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 ザルツブルグから鉄道を利用して、日帰りでインスブルックまで行ってきました。

インスブルックの山と街

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2004/07/18 - 2004/07/18

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タンゴ

タンゴさん

 ザルツブルグから鉄道を利用して、日帰りでインスブルックまで行ってきました。

  • (写真 ハーフェレーカー)<br /> インスブルックでも例によって、中央駅の案内所でインスブルックカードを購入した。これは市内の交通はもとより、長いケーブルカーやロープウェイも無料で乗れるほか、博物館なども無料になるので、使わなくては損というものである。ついでに市内交通の時刻表も貰ったが、こちらは大変分厚くて、必要なページを探すのが大変で、ほとんど使わなかった。

    (写真 ハーフェレーカー)
     インスブルックでも例によって、中央駅の案内所でインスブルックカードを購入した。これは市内の交通はもとより、長いケーブルカーやロープウェイも無料で乗れるほか、博物館なども無料になるので、使わなくては損というものである。ついでに市内交通の時刻表も貰ったが、こちらは大変分厚くて、必要なページを探すのが大変で、ほとんど使わなかった。

  • (写真 ハーフェレーカー)<br /> 中央駅の前は工事中で、当てにしていた市電は通っていなかった。<br /> 通りかかった紳士に、市電の乗り場を尋ねると「ナッハ リンクス(左)」といいながら右を指さしたりして、あまり頼りにならない。適当に歩いたら、すぐに市電とバスの停留所があった。<br /> ここからバスで終点のフンガーブルクに行き、ハーフェレーカーまで、かなり長いケーブルカーとロープウェイを乗り継いで登った。

    (写真 ハーフェレーカー)
     中央駅の前は工事中で、当てにしていた市電は通っていなかった。
     通りかかった紳士に、市電の乗り場を尋ねると「ナッハ リンクス(左)」といいながら右を指さしたりして、あまり頼りにならない。適当に歩いたら、すぐに市電とバスの停留所があった。
     ここからバスで終点のフンガーブルクに行き、ハーフェレーカーまで、かなり長いケーブルカーとロープウェイを乗り継いで登った。

  • (写真 ハーフェレーカーへのロープウェイ)<br /> ケーブルカーの中で、かなりご年輩の婦人に話し掛けられた。その人はドイツ語オンリーなので、こちらはよく分からないのだが、一向にひるまず話し掛けてくる。どうやら「イン川は普段はもっと澄んでいるのだが、昨夜雨が降ったので、今日はにごっている」とか、「ここの動物園は面白いから、帰りに寄ってみると良い」などと言っているらしい。こちらも怪しげなドイツ語でなにか懸命に喋ったが、殆ど通じてはいないようだった。

    (写真 ハーフェレーカーへのロープウェイ)
     ケーブルカーの中で、かなりご年輩の婦人に話し掛けられた。その人はドイツ語オンリーなので、こちらはよく分からないのだが、一向にひるまず話し掛けてくる。どうやら「イン川は普段はもっと澄んでいるのだが、昨夜雨が降ったので、今日はにごっている」とか、「ここの動物園は面白いから、帰りに寄ってみると良い」などと言っているらしい。こちらも怪しげなドイツ語でなにか懸命に喋ったが、殆ど通じてはいないようだった。

  • (写真 ロープウェイ乗り場近くで)<br /> ロープウェイ乗り場の脇にあるレストランで、ベーコン・ダンプリング・スープ(Knoedel Suppeというらしい)を注文した。<br /> 出てきたのは大きな土鍋のようなものに入ったスープで、中央に野球のボールほどのものが一個デーンと入っていた。ダンプリングとは団子のことと思っていたので、大きなまんじゅうのようなものに、一寸たじろいでしまった。しかし、これが食べてみるとなかなか美味しい。ダンプリングはベーコンを細かく刻んだものに挽肉や玉ねぎなどを混ぜて、ハンバークのような生地を丸めたものらしい。これは美味しい上かなりの量になるので、スープとしては一人では食べきれない。二人に一つで十分である。

    (写真 ロープウェイ乗り場近くで)
     ロープウェイ乗り場の脇にあるレストランで、ベーコン・ダンプリング・スープ(Knoedel Suppeというらしい)を注文した。
     出てきたのは大きな土鍋のようなものに入ったスープで、中央に野球のボールほどのものが一個デーンと入っていた。ダンプリングとは団子のことと思っていたので、大きなまんじゅうのようなものに、一寸たじろいでしまった。しかし、これが食べてみるとなかなか美味しい。ダンプリングはベーコンを細かく刻んだものに挽肉や玉ねぎなどを混ぜて、ハンバークのような生地を丸めたものらしい。これは美味しい上かなりの量になるので、スープとしては一人では食べきれない。二人に一つで十分である。

  • (写真 ハングライダーの組み立て)<br /> 食後に気が付くと、近くで、一人の男性が上半身裸でハングライダーを組み立てていた。<br /> 「ここから飛ぶのか」と聞くと「そうだ」という。私はハングライダーが飛び出すところを見たことがないので、彼が飛び出すまで、30分ほど待っていた。

    (写真 ハングライダーの組み立て)
     食後に気が付くと、近くで、一人の男性が上半身裸でハングライダーを組み立てていた。
     「ここから飛ぶのか」と聞くと「そうだ」という。私はハングライダーが飛び出すところを見たことがないので、彼が飛び出すまで、30分ほど待っていた。

  • (写真 スタート)<br /> いよいよスタート(飛行機のようにティク・オフと云うのだろうか)となり、カメラを構えていると、彼は何の気負いも、ためらいもなく、スッと大空に飛びだして行った。

    (写真 スタート)
     いよいよスタート(飛行機のようにティク・オフと云うのだろうか)となり、カメラを構えていると、彼は何の気負いも、ためらいもなく、スッと大空に飛びだして行った。

  • (写真 飛翔)<br /> ハングライダーがいきなり飛び出し、そのスピードが予想より遙かに早く、アッという間に遠ざかってしまうので、写真を何枚も撮ることが出来なかった。

    (写真 飛翔)
     ハングライダーがいきなり飛び出し、そのスピードが予想より遙かに早く、アッという間に遠ざかってしまうので、写真を何枚も撮ることが出来なかった。

  • (写真 遠ざかるハングライダー)<br /> サポート隊もなにもなく、独りぽっちでハングライダーを組み立てて、パッと大空にに飛び出していった彼を見ながら、恐怖心は沸かないのだろうかと感心してしまった。

    (写真 遠ざかるハングライダー)
     サポート隊もなにもなく、独りぽっちでハングライダーを組み立てて、パッと大空にに飛び出していった彼を見ながら、恐怖心は沸かないのだろうかと感心してしまった。

  • (写真 黄金の小屋根)<br /> ハーフェレーカーから街にもどって、あちこち見物したが、黄金の小屋根の中にある小さな博物館で、ハプスブルグ家の中興の祖であるマクシミリアン一世の展示は大変興味深かった。彼は領地を広げるのに武力ではなくて、結婚を利用して大成功を納めたという。中世でもこういうやり方があったのかとびっくりした。<br /> インスブルックの街にも王宮などいろいろと見るところはあるが、なんといっても素晴らしいのは山々だから、天気さえ良ければ、まず、山の方を重点的に歩いた方が良いと思う。

    (写真 黄金の小屋根)
     ハーフェレーカーから街にもどって、あちこち見物したが、黄金の小屋根の中にある小さな博物館で、ハプスブルグ家の中興の祖であるマクシミリアン一世の展示は大変興味深かった。彼は領地を広げるのに武力ではなくて、結婚を利用して大成功を納めたという。中世でもこういうやり方があったのかとびっくりした。
     インスブルックの街にも王宮などいろいろと見るところはあるが、なんといっても素晴らしいのは山々だから、天気さえ良ければ、まず、山の方を重点的に歩いた方が良いと思う。

  • (写真 インスブルック遠望)<br /> インスブルックから帰りの特急列車がザルツブルグに止まったので降りようとしたが、どうしたわけかドアが開かない。あわててあちこち押したり引いたりしても駄目。途方に暮れていると、そばにいた人が「この列車はウィーン直行でザルツブルグには停車しない」と教えてくれた。<br /> よく見ると、なるほどプラットホームの無い所に止まっている。あわてふためいて列車の前部の方に行くと、貨物車が一両連結されていて、その荷物用のドアが開いていた。運良く係員が居たので「降りたい」と云うと、手を取って線路の上に下ろしてくれた。ホッとして見回すと、私達の他にも、何人もの人が線路に飛び降りていた。<br /> たしか車内にあった時刻表には、ザルツブルグ停車と書いてあったと思うのだが?危ふくウィーンまで連れてゆかれる所であった。<br /> {この項終わり}

    (写真 インスブルック遠望)
     インスブルックから帰りの特急列車がザルツブルグに止まったので降りようとしたが、どうしたわけかドアが開かない。あわててあちこち押したり引いたりしても駄目。途方に暮れていると、そばにいた人が「この列車はウィーン直行でザルツブルグには停車しない」と教えてくれた。
     よく見ると、なるほどプラットホームの無い所に止まっている。あわてふためいて列車の前部の方に行くと、貨物車が一両連結されていて、その荷物用のドアが開いていた。運良く係員が居たので「降りたい」と云うと、手を取って線路の上に下ろしてくれた。ホッとして見回すと、私達の他にも、何人もの人が線路に飛び降りていた。
     たしか車内にあった時刻表には、ザルツブルグ停車と書いてあったと思うのだが?危ふくウィーンまで連れてゆかれる所であった。
     {この項終わり}

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