スイス３大名峰と氷河特急の旅

1999/06/19 - 1999/06/28

ツェルマットは名峰マッターホルンをはじめ　４０００ｍ級の山々の登山基地として賑わう街ですが街自体はこじんまりとした処です。、街はずれには有名なネズミ返しの家が立ち並び素朴な風景が保存されています。アルプスの綺麗な空気を守る為にガソリン車の乗り入れ禁止です。駅前広場には電気自動車や馬車がたむろしています。日本語インフォメーションセンターも有り、いかに日本人観光客が多いかが分かります。

エリア ツェルマット(スイス)

マッターホルンは直訳すると（山岳牧草地の尖った山頂）と言う意味だそうです。
首を傾げたような山を目の当たりにしたとき、何かに魅入られたようで身が竦みました。
登頂不可能な魔の山と恐れ、人々は山頂には魔物や亡霊が住んでいると信じていたそうです
私が魅入られたように感じたのも、しかりですね。

アルピニストが恐れているのは又意味が違います・・・マッターホルンの北東壁は角度５６度の絶壁です　　　　この削り取られたような山を征服する事はなかなか出来ませんでした。
この困難な山に、７回目に挑戦して　成功したのが１８６５年７月１４日エロワード・ウィンバー率いる７人　　　
の登山隊でした、・・・しかし喜びの絶頂後に悲劇が襲いかかるのです。　　　　　　　
下山の途中３人が深い谷に転落、命の綱も３人の重さに耐えきれずに切れたのでした。

アルプス博物館には１，２００ｍもの北壁を転落させ、生死の別れを手伝った時の、切れたザイルの
片方、が展示されています。・・・やっぱり、魔物がいるのでしょうか？？

名峰マッターホルンと、１時間半のハイキングを楽しむ為にゴルナーグラート山岳鉄道に乗車、標高３１００ｍにある、ゴルナート展望台に到着。

ゴルナード山頂のレストラン。
到着してまず広大なゴルナー氷河に驚きます。又
後方には左からモンテローザ・　リスカム・　カストール・ ポラックス・　ブライトホルンにマッターホルンと４０００級の山々の雄姿が一望のもとに見られます。

青い空とマッターホルンを背に澄んだ空気を
胸いっぱい吸い込みました。

モンテローザ

リスカム

カストール（左）
ポラックス（右）

ブライトホルン