2001/09/09 - 2001/09/21
1384位(同エリア1553件中)
カルメンさん
スペイン・グラナダ
14世紀半ばに完成したというアルハンブラ宮殿はグラナダの都を
見下ろす丘の上にあり ワシントン・アービングの「アルハンブラ
物語」で描かれているロマンと幻想の世界を心ゆくまでたのしみ
つつ赤茶けた王宮の壁の精緻なるアラブ模様は栄華を刻む
○夕焼けのアルハンブラは朱に映えてひときわ深き壮麗さ増す
○アルハンブラ宮殿の塔は衣裳替え優美な姿で闇に浮きでる
○鐘塔より眺める都のパノラマにネバダかすむも我はほほ笑む
○離宮よりサクロモンテを眺むればアルハンブラの歴史よみがえる
○「アルハンブラ物語」に登場するモーロの王女の部屋を探しぬ
○うっそうと茂れる木々の間よりせせらぎ流れわれ涼を求める
○せせらぎの辺りで吟ずる「国破れて...」座りこみ聴く若き女の居る
○朝もやの裁きの門のまん前で若きカップルはひしと抱き合う
○若き女は「アルハンブラ」の西語版を買う我の顔みてにこりとする
アルハンブラ宮殿を後にし 城壁に沿って下ってくると記念墓地があり ぶらりと中に入る
○喧騒のアルハンブラに隣接する記念墓地には精霊憩う
記念墓地の美しい噴水、アルバイシンはイスラム教アラブの統治
下に城塞都市として発展し今も当時の面影をそのまま残し
○地図みれどいつしか露地に迷い込む苛立ち歩けば元の場所に居る
○子供らの声高く遊ぶ方角に急ぎ歩くも露塀に阻まる
○リュック背に観光客は闊歩する地元の人の姿は見えぬ
○フラメンコ聴きつつ食べるトルティージャ、アラブ風なるレストランにて
宿泊しているホテルに近い広場プラサ・リブレで昼食中 突然背後の教会から歓声があがり
○グラナダのプラサ・リブレの教会から花嫁飛びでて昼を彩る
サクロモンテにはクエバと呼ばれる洞窟住居が立ち並び 深夜までフラメンコを見せるタブラオがあり
○昼食はワインで喉を潤して夜はチェリー酒とフラメンコに酔う
○タブラオに鋭く響くカスタネット、今宵の我は若き女の護衛なり
1518年より建設が開始され 塔の部分は現在でも工事が続けられているカテドラルを訪れ
○黄金の礼拝堂に得も言えぬステンドグラスの光さしこむ
王室礼拝堂はグラナダをキリスト教徒の手に取り戻し レコンキスタに終止符をうったイサベル女王の遺骸が安置され
○イサベルの遺骸は棺に安置され観光客に挨拶している
○イサベルは観光客のざわめきに棺の中で何思うらん
○セルトゥハ修道院には宗教裁判の生々しい絵画が架けられ
○脳天に斧、心臓に槍、死刑執行の絵画に震撼す
○脳天に斧打ち下ろす絵の人の不気味な笑みにわれは血が引く
○残忍な宗教裁判キリストの愛の救いも及ばざるとは
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