2014/04/13 - 2014/04/13
19位(同エリア24件中)
pinokoさん
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この年の聖週間の休みにも、やはり北へと足が向きました。
ラ・リオハ、ナバラ共に好きな地方なので幾度となく訪れましたが、今回は2日目、3日目の予定に初めて行く場所を織り込んでの旅。楽しみです。
まず初日は、世界遺産がある小さな村へ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マドリードから330kmあまりのサン・ミジャン・デ・ラ・コゴージャに到着しました。
まずは腹ごしらえと、レストラン「アサドール・セラーノ」にてランチ。
ごくごく素朴で小さな店ながらも、地元の新鮮な食材を使った良店だったのですが、今は閉まっているそうです。
オーナー自ら栽培したアーティチョーク、美味しかったのに・・・残念!アサドール セラーノ ステーキ・グリル
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レストランを出て村はずれ近くまで来ると、1997年に世界遺産に登録されたユソ修道院が見えてきました。
メインストリートから少し下った所は絶好のスポットで、デマンダ山脈の山々をバックにしたユソの雄姿を見ることができます。
「ラ・リオハのエル・エスコリアル」と称されるだけあり、なかなか壮観。いつ見ても惚れ惚れします。サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群 史跡・遺跡
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今回は内部の見学はパスして、辺りを歩くのみにしました。
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11世紀築の建物を16~18世紀に全改築した修道院では、現在も修道士たちが生活している他、一部は宿泊施設になっています。
現存する部分で一番古いのは、写真左のアスンシオン教会。サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群 史跡・遺跡
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17世紀に作られた修道院入口のファサードは堂々たるもの。
サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群 史跡・遺跡
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入口上部に彫られているのは、サン・ミジャン(聖エミリアヌス)の像。
長年、ここ近辺の山中で隠修生活を送ったサン・ミジャン。
自分が死後にシマンカスの戦いに加わり、サンティアゴと共に「ムーア人殺し」と呼ばれるようになるとは、夢にも思わなかったでしょうね。サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群 史跡・遺跡
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ナラやジュニパー、プリベットなどの雑木林を通るのどかな小路を歩いて、今度はスソ修道院へ。
少し上った場所から見たユソ修道院。サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群 史跡・遺跡
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途中からは、十字架の道行きが続いています。
写真は、第12留。
両側のタウ十字は、キリストと共に処刑されたディスマスとゲスタスでしょうね。 -
スソ修道院に着きました。
ユソとは趣が違い、森の中にひっそりと佇んでいます。
10世紀ごろ建設されたこの修道院にて、現存する最古のカスティージャ語文章が書かれたとのこと。
なるほど、小さいながらも歴史の重みを感じさせるはずです。サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群 史跡・遺跡
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修道院横に自生している桜の木。
満開ではありませんでしたが、慎ましく咲いたその様子がスソ修道院の雰囲気にマッチしていました。
しばしほっこりさせてもらった後、車を停めてあった村の入口まで戻り東へ。サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群 史跡・遺跡
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40分程でログローニョに着き、エブロ川にかかるピエドラ橋近くのF&Gログローニョにチェックイン。
再開発され綺麗になった地区にある新しいホテルです。
トリプルルームと言っても、ダブルの部屋にエキストラではなく普通のベッドを置いてあるので、ちょっと狭め。F&G Logrono ホテル
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が、バスルームはとてもゆったりとしたスペースになっていました。
F&G Logrono ホテル
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バルのはしごをするにはまだ早かったので、旧市街を散策することにしました。
サンタ・マリア・デ・ラ・レドンダ准司教座聖堂。
カテドラル、ではなく、コンカテドラルなんですね。
ログローニョは、カラオーラやサント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダと同じ司教区。この2つの街の大聖堂は「カテドラル」なのに対して、州都であるログローニョのそれは「准」に甘んじているわけで、地元の人にとってはおもしろくないんじゃ?と、俗な私は思ったりします。サンタ マリア デ ラ レドンダ大聖堂 寺院・教会
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コンカテドラルから歩いて5分、16世紀に建てられたサンティアゴ・レアル教会。
入口上部には、当然ながら聖ヤコブ像が彫られています。巡礼者バージョンではなく、ムーア人殺しバージョンですね。 -
私が好きなスポット、サンティアゴ広場。
広場の舗装は、スペインでも昔から親しまれているヨーロッパ版双六「フエゴ・デ・ラ・オカ」になっています。
ガチョウの他に描かれているのは、カミーノ沿いにある村々のモニュメント。
今回は人が大勢いたので写真は撮れずじまい。これは2005年に行った時のものです。
写真の左上に少し写っているのは、巡礼者の泉。 -
レべリン門近くにある、スペインタバコ公社100周年を記念して作られた像。
昔は、このすぐ近くにタバコ公社の工場があったそうです。 -
散策の後は、お待ちかねのバル廻りの時間です。
ログローニョでバル、と言ったら、何と言ってもラウレル通り!
夕方~夜になると人が湧いてきて、どのバルも賑わいをみせます。
まずは、ピンチョス・モルーノスを焼き続けて50数年のバル「パガノス」。
炭火で焼かれていて香ばしい!ラウレル通り 散歩・街歩き
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続いて「フベーラ」でパタタス・ブラバスを食べた後、「メソン・デル・アブエロ」に入りました。
ここは単品勝負ではなく、ピンチョの種類がかなり豊富で目移りします。
迷った末に選んだのは、ズッキーニと生ハムのミルオハと、ピキージョ・ピーマンの肉詰め。ラウレル通り 散歩・街歩き
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次はマッシュルームが食べたくなり、「ソリアーノ」と並ぶマッシュルーム専門店「アンヘル」へ行ってみましたが、人が溢れていて入る余地無し。
そこで、ラウレル通りほど知名度はないものの、同じくバルの密集地域サン・フアン通りに行ってみると、ありました、マッシュルームのピンチョ!
「ラ・クエバ・デ・フローレン」というバルです。 -
このバルのもう一つの看板ピンチョ、セピア(コウイカ)串。
さすがにお腹が一杯になり、今夜のバル廻りは終了。まだ冷たい夜風に吹かれながらホテルに戻りました。
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F&G Logrono
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