新しい年をプーケットで迎えて3日目・・・災害の爪痕を振り帰るより大変です忘れさられた場所がありました・・・

2005/01/02 - 2005/01/03

1月3日今日もプーケットは良い天気に恵まれている。
昨晩からポンティプ先生はぼやきっぱなし・・何故なら、お役所仕事ばかりして何でこちらが苦労している事を他人事のように見ているか？と怒鳴りちらしていた。其れもそのはず氷を送れ・テントを増やせ、遺体のおき場所がないから早く手立てを考えろ・・と毎日口がスッパクなるほど連絡すれば、今遣るからと言うだけで全く届かない・・先生はだからタイは言われるのよのろい！！てと起こる起こる。しかしココだけではない、クラビーピピーで見付かった遺体は野晒しの状態な上、ここでもし雨が降れば万事休すな状況だからである。インドネシアが既に最悪なパターンを辿り出している、せめてタイはそれを食い止めろ！！朝早くからビーチを歩き外人と話し合うタクシン首相・・其れより今の置かれている現状を理解して行動を起させて欲しい、何をするにも上司の意見を仰いでいたら死なずに済む人も殺してしまうぞ・・こんなタイ人のジョークが町中を巡り歩く、タクシン首相が指図しなければ動けないそんな兵士達を率いる幹部達にタクシン首相まで呆れている。そんな内事情を自分が行動する事でカバーしているタクシン首相・・・端で見ている我々は気の毒この上ないわけです。
”これ以上の被害を食い止める為にベストを尽くせタイ国、これからの世界に進出していく為も”タイのタクシン首相は毎日プーケット-バンコク間を往復している。残すところ1ヶ月を切った選挙運動はこの被害をどれだけスムーズに処理できるかでタイ国民の印象は大きく変化するだろう。頑張れタクシン！
日に日に確認されるご遺体も残すところスウェーデンの国の方々にかかっている。大使館関係者は毎日出て来ない遺体を捜して歩いているが、3500人ものご遺体だけ見付からない？ということがやはり異常でこの象達が働く場所に沢山眠りに着いているのではないか？・・と誰もが思い被害が発生してから8日目既に確認など無理な状態の遺体、現地から医者、歯医者遺族が待機している。
まだ見付からない遺体は何処に隠れているのだろうか？昨日日本人が3人確認された、哀しいかな捜索している場所と安置されている場所が異なり確認が遅れていると言う現実があり、大変気の毒に思う。しかし、ピピやクラビーへボランティアの入る数が少ない現状が何故なのか？公に出来ない何かがあるようで・・興味を引かれて困る。既に8日目限界に来ているご遺体はドンドン焼き場に回される、早く遺族が確認出来れば・・ご遺体が無残でもこの人がかつて自分の親・子供・娘・息子・孫であった事に替わりはありません。しかし火葬されてしまえば、姿形にない遺骨となり哀しい出来事で終わってしまう、災害で無事に逃れても家族を亡くし・親を亡くしと残された方々が日に日に食事も取れなくなり・静かに外を眺めるだけになり・一言もしゃべらなくなり・首をたれて下を向いたままになり・・・自殺志望が濃くなる毎日、病院では24時間看護でありながらそれらの人達をいかに守るか？必士で目を離さず看護している。ノイローゼーを起し始めたらもう生きる気力がなくなり死を選ぶ、人間として一番哀しい選択、しかし誰が其れを間違いだと言えるだろう・・・如何したらこの方々を助けられるのだろう・・精神科の専門医達が頭を抱えている、一人−二人と自殺がもし今起きればそれらの方々は殆んど連鎖反応を起し自殺を図るだろう・・・早く食い止めて欲しい！助けてあげて欲しい！その中には日本人も含まれているのです。
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新年早くも3日目町中の景色が落ち着き出した、ビーチも清掃が進み外人さんで埋まり出している。その傍らで貢献している沢山の象や動物達、象は調教師と共に行動している為決められた範囲で重要な仕事をこなしている、これから紹介する犬は可哀想なのか？それとも賢いのか？何処にでもいるんだなあ・・こう言う動物達は・・あっぱれ！！今日も別の視野から探して見ます、楽しい話題
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それどころではない大変なことになりました、忘れていた場所があります・・忘れていたのか？忘れられていたのか？見付からない遺体残された数の遺体はもしかするとここにあるのかも知れません、海をご存知の方なら頭に浮かんでいたかも知れません・・ね。その場所はシミラン諸島・スリン諸島です・・・

エリア タイ

海の環境問題を心配して調査団が海に入り、確認された事実から・・大丈夫プーケットの海は不滅だ・・

朝からビーチを歩いて外人さんと会話をするタクシン首相・・どんな話を持ちかけられるか？これからのプーケットの開発・災害のもたらす被害など外国人はかなり手厳しい・・タクシン首相も曇りがちな顔色が隠せない気の毒な写真・・朝7時過ぎのこと。

外人さんは逞しい・・殆んどの人は気が進まない事でも彼らにはあまり関係ないらしい、ここで何が起きてもココから遺体が沢山発見されたところだとしても。

象達の頑張りが日に日に現す現地の状況、遺体の掘り起こし作業から収容運搬までの全てを任された象達の頑張りもっとタイ人は感謝して欲しい！当たり前の事と思わないで欲しい、彼らがいたから発見出来て遺体安置所まで戻れている事を、外人さんの方が知っているその優しい象の心を・・

瓦礫の中から見付かる遺体・・無事に体ことかきだすことが出来ればいいのだが、どこかが欠けていてかきだされたら・・そう思うと眺めていられない物がある。
現実は厳しいです美しい海や現地の様子ばかりがＴＶで放映されています。しかし、こうして作業を続けている協力隊・ボランティアの人達は大変なんです。単純に掘り出すだけなら簡単な作業です、こうして中に遺体が確認されると傷つけないように慎重にほりだして行かなければなりません。必要以上に難しい仕事で神経が磨り減る思いだと語ります。

発見される遺体も今までのように、まとめてではなくなり一つ二つと発見されるようになり、更に慎重にならなければなりません。

そして地元で人気を呼んでいるこの犬、人懐こいわけではありません、自分に危害を加えると感じる人に対しては凄い唸り声を発します。けれど寂しいかな真夜中になると遠吠えで海に向かい叫び続けています。誰にもその事情は分りません、毎日同じ場所で探し物を続けている様子なのです。よる自分は良くこの犬と話しをしていました、お腹が空くのでしょうパンでもりんごでも何でも食べます。瓦礫に適当な大きさの椅子を見つければ、パソコンを開く自分の足の元で眠るこの犬・・飼い主はいずこに？？昼間あまり戻らないのでこの犬が何をしていたか知らずにいた自分、昨晩ふと気が付くと、報道関係者が側に立っていた、驚いて声くらい掛けろよと、言う自分にこの犬は何時からここにいるんだ？覚えてないけどな？5日目くらいかな？
持ち主がいないのかな？静かに眠って朝になるといないからね別にとくに心配してないんだけど、どうした？この犬さ毎日海岸で砂堀してんだよな・・3日目の昨日呼ばれて昼間見てたんだけど、そこに何かあると思うと凄い砂を掘るんだよ、中から何か見えるから驚いてその場を人間だ掘ると遺体が出てくるわけ、その臭いをかぐとまた別の場所に移り掘り出すわけなんだけど、この何日かで10体の遺体を発見したんだよ、賢いのかナンなんだか？皆不思議に思って・・どこかで見たなと思えばココにいるから、何か知っているかと思って来てみたんだ。
あああ？？お前そんな事してたのか・・だから毎日お腹すくんだよな・・如何したんだ？何があるんだ？まさか飼い主があそこに埋まってる？とか言うなよなあ・・・午後になり少し手が空いた自分はその場所に行って見た、確かに丁度遺体がまた確認されていた、自分を見て走りよる犬を見ていた人が急いで側まで駆けつけて来た。この犬の持ち主はこのホテルで芝刈りの仕事をしてたんですが、26日も仕事をしていて多分被害に合ったんだと思うんです。行方不明のまま8日間が経ちましたから、多分この近くに持ち主の臭いが残っているんだと、それとも本当にこの当りに埋まっているのかもしれませんと教えてくれた、ホテルのメイドさん。複雑な気持ちで頭を撫でるが、直ぐまた走り去り砂の臭いを嗅いでいた。可哀想だがココは被害が大きかった場所だ、希望は薄いぞ・・どうしても挙げれないその哀しさがまた涙になってしまいます。

遠い宇宙に打ち上げられている観察機から送られてきた写真、報道関係者達は津波の威力を改めて感じた写真。

災害から2日後の写真、緑色をした美しい海岸沿いはなくなり地肌が露出して変わり果てた海岸線が確認できる。

止まる事なく続けられる作業

毎日毎日発見され清掃されるビーチ被害が少ないところは既に観光客で埋まり出している。

津波を直ぐ後ろに逃げて走る写真が公開されても、本人達は帰国した後・・
誰が彼らを写していたのか？そんな事を知らないで国に戻ってから現地の新聞で公表された彼ら家族、まさか自分達が写真に収められていたとはしらなかったとその時の様子を後日発表して母国で話題となる。
タイではやはりあまり知られていないが、現地に送られ確認出来たのは多分同じホテルで撮影した外国人ではないか？といわれている。これだけ真後ろに津波を見ればそうと被害を受けたように感じるが？走り逃げる際にこのビーチ沿いの岩場で足を怪我しながらとにかく逃げたと話している彼らはやはり運が強い家族だろう。

どうしてココに残って居るのか？何かが足りないそう思いながら8日間が過ぎた・・すなんです気が付くのが遅すぎたかもしれません、何故全てがプーケットに集中しているのかを調べなかったんです、タイにはプーケットからいけるパンガー湾より外海みある、シミラン諸島・スリン諸島・・・忘れきって居ませんか？
何故思い出せずに居たのだろう・・・・現地から音沙汰がないのはもしかして生存者が居ないから？それとも連絡がつかない状態にあるから？凄く鳥肌が立ちます、忘れすぎです、既に8日間が経過していたにも関わらず・・誰一人現地に向かう人がいなかったんです。
行方不明の方々はココに居るのではないでしょうか？
この情報は公になりつつあります、誰もが突然思い出したからです。早く現地に向かわなければ・・・・
報道関係者の間で噂が流れています、津波が来る恐れがあるからと救助の手が現地に向かわなかった誰もが恐怖で向かえなかった・・・・と

外海の為大型魚が多くダイバーなら誰でも憧れる、ダイビングスポットしてご存知の方も多いはず・・そんな場所を何より誰も救助に向かわないで居る事は・・・・最悪の状況を意味します。8日間も救助されない遺体は海に浮かんでいただろう遺体・・・は・・既に海の底に沈んでいるはず・・そうなれば大型魚たちに食べられてしまうと・・確認どころか戻れる確立すらない・・・最悪だ！最悪・・・ああ・・・なんで思いつかないで居たんだろう・・何かが足りない何かがチェンマイに戻れない何かがあるからと今迄ココに滞在していたのは・・これだったんだ・・・ああ・・・・どうなるんだろう。