教会なのだが、イタリアにだって、素晴らしいものはたくさんあ<br />るのに・・・。それぞれの文化を尊重しあって、認めあっているように見えた。<br /><br />教会を出ると、町の中心のバルでランチとなった。<br />女性3人は、ビールを買っている。<br />私はかなりうらやましかったが、ログローニョの街は視界に入っているとは言え、<br />あと10km近い道を歩かねばならないのだ。<br />断念して、一緒に外のテーブルに飲み物だけ買って座る。<br />私はすでにお腹いっぱいだったので、食べ物を買わなかったが、アンジェラは<br />今スーパーで買ってきたパンにトマト、生ハムをはさんでボカディージョを<br />作っている。<br />そして食べきれないからと言って、分けてくれる。<br />食べ物を出されると、お腹いっぱいでも断れない私はそれをいただく。<br />アンジェラはいつもこうして、たっぷりのランチタイムを取り、ビールも飲んでいるんだな。<br />なんて優雅なこと。<br />昨日抱きついてきた人の名は、イリデといい、イタリアのベルガモ出身だった。<br />なぜあれほどまでに、親愛なるまなざしで見られていたかと言えば、彼女は<br />私の事を、ピレネー越えの時に見ていたそうだ。<br />こちらは、やはり目立つようだが、話でもしない限り、こちらからは<br />なかなか把握しきれない面があり、失礼のないようにするのが、<br />けっこう大変だった。<br />一見きつそうに見えるのだが、私にはいつもやさしくしてくれたし、その後ずっと<br />一緒のペースだった。もう一人の女性はスペイン人で、彼女はその日あたりを<br />最後に会えなくなった。<br /><br />この3人は、ビールをまた注文して、とても動きそうにない。一時間以上つきあって、<br />私は先に行くことにした。<br />

    ログローニョの手前にビアナという町があった。
    その町の入り口でフランス人親子に会い、彼女らはこのビアナに寄ると遠回りに
    なるから、新道を歩いた方がいいとアドバイスをしてくれた。
    私は出来れば旧道を行きたかったし、ビアナを経由したかったので、一人で町の中
    心がある丘に登っていく。
    町に入ると、アンジェラに会った。スーパーで買い物をし、一緒に教会を見る。
    そこには昨日抱きついてきた女性と、また別の女性もいた。
    彼女たちは敬虔なクリスチャンだから、教会内部を丹念に見て回り、感心している。
    確かに素晴らしい教会なのだが、イタリアにだって、素晴らしいものはたくさんあ
    るのに・・・。それぞれの文化を尊重しあって、認めあっているように見えた。

    教会を出ると、町の中心のバルでランチとなった。
    女性3人は、ビールを買っている。
    私はかなりうらやましかったが、ログローニョの街は視界に入っているとは言え、
    あと10km近い道を歩かねばならないのだ。
    断念して、一緒に外のテーブルに飲み物だけ買って座る。
    私はすでにお腹いっぱいだったので、食べ物を買わなかったが、アンジェラは
    今スーパーで買ってきたパンにトマト、生ハムをはさんでボカディージョを
    作っている。
    そして食べきれないからと言って、分けてくれる。
    食べ物を出されると、お腹いっぱいでも断れない私はそれをいただく。
    アンジェラはいつもこうして、たっぷりのランチタイムを取り、ビールも飲んでいるんだな。
    なんて優雅なこと。
    昨日抱きついてきた人の名は、イリデといい、イタリアのベルガモ出身だった。
    なぜあれほどまでに、親愛なるまなざしで見られていたかと言えば、彼女は
    私の事を、ピレネー越えの時に見ていたそうだ。
    こちらは、やはり目立つようだが、話でもしない限り、こちらからは
    なかなか把握しきれない面があり、失礼のないようにするのが、
    けっこう大変だった。
    一見きつそうに見えるのだが、私にはいつもやさしくしてくれたし、その後ずっと
    一緒のペースだった。もう一人の女性はスペイン人で、彼女はその日あたりを
    最後に会えなくなった。

    この3人は、ビールをまた注文して、とても動きそうにない。一時間以上つきあって、
    私は先に行くことにした。

  • 左から、イリデ、アンジェラ、右がスペイン人の女性。

    左から、イリデ、アンジェラ、右がスペイン人の女性。

  • ←ログローニョのバル街で。<br /><br />ログローニョまでの道は退屈だった。あまりきれいとは言えない松林の間を歩く。<br />街に入っても、中心までは遠い。<br />街の中も、工業都市のようで、あまり感じの良いものではなかった。<br />アルベルゲに辿り着き、シャワーを浴びてグリちゃんと外に出る。<br />ここでは、バル街があると本で読んでいたので、それを探してみる。<br />通りがかった人に、たくさんバルがあるのはどこですか?と尋ねると、教えてくれたそこが、<br />まさしくそこがバル街であった。<br />不思議に思うのは、私のカタコトのスペイン語が、必要なことはほとんど通じると<br />いうこと。スペイン人の勘の良さには敬服してしまう。<br />時には日本語で呟いても、その意味を汲んでくれる。居心地の良さはこんな点にもあるのだろう。<br />スペイン語は、発音が楽だから、とっつきやすいのだが、文法の複雑さから言ったら、<br />正確なスペイン語を話そうとしたら、かなり難しい。<br />しかし彼等は、主語と動詞が合わなくても許してくれるし、単語を並べただけでも<br />意味を理解してくれる。<br />固い事は言わないのがうれしい。<br /><br />さて、バル街はまだ準備中の店が多かったが、今日は5軒は回りたい。<br />ハシゴをしまくるのだ。<br />まずはビールとイカとコロッケ。<br />良さそうな店を物色していると、マッシュルームが山のように積んである店がある。<br />これは楽しみだが、まだ開店していない。後で行くことにし、他の店でワインと<br />タパス、ピンチョをつまむ。<br />地元の人たちは、気軽に小さなグラスに一杯、会社帰りにひっかけていく。<br />ここは有名なワインの産地、リオハワインの中心地なのである。<br />ビーノ・ティント(赤ワイン)を頼むと、透明感のある、くせのない、きれいな赤<br />いワインが出てくる。リオハを歩く期間は短いが、このリオハに居るあいだは、<br />ワインを堪能した。<br />これからいよいよ最初に見た、マッシュルームのバルに入った時、巡礼仲間のほと<br />んどがここへ来ていて、やはりハシゴを始めたばかりだった。<br />にぎやかなマラガ出身のマリアが、お金を集めて一緒に回ろうと誘ってくれた。<br />そして、おいしそうなマッシュルームのピンチョを横目に、次のバルにくり出してしまった。<br />私たちは、このマッシュルームの夢を、その後何度見たことだろう。<br />そこからまた、賑やかな宴が始まって、パキとマリアがセビリアの踊り(フラメンコのような)<br />を披露してくれる。<br />もう、このあたりに来るとみんな古い友達のようであった。<br />そして今夜は、明日帰るという、スペイン人のトマスとの別れでもあった。

    ←ログローニョのバル街で。

    ログローニョまでの道は退屈だった。あまりきれいとは言えない松林の間を歩く。
    街に入っても、中心までは遠い。
    街の中も、工業都市のようで、あまり感じの良いものではなかった。
    アルベルゲに辿り着き、シャワーを浴びてグリちゃんと外に出る。
    ここでは、バル街があると本で読んでいたので、それを探してみる。
    通りがかった人に、たくさんバルがあるのはどこですか?と尋ねると、教えてくれたそこが、
    まさしくそこがバル街であった。
    不思議に思うのは、私のカタコトのスペイン語が、必要なことはほとんど通じると
    いうこと。スペイン人の勘の良さには敬服してしまう。
    時には日本語で呟いても、その意味を汲んでくれる。居心地の良さはこんな点にもあるのだろう。
    スペイン語は、発音が楽だから、とっつきやすいのだが、文法の複雑さから言ったら、
    正確なスペイン語を話そうとしたら、かなり難しい。
    しかし彼等は、主語と動詞が合わなくても許してくれるし、単語を並べただけでも
    意味を理解してくれる。
    固い事は言わないのがうれしい。

    さて、バル街はまだ準備中の店が多かったが、今日は5軒は回りたい。
    ハシゴをしまくるのだ。
    まずはビールとイカとコロッケ。
    良さそうな店を物色していると、マッシュルームが山のように積んである店がある。
    これは楽しみだが、まだ開店していない。後で行くことにし、他の店でワインと
    タパス、ピンチョをつまむ。
    地元の人たちは、気軽に小さなグラスに一杯、会社帰りにひっかけていく。
    ここは有名なワインの産地、リオハワインの中心地なのである。
    ビーノ・ティント(赤ワイン)を頼むと、透明感のある、くせのない、きれいな赤
    いワインが出てくる。リオハを歩く期間は短いが、このリオハに居るあいだは、
    ワインを堪能した。
    これからいよいよ最初に見た、マッシュルームのバルに入った時、巡礼仲間のほと
    んどがここへ来ていて、やはりハシゴを始めたばかりだった。
    にぎやかなマラガ出身のマリアが、お金を集めて一緒に回ろうと誘ってくれた。
    そして、おいしそうなマッシュルームのピンチョを横目に、次のバルにくり出してしまった。
    私たちは、このマッシュルームの夢を、その後何度見たことだろう。
    そこからまた、賑やかな宴が始まって、パキとマリアがセビリアの踊り(フラメンコのような)
    を披露してくれる。
    もう、このあたりに来るとみんな古い友達のようであった。
    そして今夜は、明日帰るという、スペイン人のトマスとの別れでもあった。

  • ←ナヘラの町。<br /><br />7月27日   NAJERAまで     (29,1km)<br /><br />ログローニョを出るまでは退屈な道のりだった。<br />大きな都市のまわりは殺伐としている。旧市街でもなく<br />田舎でもない。<br />そして大きな池へ出る。池の真ん中を通り、麦畑、ぶど<br />う畑が続く田舎道。<br />ナヘラの町は細長く、目指すアルベルゲは町の最後にあ<br />った。<br />近くには川が流れ、そこでくつろぐ人々。近くまで岩山<br />が迫った迫力のある風景。<br />この地に人が住みはじめたのは、B.C.2000年の頃だと<br />いう。<br />アルベルゲは緑の芝生に面し、室内は明るくまだ新しい<br />ようであった。<br />入るとすぐ、ブルーのバンダナと、特産のオリーブオイ<br />ルの小瓶をもらった。<br />部屋は区切りのない大部屋だ。広い空間にベッドが並ぶ。<br />そのはしっこに場所をあてがわれ、グリちゃんとこのオ<br />リーブオイルの使い道について考える。<br />彼女は今日はキッチンで料理をしようと言う。<br />そこでこれを使うと言う。<br />私の一本はどうなるのか・・・、もらったのは嬉しいけど、<br />リュックに入れて持ち<br />歩くわけにもいかない。<br />そこに、マッカレーナが隣のベッドにいるのをみつけた。<br />彼女はあと3日ほどでオーストリアに帰るし、荷物も軽い<br />ので持っていってくれるかもしれない。<br />その瓶を彼女に差し出すと、こんなものを貰っていいの?<br />と遠慮している。<br />荷物が重くて迷惑じゃなかったら、貰ってねと言うと、<br />荷物は軽いからだいじょうぶ、<br />ありがとう!!と、涙を流さんばかりに私に抱きついて<br />ブチュッと熱いキスをされた。<br />こんなに喜んでもらえるとは・・・。<br />しかもこちらこそ貰ってくれて、ありがとうっていう気<br />持ちなんだけど、純粋なマッカレーナは、こんな事でも<br />感激してくれ、私は何もあなたに返す物がないわと言う。<br />さすがに後ろめたい気がした。<br /><br />私たちが簡単な食事を作っていると、女性のホスピタレ<br />ーロが来て、ワインをご馳走してくれた。<br />食後外のベンチで一人でストレッチをしていると、その<br />日初めて会ったスペイン人のおばさんが通りがかりに、<br />私にもストレッチを教えてと言ってきた。<br />いいですよと言って、ベンチの場所をあけると、おばさ<br />んも一緒になって<br />私の真似をしはじめた。<br />どうも東洋医学の神秘に触れたいようであったが、私が<br />やっていることは、どちらかというと、西洋的なことだ<br />ったが。それでもヨガも取り入れて教えてあげた。<br />おばさんは、マヨルカ島で学校の先生をしているという。<br />マヨルカ島は以前は常春の楽園だったが、今は気候もず<br />いぶん変わったと言う。<br />この異常気象は全世界の問題のようだ。<br />私も以前マヨルカ島に行ったことがあったので、話がは<br />ずむ。<br />おばさんの名前はメルセデスと言う。車のメーカーと同<br />じなので覚えやすい。<br />随分長くおばさんと話していたら、すでに10時10分前<br />という時間になっていた。<br />

    ←ナヘラの町。

    7月27日   NAJERAまで (29,1km)

    ログローニョを出るまでは退屈な道のりだった。
    大きな都市のまわりは殺伐としている。旧市街でもなく
    田舎でもない。
    そして大きな池へ出る。池の真ん中を通り、麦畑、ぶど
    う畑が続く田舎道。
    ナヘラの町は細長く、目指すアルベルゲは町の最後にあ
    った。
    近くには川が流れ、そこでくつろぐ人々。近くまで岩山
    が迫った迫力のある風景。
    この地に人が住みはじめたのは、B.C.2000年の頃だと
    いう。
    アルベルゲは緑の芝生に面し、室内は明るくまだ新しい
    ようであった。
    入るとすぐ、ブルーのバンダナと、特産のオリーブオイ
    ルの小瓶をもらった。
    部屋は区切りのない大部屋だ。広い空間にベッドが並ぶ。
    そのはしっこに場所をあてがわれ、グリちゃんとこのオ
    リーブオイルの使い道について考える。
    彼女は今日はキッチンで料理をしようと言う。
    そこでこれを使うと言う。
    私の一本はどうなるのか・・・、もらったのは嬉しいけど、
    リュックに入れて持ち
    歩くわけにもいかない。
    そこに、マッカレーナが隣のベッドにいるのをみつけた。
    彼女はあと3日ほどでオーストリアに帰るし、荷物も軽い
    ので持っていってくれるかもしれない。
    その瓶を彼女に差し出すと、こんなものを貰っていいの?
    と遠慮している。
    荷物が重くて迷惑じゃなかったら、貰ってねと言うと、
    荷物は軽いからだいじょうぶ、
    ありがとう!!と、涙を流さんばかりに私に抱きついて
    ブチュッと熱いキスをされた。
    こんなに喜んでもらえるとは・・・。
    しかもこちらこそ貰ってくれて、ありがとうっていう気
    持ちなんだけど、純粋なマッカレーナは、こんな事でも
    感激してくれ、私は何もあなたに返す物がないわと言う。
    さすがに後ろめたい気がした。

    私たちが簡単な食事を作っていると、女性のホスピタレ
    ーロが来て、ワインをご馳走してくれた。
    食後外のベンチで一人でストレッチをしていると、その
    日初めて会ったスペイン人のおばさんが通りがかりに、
    私にもストレッチを教えてと言ってきた。
    いいですよと言って、ベンチの場所をあけると、おばさ
    んも一緒になって
    私の真似をしはじめた。
    どうも東洋医学の神秘に触れたいようであったが、私が
    やっていることは、どちらかというと、西洋的なことだ
    ったが。それでもヨガも取り入れて教えてあげた。
    おばさんは、マヨルカ島で学校の先生をしているという。
    マヨルカ島は以前は常春の楽園だったが、今は気候もず
    いぶん変わったと言う。
    この異常気象は全世界の問題のようだ。
    私も以前マヨルカ島に行ったことがあったので、話がは
    ずむ。
    おばさんの名前はメルセデスと言う。車のメーカーと同
    じなので覚えやすい。
    随分長くおばさんと話していたら、すでに10時10分前
    という時間になっていた。

  • ←ナヘラのアルベルゲは、広大な大部屋。<br /><br />そろそろ寝るしたくをしなくてはいけないので、メルセ<br />デスさんと別れ、<br />部屋に戻る前に、3人程のアルベルゲのボランティアの<br />おじいさんやおばさんを見つけ、<br />「肉刺を治療してくれる人はいませんか?」<br />と聞くと、3人は急に生き生きし、そのうちのひとリの<br />おじさんが<br />救急箱を取りに行く。おばさんは、彼は肉刺治療のエキ<br />スパートだと言う。<br />そしていきなり私の肉刺治療が始まった。<br />先日パキに連れていってもらった病院で、そのままにし<br />てあった、親指と爪のあいだに出来た肉刺が痛んで歩き<br />にくいのだ。<br />なんとかならないだろうか。<br />エキスパートのおじさんは、ホセといい、この世界では<br />有名らしい。(?)<br />ホセが治療すればもうだいじょうぶ!という周囲の視線<br />に見守られながら、ホセは注射器を出し、まず肉刺の水<br />を抜く。そして肉刺の中に消毒液を入れこみそれをまた<br />出す。私は注射針が大の苦手。とても見ていられない。<br />すると、もうひとりのおじいさんが、手を握ってくれ、<br />私の顔を見なさいと言う。<br />私はそうするしかなく、おじいさんの顔を見ると、治療<br />してくれるあいだじゅう<br />ずっとやさしく微笑んでいてくれた。<br />私の治療が終わると、次々に希望者が現れ、にわかに屋<br />外診療所となった。<br />ホセの治療は完璧で、歩く度に痛んだ親指の痛みはすっか<br />り消えた。<br />その後も肉刺は出来たが、この爪に出来た肉刺に比べたら、<br />我慢できる範囲のものだったので、ホセの名人ぶりに感謝した。<br />また、町の病院より、肉刺治療に関しては、本人もこの道<br />を歩いたことがあるこうしたボランティアの人の方が慣れ<br />ているし、肉刺を持つ人の気持ちがわかるので、断然お勧<br />めだ。私はこの時から肉刺の治療は専門家に進んでやって<br />もらうことにした。<br />

    ←ナヘラのアルベルゲは、広大な大部屋。

    そろそろ寝るしたくをしなくてはいけないので、メルセ
    デスさんと別れ、
    部屋に戻る前に、3人程のアルベルゲのボランティアの
    おじいさんやおばさんを見つけ、
    「肉刺を治療してくれる人はいませんか?」
    と聞くと、3人は急に生き生きし、そのうちのひとリの
    おじさんが
    救急箱を取りに行く。おばさんは、彼は肉刺治療のエキ
    スパートだと言う。
    そしていきなり私の肉刺治療が始まった。
    先日パキに連れていってもらった病院で、そのままにし
    てあった、親指と爪のあいだに出来た肉刺が痛んで歩き
    にくいのだ。
    なんとかならないだろうか。
    エキスパートのおじさんは、ホセといい、この世界では
    有名らしい。(?)
    ホセが治療すればもうだいじょうぶ!という周囲の視線
    に見守られながら、ホセは注射器を出し、まず肉刺の水
    を抜く。そして肉刺の中に消毒液を入れこみそれをまた
    出す。私は注射針が大の苦手。とても見ていられない。
    すると、もうひとりのおじいさんが、手を握ってくれ、
    私の顔を見なさいと言う。
    私はそうするしかなく、おじいさんの顔を見ると、治療
    してくれるあいだじゅう
    ずっとやさしく微笑んでいてくれた。
    私の治療が終わると、次々に希望者が現れ、にわかに屋
    外診療所となった。
    ホセの治療は完璧で、歩く度に痛んだ親指の痛みはすっか
    り消えた。
    その後も肉刺は出来たが、この爪に出来た肉刺に比べたら、
    我慢できる範囲のものだったので、ホセの名人ぶりに感謝した。
    また、町の病院より、肉刺治療に関しては、本人もこの道
    を歩いたことがあるこうしたボランティアの人の方が慣れ
    ているし、肉刺を持つ人の気持ちがわかるので、断然お勧
    めだ。私はこの時から肉刺の治療は専門家に進んでやって
    もらうことにした。

  • 肉刺治療の名人、ホセ。

    肉刺治療の名人、ホセ。

  • 7月28日  SANTO DOMINGO DE LA CALZADAへ   (21km)<br /><br />アルベルゲで簡単な朝食のサービスがあったが、胃の調子<br />が悪いので暖かいミルクに少しだけココアの粉を落とした。<br />しばらくは単調な道が続く。<br />もうすっかり秋の風景だ。<br />途中ゴルフ場を抜けてバルでゆっくり食事をした。<br />アンジェラはバルに入ってこず、外の公園で持っていたも<br />のを食べていた。これがアンジェラを見た最後になってし<br />まった。<br />彼女とは、この日の夜まで一緒だと思っていたのに。<br /><br />そして道は下り、アルベルゲへ。<br />ここサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダは、ドミンゴ<br />という修道士が巡礼者のために、橋や病院、歩き易いよ<br />うに石畳の歩道(カルサダ)を作った町であり、彼を祭っ<br />た教会や墓地がある。また、巡礼者が盗みの汚名をきせ<br />られた伝説にまつわる鶏の有名で、教会の階上、目立つ<br />場所にガラス張りの小屋に真っ白い鶏が飼われていて、<br />ミサのあいだの良いタイミングで鳴き声を披露してくれる。<br /><br />アルベルゲは古く、階段も部屋も片むいているようだった。<br />そこにはカルメンやオーストリアのアンドレアスもいた。<br />アンドレアスは、敬虔なカトリック信者で・・・、といより<br />実は神父様なのあった。<br />彼が教会にいる時の振る舞いは、やはり違う。<br />おそらく教会に入った場合、彼は相当の時間を、お祈りに<br />費やすと思われる。<br />ただし・・・・・<br />この日はちょっと困った事件があった。<br />アルベルゲの部屋は、狭い(8畳程度の)部屋にベッドが<br />6個、ほとんど隙間なく詰まっていた。<br />ただでさえ、少々息苦しいというのに、アンドレアスは、<br />暑かったのか、下着一枚でうろうろしているのだ。<br />私たちは彼を『ブリーフ野郎』と呼び、一気に株を落とした<br />のであった・・・・・。<br />また、別の部屋にイタリア人の強烈な中年カップルもいた。<br />この二人は、中年のカップルで、奥さんは男の人のような声で<br />おしゃべり。顔はかなり迫力があり、いつも機嫌が悪そうだ。<br />だんなの方は、大人しく従順であるが、それでも顔に迫力が<br />ある。<br /><br />パキとアンヘルが中庭のベンチで何やら会議をしている。<br />聞いてみると、今後のスケジュールを考えているのだという。<br />だいたいのサンティアゴに着きたい日にちが同じだったので、<br />決まったら教えてねと言っておいた。<br />パキとアンヘルは12歳年が離れた姉弟である。二人はとて<br />も仲が良く常に一緒。<br />まるで二人の世界があるように。<br /><br />夜のミサに出ると、アドレアーノ(メキシコ人女性)が、<br />スピーチをしているではないか。若いのに、とても堂々とし<br />ていた。彼女は元気な女の子で、いつも私を見ると、飛んで<br />きてくれる。いったい何故そんなにことになったのかは<br />分からないが、そんな彼女のノリに合わせてすっかり仲良く<br />なった。<br />彼女はメキシコから来た学生で、すっかりアドリア−ノと<br />気が合い、二人はこの旅で一番のアツアツカップルとなった。<br />今(9月)も、二人から、メールをたくさんもらうが、内容の<br />半分は、アドリア−ノはアドレアーナのこと、アドリア−ナは<br />アドリア−ノのことで頭がいっぱいらしい。<br />仲をとりもつのが得意な私は、増々二人を盛り上げている<br />最中である。

    7月28日  SANTO DOMINGO DE LA CALZADAへ (21km)

    アルベルゲで簡単な朝食のサービスがあったが、胃の調子
    が悪いので暖かいミルクに少しだけココアの粉を落とした。
    しばらくは単調な道が続く。
    もうすっかり秋の風景だ。
    途中ゴルフ場を抜けてバルでゆっくり食事をした。
    アンジェラはバルに入ってこず、外の公園で持っていたも
    のを食べていた。これがアンジェラを見た最後になってし
    まった。
    彼女とは、この日の夜まで一緒だと思っていたのに。

    そして道は下り、アルベルゲへ。
    ここサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダは、ドミンゴ
    という修道士が巡礼者のために、橋や病院、歩き易いよ
    うに石畳の歩道(カルサダ)を作った町であり、彼を祭っ
    た教会や墓地がある。また、巡礼者が盗みの汚名をきせ
    られた伝説にまつわる鶏の有名で、教会の階上、目立つ
    場所にガラス張りの小屋に真っ白い鶏が飼われていて、
    ミサのあいだの良いタイミングで鳴き声を披露してくれる。

    アルベルゲは古く、階段も部屋も片むいているようだった。
    そこにはカルメンやオーストリアのアンドレアスもいた。
    アンドレアスは、敬虔なカトリック信者で・・・、といより
    実は神父様なのあった。
    彼が教会にいる時の振る舞いは、やはり違う。
    おそらく教会に入った場合、彼は相当の時間を、お祈りに
    費やすと思われる。
    ただし・・・・・
    この日はちょっと困った事件があった。
    アルベルゲの部屋は、狭い(8畳程度の)部屋にベッドが
    6個、ほとんど隙間なく詰まっていた。
    ただでさえ、少々息苦しいというのに、アンドレアスは、
    暑かったのか、下着一枚でうろうろしているのだ。
    私たちは彼を『ブリーフ野郎』と呼び、一気に株を落とした
    のであった・・・・・。
    また、別の部屋にイタリア人の強烈な中年カップルもいた。
    この二人は、中年のカップルで、奥さんは男の人のような声で
    おしゃべり。顔はかなり迫力があり、いつも機嫌が悪そうだ。
    だんなの方は、大人しく従順であるが、それでも顔に迫力が
    ある。

    パキとアンヘルが中庭のベンチで何やら会議をしている。
    聞いてみると、今後のスケジュールを考えているのだという。
    だいたいのサンティアゴに着きたい日にちが同じだったので、
    決まったら教えてねと言っておいた。
    パキとアンヘルは12歳年が離れた姉弟である。二人はとて
    も仲が良く常に一緒。
    まるで二人の世界があるように。

    夜のミサに出ると、アドレアーノ(メキシコ人女性)が、
    スピーチをしているではないか。若いのに、とても堂々とし
    ていた。彼女は元気な女の子で、いつも私を見ると、飛んで
    きてくれる。いったい何故そんなにことになったのかは
    分からないが、そんな彼女のノリに合わせてすっかり仲良く
    なった。
    彼女はメキシコから来た学生で、すっかりアドリア−ノと
    気が合い、二人はこの旅で一番のアツアツカップルとなった。
    今(9月)も、二人から、メールをたくさんもらうが、内容の
    半分は、アドリア−ノはアドレアーナのこと、アドリア−ナは
    アドリア−ノのことで頭がいっぱいらしい。
    仲をとりもつのが得意な私は、増々二人を盛り上げている
    最中である。

  • サント・ドミンゴ・デ・カルサダのアルベルゲ。とても古い。

    サント・ドミンゴ・デ・カルサダのアルベルゲ。とても古い。

  • 7月29日   BELORADOへ    (22,4km)<br /><br /><br />  朝6時20分発。 <br /> 今日は小さな町や村をたくさん通るので、気が楽である。 いつでもどこでも休むことができるからだ。<br />また、曇りだったせいもあって、歩き易かった。<br />何軒かのバルに寄り、今日の最終目的地の一つ手前の町で、グリちゃんと お昼を食べることにする。<br />入り口にフォークのマークが付いていたので、田舎にしてはおいしい店かも しれない。<br />そこで二人で一つのサラダと、生ハム、ビールをオーダーする。<br />隣にはイタリア人の巡礼仲間がボカディージョを食べている。<br />彼女も強烈な印象の人だった。一人で歩いていると、長い杖をつき布切れをまとったような衣装を来て、風でスカートがなびいているシルエットは、まるで中世の巡礼者のようであった。<br />ハムは、ハモン・イベリコだそうで、熟成されててとってもおいしい!<br />ちなみに、イベリコは、どんぐりを食べて育ったということだ。<br />店のおじさんは、他の生ハムも味見をさせてくれた。<br />隣を見ると、イタリア人の女性は去り、言葉の感じから、ポルトガル人の おじさんが座った。<br />まず私たちと同じようにサラダを食べている。 サラダとは言え、日本人なら二人で一つで充分な量だ。<br />スペインは他のヨーロッパ諸国と違って、コースじゃなくても、つまみ的な 量を食べられるからいいねと話していると、そのおじさんのテーブルの上に <br />ドカンっとまだジュージュー唸っている特大のステーキが運ばれてきた。<br />ほんとにこちらの人の食欲にはびっくりする。<br />やっぱり日本人は食が細いようである。<br />グリちゃんと一緒の時は 二人で分けあったりして、小食だったが、こちらの人と一緒だと、 食事の回数も、量もすごい!<br />私も当初の予定では、ゲキヤセする予定であったが、スペイン人 の胃袋に合わせて食べてしまい、予定は大いに狂ってしまった。 <br />

    7月29日   BELORADOへ (22,4km)


    朝6時20分発。
    今日は小さな町や村をたくさん通るので、気が楽である。 いつでもどこでも休むことができるからだ。
    また、曇りだったせいもあって、歩き易かった。
    何軒かのバルに寄り、今日の最終目的地の一つ手前の町で、グリちゃんと お昼を食べることにする。
    入り口にフォークのマークが付いていたので、田舎にしてはおいしい店かも しれない。
    そこで二人で一つのサラダと、生ハム、ビールをオーダーする。
    隣にはイタリア人の巡礼仲間がボカディージョを食べている。
    彼女も強烈な印象の人だった。一人で歩いていると、長い杖をつき布切れをまとったような衣装を来て、風でスカートがなびいているシルエットは、まるで中世の巡礼者のようであった。
    ハムは、ハモン・イベリコだそうで、熟成されててとってもおいしい!
    ちなみに、イベリコは、どんぐりを食べて育ったということだ。
    店のおじさんは、他の生ハムも味見をさせてくれた。
    隣を見ると、イタリア人の女性は去り、言葉の感じから、ポルトガル人の おじさんが座った。
    まず私たちと同じようにサラダを食べている。 サラダとは言え、日本人なら二人で一つで充分な量だ。
    スペインは他のヨーロッパ諸国と違って、コースじゃなくても、つまみ的な 量を食べられるからいいねと話していると、そのおじさんのテーブルの上に
    ドカンっとまだジュージュー唸っている特大のステーキが運ばれてきた。
    ほんとにこちらの人の食欲にはびっくりする。
    やっぱり日本人は食が細いようである。
    グリちゃんと一緒の時は 二人で分けあったりして、小食だったが、こちらの人と一緒だと、 食事の回数も、量もすごい!
    私も当初の予定では、ゲキヤセする予定であったが、スペイン人 の胃袋に合わせて食べてしまい、予定は大いに狂ってしまった。

  • 地元のパン屋さん。

    地元のパン屋さん。

  • ←この頃の典型的な朝食。<br /><br />7月30日    SAN JUAN DE ORTEGAヘ  (24km)<br /><br />アルベルゲで、簡単な朝食が出され、6km程歩いて再びバルで朝食。<br />ここで、日本人で一人で歩いているあけみさんと会う。<br />彼女の事は、一昨日のメルセデスさんから聞いていた。<br />私たちより少し先を歩いているらしく、彼女は食事を済ませて<br />出発するところだったので、その時は写真を写しただけで別れたが、<br />その後一緒に歩くことも多く、旅の良き友となった。<br /><br />今日は、マッカレーナとアンドレアス(オーストリア)が帰国する日だった。<br />マッカレーナは30代の女性だが、少年のような人。<br />かなりの田舎に住んでいるらしく、今時珍しい純粋無垢な人である。<br />彼女はその素朴な人柄で多くの人を惹き付けていた。その証拠にこの<br />最後の日は、彼女にとっても、私たちにとっても、少々忘れがたい一日<br />であった。<br />彼女とはこの日何度も会ったが、今日が最後の日なので、たくさんの人<br />とおしゃべりをしている。<br />追い越したり、追い抜かれたりするフランス人夫婦がいる。<br />彼等は60代だろうか。すべてお揃いのコスチューム。とても仲良し。<br />その日、マッカレーナは、この二人のおじさんの方がドイツ語を話<br />せる事を知った。<br />それまでは、すれ違っても、<br />「ボンジュールしか言えなかったのよ。」<br />と、彼らとコミュニケーション出来る事を知って、とてもうれしそうだった。<br />他にも、顔や振る舞いが激しいので密かに怖れていた、イタリア人の迫力のある<br />ジョバンニとも、別れを惜しんでいる。<br />あちこちでお別れをしながら歩いていたので、最後は一緒に歩くのをあきらめた。<br />今日は、丘の上に登ったと思ったら、永遠に続くほど台地の上を永遠に<br />続くほど歩く。<br />

    ←この頃の典型的な朝食。

    7月30日   SAN JUAN DE ORTEGAヘ  (24km)

    アルベルゲで、簡単な朝食が出され、6km程歩いて再びバルで朝食。
    ここで、日本人で一人で歩いているあけみさんと会う。
    彼女の事は、一昨日のメルセデスさんから聞いていた。
    私たちより少し先を歩いているらしく、彼女は食事を済ませて
    出発するところだったので、その時は写真を写しただけで別れたが、
    その後一緒に歩くことも多く、旅の良き友となった。

    今日は、マッカレーナとアンドレアス(オーストリア)が帰国する日だった。
    マッカレーナは30代の女性だが、少年のような人。
    かなりの田舎に住んでいるらしく、今時珍しい純粋無垢な人である。
    彼女はその素朴な人柄で多くの人を惹き付けていた。その証拠にこの
    最後の日は、彼女にとっても、私たちにとっても、少々忘れがたい一日
    であった。
    彼女とはこの日何度も会ったが、今日が最後の日なので、たくさんの人
    とおしゃべりをしている。
    追い越したり、追い抜かれたりするフランス人夫婦がいる。
    彼等は60代だろうか。すべてお揃いのコスチューム。とても仲良し。
    その日、マッカレーナは、この二人のおじさんの方がドイツ語を話
    せる事を知った。
    それまでは、すれ違っても、
    「ボンジュールしか言えなかったのよ。」
    と、彼らとコミュニケーション出来る事を知って、とてもうれしそうだった。
    他にも、顔や振る舞いが激しいので密かに怖れていた、イタリア人の迫力のある
    ジョバンニとも、別れを惜しんでいる。
    あちこちでお別れをしながら歩いていたので、最後は一緒に歩くのをあきらめた。
    今日は、丘の上に登ったと思ったら、永遠に続くほど台地の上を永遠に
    続くほど歩く。

  • フランスから二か月歩いてきたご夫婦、歩きが遅いかと思うと、そうでもなく、常に同じようなペースで歩いていた。

    フランスから二か月歩いてきたご夫婦、歩きが遅いかと思うと、そうでもなく、常に同じようなペースで歩いていた。

  • イタリア人のマウロは、みかけはコワイが、無口で優しい。

    イタリア人のマウロは、みかけはコワイが、無口で優しい。

  • メキシコ人のアドレアーナ、イタリア人のアルベルト。

    メキシコ人のアドレアーナ、イタリア人のアルベルト。

  • サン・ホワン・デ・オルテガのアルベルゲと教会。

    サン・ホワン・デ・オルテガのアルベルゲと教会。

  • ←アルベルゲ室内。ここも古い。<br /><br /><br />気が付いたら、彼女と2時間近く話し込んでいた。<br />そこへマリオJr.が来て、今『ソッパ・デ・アホ』(ニンニクのスープ)<br />が配られているというアナウンスがあり、二人で飛んでいく。<br />行ってみると、もうすでに食器を洗っている段階だった。<br />私とカルメンは肩を落としながら、教会に見学に行った。<br />ゆっくり内部を見学し、外に出ると、スープを飲みたいか?<br />と聞かれ、SI!(イエス!)と喜んで答えると、キッチンに連れていかれ、<br />たっぷりすりきりに盛られたスープを差し出してくれた。<br />スープの作り方を聞くと、中身はオリーブオイル、にんにく、チリと水、<br />そしてパンが入ったシンプルなものだが、体が暖まり、元気になる。<br />そしてとってもおいしい!<br />今まで飲んだものとはひと味違う、素朴で、やさしい味だった。<br />私が美味しそうに飲むものだから、おかわりまでくれた。<br />ここがミサの後、ニンニクのスープを出してくれるアルベルゲだったのだ。<br /><br />外に出ると、みんな先日もらったバンダナにサインを書きあっている。<br />明日帰るマリオファミリーの4人、アドリア−ノ達3人、そしてメキシコ人<br />のアドレアーナ。<br />他のメンバーも今日は全員ここに集まっている。<br />サインを貰っているのは、明日帰る人ばかりでなく、まだ残る人たちが<br />帰る人たちに頼んで書いてもらっている。<br />カルメンが、私たちもバンダナを取ってこよう!と提案し、二人で部屋に<br />取りに行き、明日帰る人、まだいる人、そこにいたほぼ全員からメッセージ<br />やサインを貰うことができた。<br />アドリア−ノは一人でベンチに座っていたので、メッセージをもらいながら、<br />今までのお礼を言い、過去のスペイン旅行の思い出の話をした。<br />アドリア−ノもそうだが、みんな帰るのが辛そうだった。<br />だんだん陽も暮れてきて、広場は宴の場と変わり、踊って歌っておおいに<br />盛り上がって、門限の10時を過ぎても宴は続く。<br />ブルゴスから帰る人たちにとっては、特に複雑な気持ちだったと思う。

    ←アルベルゲ室内。ここも古い。


    気が付いたら、彼女と2時間近く話し込んでいた。
    そこへマリオJr.が来て、今『ソッパ・デ・アホ』(ニンニクのスープ)
    が配られているというアナウンスがあり、二人で飛んでいく。
    行ってみると、もうすでに食器を洗っている段階だった。
    私とカルメンは肩を落としながら、教会に見学に行った。
    ゆっくり内部を見学し、外に出ると、スープを飲みたいか?
    と聞かれ、SI!(イエス!)と喜んで答えると、キッチンに連れていかれ、
    たっぷりすりきりに盛られたスープを差し出してくれた。
    スープの作り方を聞くと、中身はオリーブオイル、にんにく、チリと水、
    そしてパンが入ったシンプルなものだが、体が暖まり、元気になる。
    そしてとってもおいしい!
    今まで飲んだものとはひと味違う、素朴で、やさしい味だった。
    私が美味しそうに飲むものだから、おかわりまでくれた。
    ここがミサの後、ニンニクのスープを出してくれるアルベルゲだったのだ。

    外に出ると、みんな先日もらったバンダナにサインを書きあっている。
    明日帰るマリオファミリーの4人、アドリア−ノ達3人、そしてメキシコ人
    のアドレアーナ。
    他のメンバーも今日は全員ここに集まっている。
    サインを貰っているのは、明日帰る人ばかりでなく、まだ残る人たちが
    帰る人たちに頼んで書いてもらっている。
    カルメンが、私たちもバンダナを取ってこよう!と提案し、二人で部屋に
    取りに行き、明日帰る人、まだいる人、そこにいたほぼ全員からメッセージ
    やサインを貰うことができた。
    アドリア−ノは一人でベンチに座っていたので、メッセージをもらいながら、
    今までのお礼を言い、過去のスペイン旅行の思い出の話をした。
    アドリア−ノもそうだが、みんな帰るのが辛そうだった。
    だんだん陽も暮れてきて、広場は宴の場と変わり、踊って歌っておおいに
    盛り上がって、門限の10時を過ぎても宴は続く。
    ブルゴスから帰る人たちにとっては、特に複雑な気持ちだったと思う。

  • 肉刺治療をしてくれた美人のドクター。

    肉刺治療をしてくれた美人のドクター。

  • ちょっと顔が恐いイタリア人のジョワンナと、この日別れを惜しむマッカレーナ。

    ちょっと顔が恐いイタリア人のジョワンナと、この日別れを惜しむマッカレーナ。

  • ソパ・デ・アホ(にんにくのスープ)の鍋。

    ソパ・デ・アホ(にんにくのスープ)の鍋。

  • 明日のブルゴスで9人が帰ってしまう。去りゆく人も、残る人も、お互いサインを交換した。

    明日のブルゴスで9人が帰ってしまう。去りゆく人も、残る人も、お互いサインを交換した。

  • いつもビールを飲んでいる、オーストリア勢。

    いつもビールを飲んでいる、オーストリア勢。

  • 部屋に戻ると、電気をつけたまま、まだ騒いでいる。<br />いつもは賑やかなアルベルゲを避けている、フランス人夫妻も同じ部屋だった。<br />二人も今日の騒ぎを大目に見てくれて、見守っていてくれた。<br />明日のブルゴスで最後なのだが、実際ブルゴスでは仲間は二つのアルベルゲに<br />別れてしまい、ここでのパーティーが最後になってしまったのだが、<br />それを予期していたのか、ギリギリの時間まで部屋に戻らず、部屋に入っても、<br />なかなかベッドに入らない。<br />そんな時、マリオが、みんなで私におやすみのキスをしようと言い出した。<br />すると、その部屋にいたほとんどの仲間が、ニ段ベッドから降りてきて、<br />1人づつ両手を広げて私に向かってきた。<br />私は一人一人にこたえ、とても幸せな気分で眠りについた。

    部屋に戻ると、電気をつけたまま、まだ騒いでいる。
    いつもは賑やかなアルベルゲを避けている、フランス人夫妻も同じ部屋だった。
    二人も今日の騒ぎを大目に見てくれて、見守っていてくれた。
    明日のブルゴスで最後なのだが、実際ブルゴスでは仲間は二つのアルベルゲに
    別れてしまい、ここでのパーティーが最後になってしまったのだが、
    それを予期していたのか、ギリギリの時間まで部屋に戻らず、部屋に入っても、
    なかなかベッドに入らない。
    そんな時、マリオが、みんなで私におやすみのキスをしようと言い出した。
    すると、その部屋にいたほとんどの仲間が、ニ段ベッドから降りてきて、
    1人づつ両手を広げて私に向かってきた。
    私は一人一人にこたえ、とても幸せな気分で眠りについた。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • チビケイさん 2005/05/28 21:40:45
    スペイン巡礼2を読み終えまたまた人の温かさに感動です(*^。^*)
    night-train298さ〜ん(*'ー'*)ノ~~

    昨日は頭痛でスペイン2を途中までしか読めなかったんです(~_~;)
    今日は森林浴してきてスッカリ頭痛も治り
    張り切ってログローニャからサン・ホワン・デ・オルテガ
    読み終えてチョッピリ、ホロリです(゚ー゚;)

    肉刺治療の時おじいさんが手を握ってくれたんですねぇ。。。
    言葉ではなく黙って手を握っててくれた事。。。嬉しいですね(#^.^#)

    しかしナヘラのアベルゲ、スッゴク広いお部屋!
    そこに沢山の巡礼者達が一緒にいて大きくて暖かい和が出来るっていいな!

    みんなに心を暖めて貰って安らかな眠りを貰えた
    night-trainさんが羨ましいなぁ!
    そしてみんなに愛されるのがわかりますよぉ〜(*^。^*)

    >盛り上がりのない、静かな旅行記でございます<
    イイエ!優しく静かに心に染み渡ってきます。
    沢山の人達との出会い、別れ、町々で出会った人達との交流
    足に出来た肉刺(^^ゞ
    押し付けではない思いやりと、さり気ない言葉のやり取り。
    そして歩き続ける中で出会う普通の旅行では目にする事のない
    穏やかな景色。。
    退屈なんて絶対にしないですよぉーーーー!!

    これから3に突入します(#^.^#)
    毎晩の楽しみを貰えてとても感謝しています♪
    (心穏やかな気分でその日を締めくくれるっていいですね)

    >チビケイさんは、アンジェラ候補ですとも!
    大人になったら(あっ、とっくに大人だった・・・)こんな女性になりたいですね。<
    う、嬉しい!アンジェラさんのようになりたい!!
    ('-'*)アリガト♪night-trainさ〜ん!
    秘密サロンの支払いは魔女ランダ様につけておこうっと〜(*^m^*) ムフッ 
    実はーーー小さな声ですがヒソヒソ。。。あのサロンの裏のドンは
    ランダ様なのですよぉ〜秘密ネ!(゚ー゚)(。_。)何処にもランダ様いないよねぇ。。。

    明日は街中にお出掛けなので早めにお邪魔しましたm(__)m
    ↑エッ早くない( ̄ー ̄)チビケイには早い時間だったりして〜♪


    night-train298

    night-train298さん からの返信 2005/05/29 23:38:41
    チビケイさん、だいじょうぶ?


    もしやここに来て、頭が痛くなったんじゃない?
    だって私ね、自分の旅行記を読んでいると眠くなっちゃうの。
    でもうれしいよぉ!読んでくれるなんて。キトクなお方!
    巡礼記4からは、私の旅が、ノリノリになっていくとこなの。これまでは、まだ不安を抱えてた。
    でもここからは、何も不安がないの。少し慣れてきたせいもあるけど、まわりの人たちの暖かさのお陰でね。

    マメ治療の時に一緒にいてくれたおじさん。
    「私の目を見ていなさい。」とか言われて、ちょい恥ずかしかったですよ〜。でもそのお顔が
    ほんとうに優しいの。
    マメ治療名人のホセさんも、やさしい人。
    ウソみたいな話なんだけど、あそこで歩いている人たち、優しいんだよね。
    もし、世界のどこかで寂しい思いをしている人、辛い思いをしている人、誰にもすがれない人・・・が歩いたら、おおいに癒されると思うし、元気になると思うの。
    ちなみに(さすらいおじさんに言っちゃったけど)今年も同じサンティアゴを目指して、ちょっと
    違う道を歩こうと計画中なの。
    今度のコースは、あまり人が歩いていないし、より暑いしで、過酷なコースかと思われます。
    途中で乾燥してひからびちゃうかも。
    でも何でなんだろ。またあの道に戻りたい・・・と、歩き終わった後からずっと考えてしまうの。

    秘密サロンね、裏のドンは大物ですねぇ〜!だからあの部屋にはロウソクがいっぱいあったのね。
    あそこには、チビケイさんのダンナさまは、帰りに一杯寄らないの?
    幽体離脱しているところをこっそり覗きたいんです。

    チビケイ

    チビケイさん からの返信 2005/05/30 01:09:29
    RE: チビケイさん、だいじょうぶ?night-trainさ〜ん!('-'*)アリガト♪ゴザイマス♪
    night-trainさ〜ん(*'ー'*)ノ~~

    ここに来たなら私のややガタが来た頭も逆に
    とっても優しく穏やかになります〜(*^m^*) ムフッ 

    実はチョット前に巡礼3が終了したんですが‘ホタテ貝を胸にぶら下げた一行の団体’のところで終ったのでう〜ん(・・?
    この人達は何故バスで回るのかなぁ?巡礼って
    やっぱり足で歩く事に意味があるのではと
    思いながら明日は巡礼4で謎がとけるかなと思ってたところです(゚ー゚)(。_。)ウンウン

    >自分の旅行記を読んでいると眠くなっちゃうの<
    エエエエエエェェ面白いのに〜私の場合、本でもそうなんだけど
    大作の場合はジックリ読み込んで、
    楽しみながら反芻しながら(って、言うとカッコいいけど(笑)途中で
    あっ、あの人の名前は確かぁ〜みたいに行きつ戻りつしてます)
    読み進むか、短編物だと一気に読んでしまうかなんですよぉ(*^m^*) ムフッ

    night-trainさんのスペイン巡礼が本になると良いのになぁと。。。
    そしたら旅行の時に持ってゆけるでしょう(*^。^*)
    それにスペイン巡礼シリーズは一度読んで終わりタイプではなくって
    時間が経ってから、もう一度読んでみたいと感じました
    (生意気な事言ってゴメンナサイm(__)m)

    >あそこで歩いている人たち、優しいんだよね。<
    その感じがとっても良く伝わるんです!まるで読んでる私にも
    手差し伸べてくれているような不思議な感じ(^^)

    >今年も同じサンティアゴを目指して、ちょっと
    違う道を歩こうと計画中なの。<
    オォオオd(⌒ー⌒) グッ!!
    巡礼には人を優しくしてくれる何かがあるのかな(*'ー'*)ノ~~
    night-trainさんだったら、終わった時にきっと
    多くのものを心に残して帰ってくると思うのです(#^.^#)

    4ではまた出会う人が増えるのかなぁ〜
    オットット教えないで(*^m^*) ムフッ 楽しみが減るーーー

    ( ̄ー ̄?).....??アレ??ゴメン!電話が掛かってきたぁーーーーー


    失礼しましたぁm(__)m(ロス時間なんと30分以上^^;)何故かこんな時間に実家から電話でした(^^ゞ
    家の親ってトンでもない時間に電話してくるんですよネェ(ーー;)

    と、言うわけでnight-trainさんのを読ませて頂いてて
    頭が痛くなったりなんか絶対にしないのです♪キッパリ!


    >秘密サロンね、裏のドンは大物ですねぇ〜!だからあの部屋にはロウソクがいっぱいあったのね<
    キャハハハわかりますぅ〜ドンはたまに魔法をかけるんです( ̄ヘ ̄;)ウーン

    >ダンナさまは、帰りに一杯寄らないの?<
    フフフ←ブキミ笑いです〜主人はコッソリ隅っこで様子を
    伺っているのですが基本的にはkioさん宅にお邪魔して
    読みふけっているようです(#^.^#)
    幽体離脱未だに出来ずに悔しがっているのですよぉ〜
    子供みたいでしょう(笑)

    アリャリャすっかり長くなってゴメンナサイ^^;
    ついついnight-trainさんの所にお邪魔すると
    あれも、これもとなります。
    巡礼3のお話しもしたかったけれど掲示板を独り占めしてると
    kioさん辺りに蹴りを入れられそうだから〜退散しま〜す(*^m^*) ムフッ 

    明日の巡礼4が楽しみだなぁ〜
    (*^▽^)ノ~~ マタオジャマシマスネー♪

      今日も心が穏やかに、そして洗われる巡礼3に最敬礼(*'ー'*)ノ~~





    night-train298

    night-train298さん からの返信 2005/05/30 14:10:19
    あ〜っ、それは・・・;チビケイさん


    ‘ホタテ貝を胸にぶら下げた一行の団体’につきましては、何も起こらないのでございます。
    (ごめ〜ん!チビケイさんのために、何かお話を作りたいくらいです!)
    そうね、バスで移動する人たち、荷物を車で運んでもらい、身軽に歩く人たち、最初は
    なんつうこった!!!こんなの巡礼じゃないよ〜!って思ったものです。
    荷物がたいへんなのに、ズルいじゃんねぇ。
    中には、そこに疑問も感じずに、巡礼したと思っている人もいると思う。困ったちゃんです。
    でも、そんな選択もありなのかなとも最終的には思いました。
    体が弱っている人とかね、それでしか巡礼できないのなら、それも仕方がないか。
    というより、この巡礼って、かなり自由なんです。どこから始めても、どこで終わらせてもいい。
    ただ、巡礼したと認められるのは、終点のサンティアゴから100km手前から歩く、または自転車なら200km手間から。認められているのは、徒歩と自転車と馬だそうです。
    認められたから、どうなのか・・・・とも思います。
    だから、途中で帰った人たちは、また次の年などに続きを歩いたりするの。
    週末だけ歩く人もいるみたい。動機も様々。
    これが不思議な運を感じるものだから、つい神様の存在を感じてしまうのね。
    カトリック信者にとっては、なおさらのよう。
    なんかこうして語っていると、まるで布教しているみたいに聞こえちゃうけど、そんな気分に
    なっちゃうのよねぇ。
    (自分でも、ちょっとキモチ悪いぞ!と自覚しておりますので、ご勘弁を!)

    4からはね・・・・あっ、言っちゃいけない!
    おおざっぱに言うと、今まで会った人たち、その中でもまだ名前が出ていない人、すでに出ている人と濃いつきあいになっていきます。

    チビケイさんのダンナさまって、すごくチャーミング!笑うとこじゃないのに、チビケイさんのせいだよ!(表現が上手だから!)
    楽しい方だなぁと、ほのぼのさせていただいています。

    チビケイ

    チビケイさん からの返信 2005/05/31 14:21:03
    昨日は一日眠ってしまったぁ〜(=^・^=)
    night-train298さん (* ^-^)ノこんちわぁ〜♪

    昨日は東京地方一日中雨(ーー;)
    雨の日は体調が今いちなのでヒタスラ眠っていましたぁ
    ↑雨じゃなくても寝てる(・・?って、主人が言っている(^^ゞ

    お陰でPCも休暇中でしたぁ(*^。^*)
    今日は雨もやんだので巡礼にお出掛けで来ます(*'ー'*)ノ~~

    night-trainさんのこだわりのない自然体の
    巡礼は布教と言うより心の栄養をみんなに分けてくれてる
    そんな感じです(^。^)y-.。o○

    何年かかっても出来る巡礼。今回はここからスタート〜
    今年はここまで頑張ったなぁみたいに

    それぞれの個性や時間的都合、体調のよしあし等、
    誰にも選択肢があって。。そうすればお体の不自由な方も
    家族の生活などで制限がある人も、何時かは成し遂げる事が
    できると言う希望をもてるし。。。

    何かに無理して意味を持たせなくても
    night-trainさんのように実際に歩いてみて
    感じる事が一番ですよね!読ませて頂いてて
    優しく浸透してきます。。。
    最後まで読ませて下さいねm(__)m

    ここに来るとまるで私も巡礼スタンプ貰えてるみたい(*'ー'*)ノ~~



    night-train298

    night-train298さん からの返信 2005/06/01 01:05:27
    ポンっ!(スタンプの音です)
    私も昨日の午後から(午前中は、さすらいおじさんのポルトガルに夢中でした!)
    めずらしく夜遅くまで仕事をしておりました〜。
    (始めると止まらない、誰か私を止めて〜!たった一日半なのに・・・!)
    だから、あのサロンもオアズケしています。あそこは居心地がいいからね〜。
    近いうち行きますので、ボトルを入れておいてくださいね〜!
    (あの店高級なのに悪いけど、ボトルというより、ビールの樽を一つキープお願いします!)

    はいは〜い、チビケイさんにはスタンプを押していますよ〜。
    そうだ!スタンプ帳も載せておこう!
    (今から作ってくるね!)
    kioさまに負けないように(勝ち目はまったくありませ〜ん)リュックも載せておかなくっちゃ!

    どうぞ巡礼は、ゆっくりお楽しみ(?!)ください!
    ちょこっとお時間のある時に!!!

    じゃ、ちょっと行って(どこさ?)くるね!

    チビケイ

    チビケイさん からの返信 2005/06/01 15:24:12
    RE: ポンっ!(スタンプの音です)←(#^.^#)嬉しい!!!!!
    night-train298さん(*'ー'*)ノ~~ こんにちわ♪

    実はチビケイ、チョッピリ良い方法(・・?を思いつきましたぁ
    night-trainさんのスペイン巡礼をプリントアウトして
    ユックリと読ませて頂いています(勝手にプリントしてゴメンネ)

    凄いですよ!ホント!こうして読ませて頂くと
    何回だって読み返せるし(*^m^*) ムフッ 
    実は今月のバリ島行きの時にも、幾つかプリントして行って
    バリ島の景色に包まれながらnight-trainさんの旅行記を
    楽しめるしなぁと一人悦にいってます(*^m^*) ムフッ 

    >めずらしく夜遅くまで仕事をしておりました〜<
    疲れすぎないようにお体気をつけて下さいね(^。^)y-.。o○
    私も一つ事に夢中になると周りを忘れて没頭するタイプなんですが
    時々ティータイムをしなくてはいけないなぁと思ってます(^。^)y-.。o○

    >ビールの樽を一つキープお願いします!<
    night-trainさん専用デカ樽をご用意しておきます(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪

    >チビケイさんにはスタンプを押していますよ〜<
    プリントした巡礼帳にもスタンプ宜しく!!嬉しいな(*^m^*) ムフッ 

    スペイン巡礼、真面目なお話、本にされると良いのになぁと
    シミジミ思っているチビケイです(*'ー'*)ノ~~

    因みに今、スペイン巡礼4の‘あと10kmでレオン’を過ぎた所です(^^)
    スペイン人は、本当に親切だったなぁと私自身もバルセロナで親切にして下さった労働者のおじさん達を思い出しました。

    夜中にバルへアクアを買いに行くとおじさん達がオレンジやパンを
    沢山くれたりホテルの前まで送ってくれたりと優しくしてくれました。
    決して物をくれたからじゃないですよぉ(笑)

    初めての海外がスペインという事もありましたが
    スペイン人の穏やかさがとても印象に残っています(*'ー'*)ノ~~

     (*^▽^)ノ~~ マタオジャマシマースー♪

    night-train298

    night-train298さん からの返信 2005/06/02 00:35:20
    RE: RE: ポンっ!(スタンプの音です)←(#^.^#)嬉しい!!!!!
    バリに行くんですね!チビケイさん!

    わぁ〜い!また旅行記が増えますね。
    バリ島で私の旅行記を読む?!
    それはもう光栄と言いますか、・・・いや、もったいない!!!
    もったいないですよ〜。
    そういえば、ホテルのお部屋で読書しているチビケイさんの写真を見たことがあるぞ!
    プリントするような内容じゃないんだけど、ありがたいお言葉です。ありがとう!
    (誤字脱字とか、チェックしてないから、やばっ!ばれる!)
    もう、あと10kmでレオンですかー。レオンはいいところでした〜。
    カテドラルのステンドグラスや、サン・イシドロ教会などは感動的でした。
    しかし何と言っても、私の心を動かしたのは(!)バルですね〜。
    それぞれにおいしいタパス(つまみ)があって、ハシゴする。もぉ〜、たまらんですわ!
    (オレンジジュースでもOKだからね!)

    そうよね、チビケイさんが初めて降り立った外国が、スペインだったものね。
    思い出すわ!何気ないドアの前でたたずむチビケイさん。(ごめん、このネタ、
    すごく気に入ってしまって。)

    ところで今日は、とある広大なアウトドアショップで、夏の巡礼のお買い物をしてきました。
    12時半に店のレインポンチョ売り場の前で待ち合わせ、店をみてランチたべて、また店に戻り、買い物をして、お茶にして、また店に戻り最後まで買い物して、7時過ぎまで居てしまいました。
    こういう店、楽しいし、旅行前のこのひとときが、楽しいんですよね!
    チビケイさんはいつからバリですか?ちょっと寂しいけど、お留守番しながら、
    チビケイさんのとこに入り浸っているかも。

    チビケイ

    チビケイさん からの返信 2005/06/02 02:37:17
    ついつい長くなってるチビケイを無視してやって下さいm(__)mスタンプは下さいm(__)m
    night-train298さ〜ん♪あっ夜中ですね(^^ゞ静か〜にします(*^m^*)

    今日は早めにPC閉じてたんですが〜つい今しがたプリントアウトした
    巡礼4を読み終わるとどうしてもPC開いて巡礼5の印刷をしたくなりました(^。^)y-.。o○

    で、
    掲示板にもお邪魔しましたm(__)m

    night-trainさんが沢山の人達とのふれ合いを
    凄く自然体で力まずに受け入れている事がとっても
    穏やかに心に伝わってくるんです!
    上手に表現出来ないけれど、巡礼の過程で出会うあらゆる人、
    物(食べ物も(笑))、場所も受け入れてゆける柔軟さ、
    柔らかい強さ(私自身、いつもそうなりたいなぁと思う強さです)
    自然体って、言葉では簡単なんだけど実際に自分がそう出来るかと
    考えると難しい(-"-)
    どこかに力が入っていて。。。常に望む本当の意味での受け入れる心
    受け止める強さは頭で考える物ではないんだなぁと。。

    night-trainさんが巡礼中に出会っている人達の個性も
    凄くすんなりと受け止めてまたご自分もすーーっと溶け込んでる。
    イタリア人チームの人達ともスペインチームの人達とも
    出会うあらゆる人達との関わりと美しい景色を共有しながら
    決して楽とは言えない長い道のりを進んで行きながら
    アレレ?( ̄ー ̄?).....??アレ??いけない♪なんか私って
    しっかりこんな時間に来て感想書いてる(^^ゞ
    ゴメンナサイm(__)m
    感想は巡礼10まで書かずにいようと思ってたのになぁ・・・
    私も巡礼10まで一緒に歩かせて貰ってます(*^。^*)

    そうそう、night-trainさん♪
    今月の15日から21日までバリ島へ行ってきます(^。^)y-.。o○
    叔母と二人のユッタリ旅行なので本当に
    スペイン巡礼のプリントを持って行きたいので許可お願いします(*'ー'*)ノ~~ って、それまでに読んでしまいそうだなぁ(^^ゞ
    (バリ島の風に癒されながら読むのが絶対に似合うと思ってるので
    7,8,9、10は残しておかなくては)

    しか〜しnight-trainさんの心を動かしたのがバルって面白いなぁ!
    私もバルで食べた、おつまみ(そうでしたタパスだったぁ)
    が美味しかったなぁ
    イカリングみたいの(・・?(かなり昔の記憶で怪しい・・)とか
    それに何故かスペインのコーヒーってマイルドで美味しかったです。
    ペストリーも(*^m^*) ムフッ 

    ゴメンネェ沢山書いてしまった。。。
    night-trainさんの掲示板を独り占めにしてましたぁm(__)m
    プリントアウトも終了したので大人しく帰りますーーーー

    そーーーっとねキョロ (。・_・。 ))(( 。・_・。) キョロ誰も見てないね
      (^.^)/~~~バイバイ〜〜

    night-train298

    night-train298さん からの返信 2005/06/02 22:28:10
    ぎゃっ!チビケイさん!!!


    ちょっと褒めすぎですよぉ〜!
    と、言いながらも、え〜っ!?そうなの!だったらうれしい!!!
    (何が・・・そうなんだか、何が・・・だったらなんだか・・・)
    およよ〜っと、涙を流しながら読ませていただきました。
    しかもチビケイさん、深夜に熱い女!になっていますね。(熱い人、好きです!)
    こんなに熱くなってもらって、うれしいよぉ〜。
    あ〜っ、巡礼行ってよかった〜。
    レオンの感動を、バルに重きを置いてしまう私だっつぅのに・・・。(カテドラル等も
    本当に素晴らしかったの!でも、それ以上に・・・!)
    多分一人でバルに行っても、こんなに楽しくなかったな。やっぱり一緒に行って
    くれた仲間のおかげですよね。「さぁ次に行こう!」って声かけあって。
    スペイン人て、おしゃべりに見えるけど、よく見ていると、自己主張しないんだよね。
    まわりと調和を保ちながら、なんとなく成り行きに身をまかせ〜、それを楽しむ。
    居心地がいいんですよね〜。
    このちょっと後で出てくるのだけど、蛸専門のレストランがあって、そこも考えた
    だけでヨダレものなんです。ぜひ今度、チビケイさんを、お連れしたいわ!
    そう、コーヒーが、おいしいの!
    私はけっこう胃が弱いので、毎日は残念ながら飲めないのですが、スペインのコーヒー大好き!カフェ・コン・レーチェって言うのですが、コーヒーちょこっと、ミルクをたくさんと、オーダーしています。

    さて、バリは叔母さまとなんですね。癒しの旅って感じかしら!?
    いいなぁ〜、のんびりと・・・。もちろんプリント持っていっていただけるなら、
    うれしいけど、読む時間がなかったら、家に持ってかえってきていいですよ〜。
    (バリの風に吹かれながら・・・あこがれちゃうな!)

    どうぞどうぞ、スペースはたくさんありますので、掲示板をご贔屓に!
    じゃっ、今夜もスタンプ押しておきますね!ポンっ。

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