2004/09/04 - 2004/09/05
8852位(同エリア9659件中)
PIROさん
北海道夏合宿は、院試があるから行けなかったけど、9/1に合格発表があり、合格してヒマになった。
平岡アフターがまだ東北を走っている。最短で合流したとしても日数が短かったけど、俺にとって夏休みにツーリングしないなんてありえないので行ってきた。
その1は、9/4に十和田湖で合流、9/5十和田湖→鹿角 の二日間。
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いわき行きの始発、柏駅5:37発の常磐線くだり電車に乗る。柏駅についたのがけっこうギリな時間で、しかもリアキャリアのネジ頭をなめてしまってあせった。かなり強引だが、キャリアつけっぱなしで輪行。当然はみだしまくってる。
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ぐっすり眠っているうちに、いわき駅に到着。ずっと寝ていたのであっという間。全然東北に入っている実感がない。
しかし、駅から出た瞬間、強制的に実感させられた。
リーゼントの古典的ヤンキーが、超なまってる。
すてきだ。
関東平野のど真ん中で育ったので、山が見えると、方言を聞くと、「旅してるなあ」という気持ちになる。 -
朝ご飯を食べに行った駅前のマックは女子高生がいっぱい。超なまってる。
ああ、東北なんだなあ、ここは。 -
いわき 9:20 → 原ノ町 10:37
近くにいたちびっこがうるさかった。親もあんまり注意しないし、甘やかしすぎだ。
おばあさんが何人か乗ってきたので席を譲ろうとしたら、「若い人も疲れるから」みたいなこと言われて断わられた。そして、いろいろ話し掛けられたが、なまってて何言ってるかよくわからなかったから適当に返事をしておいた。
原ノ町 10:50 → 仙台 12:09
景色がかなり田舎っぽくなってきた。ほとんど寝てた。
仙台の駅ビルでお昼ご飯を買った。 仙台で降りて、駅ビルでお昼ご飯を買う。寝不足であまりおなか減ってないから、小さなお弁当と、おやつにミスドでドーナッツを買った。
仙台 12:40 → 一ノ関 14:23
お弁当を食べ終わったら寝てた。 -
一ノ関駅で降りると見覚えがある。
四年前、俺が一年生の時の夏合宿の行きで、電車待ちながら牛タン弁当を食べたところだ。そのとき直行組の一年は俺、林、船橋だった。懐かしい。 -
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一ノ関駅前
一ノ関 14:57 → 盛岡16:26
ドーナッツを食べたあと、寝まくってた。
盛岡に到着。一番線の電車に乗り換えるのだが、その一番線が見当たらない。どうやら一回外に出るらしい。荷物を置いて手ぶらで見に行く。
案内どおりに進む。進む。進む。遠すぎ!
乗り換え時間は余裕があったはずが、荷物全部持ってここを移動したらギリギリだろう。急いで戻って、全速力で移動開始。といっても普通の人のはや歩き程度。でも、汗はものすごく噴き出してくる。
乗り換える電車はIGRいわて銀河鉄道といって、JRではないので切符を買わされる。
ギリギリ間にあった。でも混みすぎ。しかもクーラー無し。あああああ。 -
途中から空いてきてボックス席独り占め。
風景は田んぼばっか。野焼きしてるところが多くて煙い。 -
さらにいなかになってきて、山っぽくなってきた。
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十和田南駅に到着。
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19:10
輪行解除終了。出発。
近くのスーパーの休憩コーナーでクレヨンしんちゃんを見ながら夕ご飯。
スーパーを19:40過ぎに出発。
国道103号を走り、十和田湖へ向かう。暗いなあと思いながら走っていた。
しかし本当の暗さってのはこんなもんじゃなかった。
大湯温泉を抜けた瞬間、其処から先は灯り一つない闇。
びびって止まってしまった。どうしよう。
しかし行くしかないのだ。
暗闇に向かって走り出す。
自分のライト一つを頼りに走る。自然とスピードが上がっていく。
車もほとんど通らない。
後から車が来ると、ヘッドライトで道が照らされる。追い抜いていくとテールライトで道はまだまだ続く事がわかる。
前から来る車はずっと遠くから見える。すれ違う時はまぶしくて目がくらむ。
ヘッドライトの光が弱くなってきた、電池切れだ。
電池を交換したいが、この暗闇で立ち止まるということは恐ろしいことだ。
なんとか電池が切れる前に自販機があって、その前で電池交換。
ふと周りを見ると、自販機以外は闇。進んできた道も、進んでいく道も。再び走り出すのがこわい。
峠を登っていくにつれ、だんだんと道のわきには木が茂ってくる。そしてついには道の上も覆われだして、月あかりも奪われた。
もはやどこまでが道路なのかもわからない。ライトが照らすセンターラーインだけを頼りに走る。
できるだけ余計なことを考えないように、全速力で走る。
だんだんと何がなんだかわからなくなってきて、暗闇に飲み込まれてしまうのではないかと思った。 -
途中、シートピラーのやぐらのネジが緩んで、サドルがガタガタになったが、立ち止まるのがこわくてそのまま走りつづけた。
茂みから何か動物が飛び出してきた。
道のわきから、滝の音だけが聞こえてきて恐ろしかった。
21:08
発荷峠に到着。
23km、500mアップを約1時間20分で登りきった。
インナー使わなかった。疲れた。
パーキングで休もうと思ったが、トイレの非常用サイレンが鳴っていて、こわかったので寄らなかった。 -
21:12
湖畔のあかりが見えた!
あそこに行けばみんながいる!みんなに会える!
しかし、峠を乗り切りほっとしたのもつかの間、同じように暗黒のくだりは、恐怖の連続だった。
道がどっちに向かっているのか直前までわからない。
対向車のライトに目がくらむ。
カーブで大きくはみだしてくる車がこわい。
やっと下りきっても、湖畔の道路も真っ暗。
道路わきの崖の下から聞こえる、水音が怖い。
十和田湖の中心地はちょうどお祭で、人がたくさんいた。
人ごみなんていつもは大嫌いだけど、このときはほっとした。 -
平岡に出会って、テン場で合流。
佐野、純平がいて、佐野は知っていたが、純平は微妙なリアクション。
トイレから戻ってきた安藤は大げさに驚いて、良かった。
21:48
合流直後。
©平岡
ビールを飲んで、寝た。
今日は人生で最大の恐怖だった。
夜の独りの峠越えはおすすめできない。 -
9月5日(日)
泊まった所は、十和田湖畔の乙女の像の近くなので、朝早くから歩いている人の足音が聞こえた。
8:30
朝ご飯、チキンラーメンの準備中。 -
まずは乙女の像へ。
9:43
乙女の像を撮る安藤 -
9:47
中山半島と十和田湖
今日は曇ってて残念。 -
10:04
木村ストア
©平岡 -
10:09
なんでもないところが、県境。
©平岡 -
10:22
俺が昨日来た道を引き返して進む。
しかし、朝と夜では全く違う道のようだ。 -
湖を見ながら、木陰の道を走る。
気持ちいい。 -
10:36
発荷峠まで、昨日おりてきた道を登る。 -
昨日はスルーした、発荷等で展望台に到着。
10:52
霧で、あまり見えない。 -
みんなの自転車
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今日は鹿角に向かうのだが、国道103号と県道2号の二本の道がある。
俺は昨日国道で来たし、県道のほうに滝があるので、県道で行く事にした。
峠を越えたのに、さらに登る。
11:25
さっきよりさらに上の紫明亭展望台 -
11:46
展望台のあともまだのぼりが続く。 -
11:49
やっと頂上だ!
と思ったら、ちょっとくだったらまた登り返し。 -
12:04
こんどこそ頂上か? -
12:09
今度こそやっと頂上だった。
笹森展望台 840m
発荷峠は631m。
もう終わりと思ってから200m以上も登らされるのは辛い。 -
このあとはバビューンとくだって、七滝へ。
一気に下ると、だんだん気温が高くなってくるのがわかる。
七滝の脇の公園でお昼ご飯。
13:09
安藤。「川に入ろっかなー」とでも考えているのか。 -
13:14
トンボを捕まえようとする純平。
トンボはとまってくれなかった。 -
13:14
七滝
©平岡 -
13:22
滝のあたりの道。
いいかんじ。 -
13:25
川に入る二人。水はものすごく冷たい。
冷たいっていうか痛い。
©平岡 -
14:22
次に康楽館へ。
ここは現役のものとしては日本最古の芝居小屋で、国の重要文化財に指定されている。
研究室で日立鉱山の共楽館に関わったが、ここも同じく鉱山の厚生施設として建てられたものだ。
ここ、小坂鉱山は大正初期までは日本最大の鉱山。 -
康楽館の前の公衆電話。
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14:34
みんなベンチで昼寝してた。 -
14:46
みんなを起こして、旧鉱山事務所へ。
明治38年から平成9年まで使われていたものを、移築復元。 -
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15:12
©平岡 -
15:13
©平岡 -
15:21
©平岡 -
15:24
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毛馬内の武家屋敷を見るために、先人顕彰館の駐車場に自転車をとめた。
16:14
入り口にあった石碑。
なんか、ヘンなの。みんな笑ってしまった。失礼。 -
16:17
この地域で一番古い武家屋敷。
今でもお住まいになってます。 -
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19:08
雲行きが怪しくなってきたと思ったら、突然大雨!
雨樋から滝のように雨水が落ちる。
©平岡 -
しかし、しばらくすると雨は弱くなり、瑞穂を迎えに行く頃には上がっていた。
19:41
鹿角花輪駅
©平岡
輪行解除をして、お風呂に向かう。
が、それらしいものが見当たらない。地図を確認すると既に通り過ぎている。
戻りながら探すがやっぱりない。また進む。また戻る。ない。通りかかった人に尋ねたら、もっと先にあるとのこと。
マップルの位置が間違ってた。なんだよー…
ツーリングマップルはこういうことがけっこう多い。 -
22:46
夕ご飯「麻婆茄子豆腐」を作る。 -
麻婆ナス、麻婆豆腐が同時に味わえるという画期的な料理。
どっちにするかもめた末の妥協案。 -
23:22
やっぱりビールは欠かせない。
秋味が売っていたので買ったけど、まだ夏だー、秋だなんて認めない。
2004年 夏合宿アフター その2 ヘ続く。
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