2005/02/09 - 2005/02/09
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SUR SHANGHAIさん
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BLUE CITYと呼ばれるジョードプルからPINK CITYと呼ばれるジャイプールへ向かう途中の出来事。
今回のインド旅は時間が短い。
それを知ったムンバイの知り合いがジョードプルからジャイプールへの航空券を買っておいてくれた。
それも飛べば一時間ばかりの距離なのにビジネス・クラス!
『う〜ん、そこまでしてくれなくてもいいのにな。』と思いつつ、好意を頂く。
さて、ジョードプルを飛び立つ日の早朝、街外れの小さい空港へ。
あれ、誰もいないじゃない! −一抹の不安を抱くSUR SHANGHAI。
客らしいのはビジネス・マン風インド人男性一人のみ。
待つことしばし。
そこへパーサーが近寄る。
“EXCUSE ME, MADAM.” −いよいよ不安が募るSUR SHANGHAI。
「済みませんが、あなたが乗る予定の飛行機はキャンセルされました。」 −やっぱり!
「でも、ムンバイ経由ジャイプールならご用意できます。ジャイプール到着は本日午後6時。もちろんチケットの値段はそのままのビジネス・クラスです。払い戻しも出来ますが、どうなさいますか?」 −やけに丁寧な物腰!
またムンバイに戻るのもイヤだな〜、待ち時間もあるし。
払い戻してもらってバスで行くにしても、差額を知人に返さなくっちゃいけないし…。
そうだ!空港の外にプリペイド・タクシーがあったっけ!
パーサーにちょっと断って、タクシーのカウンターでジャイプール方面への料金確認。
片道6時間ほどで料金は飛行機より数百ルピーだけ安い。路上の風景も見られるし、知人にも気兼ねなし。
途中でプシュカルにも寄ってもらうことにして交渉成立。
航空券はその場で払い戻してもらって早速出発。
私にあてがわれたのはベテランだというおじいちゃん運転手。
ひゃ〜、おじいちゃん、手が震えてるじゃない!安全運転してね!
一難去ってまた一難という感じでジョードプルをあとにしたSUR SHANGHAI。
表紙の画像は、ヒンズー教の聖地プシュカル ガートへ向かう門の上でこちらを眺める猿。
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蛇足ながら、ここはジョードプルを出る前に立ち寄った遺跡公園マンドール。14世紀にはマールワール王国のあった所。ジョードプルからは北に8キロほど。
遺跡と公園を組み合わせたアイディアがいい。しかも無料で開放している。
猿や野良犬が多いので注意。 -
遺跡の周りに咲く花。
昔の栄華はもう無い。 -
寄って来る人もいなくなって、心静かに歩く遺跡の中。
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敷地内で一軒だけ見かけた食堂。
これはパコーラー。
野菜やチーズにスパイス入りの衣を付けて揚げたフリッター風。
お好みで、さらに赤いチリ・ソースを付けてどうぞ。 -
敷地奥には小さい博物館。
その近くの別の建物。
お花、きれいだけど、剪定もしてね。 -
その博物館の中には…、
美人も一皮剥けば…的な展示物。
こわっ! -
ここからが、表紙の経緯をたどってたどり着いた聖地プシュカル。
ジョードプルからは車で4時間ほど。
おじいちゃん運転手を休ませて小さい町を見て回る。 -
天地創造の神ブラフマーが持っていた蓮華が落ちて湧き出した、と言う聖なる湖は思ったより小さかった。
湖を取り巻くのは25の白いガート。 -
ガートの入り口で悠然と人間を見下ろすサル。
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お猿さんも見ているだけなら可愛いけど、群れを成している時にはご用心。
食べ物は見せてはいけませんよ。 -
湖を取り巻くガートにはハトやサル、ウシがたむろしている。
このこぶがある種類のウシは、一番穏やかな顔立ちをしている。 -
ガートに下りて行くと…、
いました、いました。 -
上からの落し物が多いので、帽子はあった方がいいですよ。
花を持って近寄ってくる人間にはもっと注意。
受け取ると法外なお金を要求するし、受け取らなければ罵声を浴びせる人もいます。 -
湖のほとりには、結び付けられたピンク色の布と神像がある小さな風景。
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角を曲がった所にこんな物を置かないで欲しい。
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ガートによっては、こんなに穏やかな所も。
西の外れの三角の山にも寺院があるそうな。 -
チラッと見ると、地中海沿岸の白い街の中にいるみたい。
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平和そうに見えるプシュカルだけど…、
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…サドゥー(行者)や巡礼者のほかには、ちょっと危うげな崩れたヒッピー風の旅行者が多い。
通りは土産物屋だらけだし、聖地の聖なる雰囲気は…。
ガートの周辺の注意書きにも、肉食した者、酒や麻薬に酔った者の立ち入りを禁じている。
旅が終わるまでに食べ切れそうも無いキャンディーをこのサドゥーに差し出すと、「写真撮ってもいいよ。」
よく見ると、このウシは奇形だった。悲しげな表情のウシ。でもこの一人と一頭連れは持ちつ持たれつで生きているに違いない。
おじいちゃん運転手の所へ戻ると、「プシュカルは奇人の多い所じゃのう。もう出よう。」
早く私をジャイプールまで送り届けたかったのかもしれないけど、私もプシュカルにはもう留まっていたくなかった。
次回はPINK CITY −ジャイプール編です。
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