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中国が世界に誇る石窟で世界文化遺産の莫高窟。しかし近郊には莫高窟だけでなく、他にもすばらしい遺跡が点在している。砂漠の中を進むこと数時間、玉門関の奥に広がる河倉城遺跡を見たときは鳥肌が!他に、漢代の万里の長城の成れの果てなど、廃墟系ファンににはたまらない遺跡がてんこ盛り!!<br /><br /><br />旅の詳細&データは私のサイトでご確認ください!<br /><br />旅人サイト Red Pepper*<br />「4日目 敦煌 莫高窟 鳴沙山・月牙泉」<br />http://www.red-pepper.jp/travel/silkroad/day4.shtml<br /><br />「5日目 敦煌 玉門関・河倉城遺跡 陽関 西千仏洞 /蘭州へ」<br />http://www.red-pepper.jp/travel/silkroad/day5.shtml

シルクロードの旅 【敦煌 莫高窟・玉門関・陽関・万里の長城】

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2004/05 - 2004/05

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カカリント

カカリントさん

中国が世界に誇る石窟で世界文化遺産の莫高窟。しかし近郊には莫高窟だけでなく、他にもすばらしい遺跡が点在している。砂漠の中を進むこと数時間、玉門関の奥に広がる河倉城遺跡を見たときは鳥肌が!他に、漢代の万里の長城の成れの果てなど、廃墟系ファンににはたまらない遺跡がてんこ盛り!!


旅の詳細&データは私のサイトでご確認ください!

旅人サイト Red Pepper*
「4日目 敦煌 莫高窟 鳴沙山・月牙泉」
http://www.red-pepper.jp/travel/silkroad/day4.shtml

「5日目 敦煌 玉門関・河倉城遺跡 陽関 西千仏洞 /蘭州へ」
http://www.red-pepper.jp/travel/silkroad/day5.shtml

  • 中国が世界に誇る世界文化遺産、莫高窟。鳴沙山の崖に彫られた石窟は492窟、1.6Kmにも及ぶ。敦煌の町からタクシーで20分くらい。ミニバスも市内からたくさん出ているので、気軽に行ける。<br />

    中国が世界に誇る世界文化遺産、莫高窟。鳴沙山の崖に彫られた石窟は492窟、1.6Kmにも及ぶ。敦煌の町からタクシーで20分くらい。ミニバスも市内からたくさん出ているので、気軽に行ける。

  • 残念ながら、内部の撮影は禁止なのでお見せできない。写真は莫高窟を代表する96窟、北大仏殿。九層楼の外観だ。中には大きな仏様がおわす。

    残念ながら、内部の撮影は禁止なのでお見せできない。写真は莫高窟を代表する96窟、北大仏殿。九層楼の外観だ。中には大きな仏様がおわす。

  • 敦煌への道中であったアメリカ人のウェンディーとロシア人のイランナ。敦煌での3日間、行動も宿も共にした。北京に留学中のため、中国語ペラペラで大助かり!

    敦煌への道中であったアメリカ人のウェンディーとロシア人のイランナ。敦煌での3日間、行動も宿も共にした。北京に留学中のため、中国語ペラペラで大助かり!

  • まさに日本人がイメージする「砂漠」そのもの!の、鳴沙山。あちこちにラクダとラクダ使いが待機していて、お金を払えば砂丘の上まで連れて行ってくれる。

    まさに日本人がイメージする「砂漠」そのもの!の、鳴沙山。あちこちにラクダとラクダ使いが待機していて、お金を払えば砂丘の上まで連れて行ってくれる。

  • 玉門関・陽関は漢の時代に作られた関所の跡で、この門をくぐるとそこから先が西域。当時のシルクロード貿易の中継地点であり、当然重要な軍事拠点でもあった。この関所を通って、絹や中国文化そのものが輸出され、有名な汗血馬やブドウといった西の産物、そして仏教が輸入されたのだった。防衛の要だったこともあってか、この辺りには漢代の長城の跡が多く見られ、各所に烽火台が見受けられる。ここからのろしをあげると、一日で長安(今の西安)の都まで敵の来襲を伝えることが出来たという。

    玉門関・陽関は漢の時代に作られた関所の跡で、この門をくぐるとそこから先が西域。当時のシルクロード貿易の中継地点であり、当然重要な軍事拠点でもあった。この関所を通って、絹や中国文化そのものが輸出され、有名な汗血馬やブドウといった西の産物、そして仏教が輸入されたのだった。防衛の要だったこともあってか、この辺りには漢代の長城の跡が多く見られ、各所に烽火台が見受けられる。ここからのろしをあげると、一日で長安(今の西安)の都まで敵の来襲を伝えることが出来たという。

  • 玉門関からさらに20km西に車を走らせると、風化寸前の河倉城(かそうじょう)遺跡が現れる。この廃墟具合、2000年の歴史を感じさせます。

    玉門関からさらに20km西に車を走らせると、風化寸前の河倉城(かそうじょう)遺跡が現れる。この廃墟具合、2000年の歴史を感じさせます。

  • 河倉城(かそうじょう)遺跡の断片からは、貝の化石やらフジツボのようなものが。昔は河の際に建っていたのだろうと想像できる。漢代の軍需食糧倉庫であったという。

    河倉城(かそうじょう)遺跡の断片からは、貝の化石やらフジツボのようなものが。昔は河の際に建っていたのだろうと想像できる。漢代の軍需食糧倉庫であったという。

  • 漢代の烽火台跡。ここでのろしをあげると遠く長安の都まで一日で敵の来襲を伝えることが出来たという。ロード・オブ・ザ・リングスの映画みたい!!

    漢代の烽火台跡。ここでのろしをあげると遠く長安の都まで一日で敵の来襲を伝えることが出来たという。ロード・オブ・ザ・リングスの映画みたい!!

  • 漢代の万里の長城。ここは宇宙からも見える最大の人工物・万里の長城の最果てである。ただの土くれに見えますが、その悠久の歴史にめまいを覚える。<br />

    漢代の万里の長城。ここは宇宙からも見える最大の人工物・万里の長城の最果てである。ただの土くれに見えますが、その悠久の歴史にめまいを覚える。

  • ただの砂漠ではありません!陽関です。ゴビ砂漠の向こうに、祁連山脈が連なる。

    ただの砂漠ではありません!陽関です。ゴビ砂漠の向こうに、祁連山脈が連なる。

  • 西千仏洞の整備されていない地区にあった洞穴。今でこそ厳重な管理をされている莫高窟だが、発掘される前はこんなカンジだったのかも。<br />西千仏洞の大半は残念ながら破損している。

    西千仏洞の整備されていない地区にあった洞穴。今でこそ厳重な管理をされている莫高窟だが、発掘される前はこんなカンジだったのかも。
    西千仏洞の大半は残念ながら破損している。

  • 莫高窟も西千仏洞も、こうした谷間に開削されている。<br /><br />【莫高窟以外の行き方】<br />現地までの公共手段は全くない。ツアーも一般に募集していないようなので、タクシーを旅行社に手配してもらうしかない。私の場合は前日に旅行社に行きたい場所を告げ、その場所に他にも行きたい人がいないかを募集してもらった。今回は3人で一台の車をフルチャーターし、一人100元(約1500円)。行き先は玉門関・河倉城遺跡・陽関・西千仏洞の4カ所。玉門関・河倉城遺跡の入場料は40元、陽関が40元、西千仏洞30元。旅行社を通さずに直接タクシードライバーに交渉すれば更に安上がりだと思うが、本当にちゃんとこれらの場所に連れて行ってくれるかは不安。英語は全く通じない。旅行社でお願いした方が無難だろう。

    莫高窟も西千仏洞も、こうした谷間に開削されている。

    【莫高窟以外の行き方】
    現地までの公共手段は全くない。ツアーも一般に募集していないようなので、タクシーを旅行社に手配してもらうしかない。私の場合は前日に旅行社に行きたい場所を告げ、その場所に他にも行きたい人がいないかを募集してもらった。今回は3人で一台の車をフルチャーターし、一人100元(約1500円)。行き先は玉門関・河倉城遺跡・陽関・西千仏洞の4カ所。玉門関・河倉城遺跡の入場料は40元、陽関が40元、西千仏洞30元。旅行社を通さずに直接タクシードライバーに交渉すれば更に安上がりだと思うが、本当にちゃんとこれらの場所に連れて行ってくれるかは不安。英語は全く通じない。旅行社でお願いした方が無難だろう。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • こまちゃんさん 2005/08/07 12:38:17
    漢代の長城と万里の長城は別物
    ですよ。
    ご説明戴いた様に、宇宙から見える建造物は確かに万里の長城ですが、これは元々は秦の始皇帝が、自分の国を守る為に民衆の苦悩を顧みずに造らせた、いわば恨みの寨。その後、それぞれの国が繋げて行き、明の時代には現状の距離にまで繋げて出来たもの。現存する殆どが明代の長城。
    西は嘉峪関の長城第一{山敦}で切れています。
    東は渤海の山海関で、海岸際にある異常なもので、海を越えようと計画していたと言われています。
    ご参考:http://www.ab-road.net/ab/sight/001158.shtml
    漢代の長城は、文字通り漢の時代に造った、西域の国との防御堤。

    カカリント

    カカリントさん からの返信 2005/08/08 00:35:08
    RE: 漢代の長城と万里の長城は別物
    こまちゃんさん、こんにちは!

    ご指摘、ありがとうございます。
    うーん、難しいですね・・・。
    実は私もどこからどこまでを「万里の長城」というのか、知りたいと思っていました。
    というのも、もちろん一般的には「西は嘉峪関」なワケで。

    ただ、ガイドブック「地球の歩き方」にはこの漢代の長城を「漢代の万里の長城」と書いてあるので、見方によってはそのような定義もあるのかしらと理解していました。

    例えばウィキベディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E9%87%8C%E3%81%AE%E9%95%B7%E5%9F%8E)には、「前漢の武帝は匈奴を追って領土を拡張したので、長城は西の玉門関まで拡張された。」とあります。長さは「河北省山海関から、甘粛省まで」とあいまい。(ちなみに「2004年12月8日に宇宙空間から肉眼で観測することはできないと中国科学院により否定された。」らしいです。)総延長は2400Kmとあり、ここのサイトの距離はかなり短め。一般的には6000Kmくらいといわれていますよね?

    で、その名も"The Great Wall(http://www.thegreatwall.com.cn/)"というページでちょっと調べてみました。

    以下、http://www.thegreatwall.com.cn/en/goc/goc-2.htm より。

    "How long is the Great Wall?

    This is a very complicated question as many dynasties in Chinese history built, modified or extended the Great Wall. The latest construction took place in Ming Dynasty and the length built was over 6,000 kilometres. This is the one often referred to when we talk about the Great Wall. However, if including all the walls built in different dynasties around China, the total length will exceed 50,000 kilometres."

    ・・・というわけで難しい定義のようです。やっぱり明代に建てられた6000Kmにおよぶ建造物が一般的のようですが、古い時代のものからいろいろ合わせると5万キロ(ひぇ〜)にもなるそうで。

    ちなみに時代の定義は古いものでは3000年前(地球の歩き方)、参考にいただいたab-roadの情報を基にすれば「紀元前に北方民族の侵入を防ぐために城壁を造ったのがその始まり」なので、2000年以上前。明代に作られた一般的に言う”万里の長城”であれば、明朝は1368年からはじまっているので、その歴史は700年弱ということになります。また、よく言われている「始皇帝が作った」長城が元になっているのなら、その歴史は彼の在位「紀元前246年 - 紀元前210年」の間で始まっていることになりますね。

    調べていて思ったのは、結構定義があいまいだということ。
    特にネットで調べるというのは、どれが本当の情報かを探すのが難しいとつくづく実感しました。
    一番信憑性があるのは http://www.thegreatwall.com.cn でしょうかね、やっぱり。

    私の勝手な理解では、いわゆる「世界遺産に登録されている範囲」が「西は嘉峪関、東は山海関」、でも実際には各時代の長城が各地に残っており、把握しきれないのかなぁと・・・。

    万里の長城定義研究をされている方などいらっしゃるのでしょうか。
    ぜひとも本当の”万里の長城”定義を知りたいものです。

    ついでに超個人的なことですが・・・、

    ウィキベディアに興味深いことがありました。

    「日本に於いて、1989年の証券取引法改正でインサイダー取引への規制が強化されたことを受け、企業の非公開情報を知り得る立場にいる引受部門と、投資家に銘柄選定のアドバイスをする営業部門の間に「情報の壁」をつくるため、両部門を異なる場所に離す、管理体制を徹底するなどの対策を施すとした証券界の自主ルールを設定。この自主規制のことを「チャイニーズウォール(万里の長城の意)」という。」

    なるほど〜
    全く知りませんでした。わたし、つい半年前までまさにこの「チャイニーズウォール」のどまんなかにいたんです。つまり、「企業の非公開情報を知り得る立場にいる引受部門と、投資家に銘柄選定のアドバイスをする営業部門の間」のアレンジがシゴトでした!何だか縁を感じます!!

    こまちゃん

    こまちゃんさん からの返信 2005/08/08 03:36:57
    RE: RE: 漢代の長城と万里の長城は別物
    red-pepperさん、こんばんは。

    済みません、気軽に書きました私の書き込みで、かなりお時間とお手間を取らせたみたいですね。。。ご気分を害されたとしたらご容赦願います。

    名前の由来から12000華里(中国里:1000m=2000里)で「万里の長城」と考えているので、明代までに繋げて出来た今の形に構築された情況のモノ、6000km一寸の山海関から嘉峪関を「万里」と見ていました。
    厳密に言えば、その時代の大陸防衛線の事を考えると、関連有りと考えますが、名前を「万里」とする時は、分けて見られている事が多いと思いました。
    「地球の歩き方」の記載に関してですが、ボクは基本的にガイドものなどを見ませんので(中国12年間ですが、何とかウオーカーやその系統のモノを見た事も買った事もないんです(~~;ゞ)、その辺りは全く存じませんでした。

    カカリント

    カカリントさん からの返信 2005/08/08 09:26:38
    RE: RE: RE: 漢代の長城と万里の長城は別物
    こまちゃんさん、こんにちは!

    とんでもございません!
    私も以前から「本やサイトによって記載が違うのはいったいどういうわけだろう??」とギモンに思っていたのです。

    中国にお詳しいこまちゃんさんの方が、よっぽど”正しい”情報が入りやすいと思います。また何かあれば教えてくださいね!

    ちなみに、ナショナルジオグラフィックの地図も貼っておきます。
    http://magma.nationalgeographic.com/ngm/0301/feature1/images/mp_download.1.pdf

    この地図では、最果ては The Y&uuml;men Guan (Jade Gate)、つまり玉門関となっています。
    この地図の掲載されていた号の特集が万里の長城で(http://magma.nationalgeographic.com/ngm/0301/feature1/)、この号を読んで万里の長城に行こう!と私は決めたのでした(^^
  • 花やんさん 2005/03/17 16:58:38
    文字変換の誤りでは?
    鉄器来襲は敵機来襲の間違いでは?
    編集・削除で訂正できます。

    カカリント

    カカリントさん からの返信 2005/03/17 20:02:47
    RE: 文字変換の誤りでは?
    そうです〜!!
    ご指摘、ありがとうございました。しかも、敵機っておかしいですよね?この時代に・・・。ですので、「敵の来襲」に改めさせてもらいました。
    助かりました♪

    花やん

    花やんさん からの返信 2005/03/17 21:46:28
    RE: RE: 文字変換の誤りでは?
    私自身も早とちりして、自分の入力のチェックをせずに送信することが多々あります。(特にメールでは)
    それとこの場合敵は遊牧騎馬民族≪匈奴≫ですので、そのように記したほうが「シルクロード」を知らぬ人への説得力があると思います。

    なお、ご存知と思いますが『新シルクロード』が現在NHKで放映中です。
    詳しくは

    http://www.nhk.or.jp/silkroad/about.html

    をご覧ください。

    少々老婆心が過ぎました点ご容赦を。

    カカリント

    カカリントさん からの返信 2005/03/17 23:23:10
    RE: RE: RE: 文字変換の誤りでは?
    花やんさん、

    ご指摘ありがとうございます!

    私も「新シルクロード」大好きです。

    音楽がヨーヨーマっていうところも泣かされます(^^
    私はチェリストなので、チェリストがあんなふうに音楽に関わることがとてもうれしいのです!

    前の喜多郎ももちろん最高でしたけどね!
    NHKはいっつも凝ったことをやってくれます。

    密かに、あのテーマを二胡・お琴・三線・バイオリン・チェロの編成になおして、いつか弾きたいな・・・、など画策してます♪すごい編成ですが・・

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