2004/09/10 - 2004/09/14
403位(同エリア984件中)
イセザキさん
ずっと行きたかった麗江。一人旅とツアーが苦手な私はなかなか思いきれなかったのですがようやくいけました!
ずっと行きたかったという割りに下調べがなっておらず、
雨季だということ、標高2400メートルということも意識せず・・・
連日の雨でメインの玉龍雪山、虎跳渓にはいけず。
寒さにストールを購入するはめに。
でも、ツアーは私達2人だけ。時間を気にせずゆっくりとガイドさんを独り占め。最後のフリーの一日では現地で出会った女の子と馬に乗ってチベット仏教のお寺へ。のんびり麗江を満喫したのです。
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長江第一湾
初めての旅行記。せっかく5枚分書いたのにアップできず・・・再度やりなおし・・・。
麗江空港からマイクロバスにのり約1時間半。麗江市内を抜け長江第一湾へ。長江(この辺りでは金砂江といそうです)が中国へ入って初めて曲がったところ。南へ向かっていた長江がここで曲がったことにより東へ東へ上海まで行くことになる。
ここで曲がらなかったら長江流域の発展も無かったでしょう。
紅軍がここで蜂起したこともあり、中国では愛国教育に出てくる場所だそうです。 -
長江第一湾までの風景
長江第一湾までは山を越えていきます。途中の景色は本当に美しい。赤土に緑の田園。雨で泣ければ・・・と悔やまれます。 -
麗江古城 四方街 老人クラブ!
本来ならば、第一湾の後に断崖絶壁の虎跳渓に行くはずでした。今年は特に雨が多く崖崩れが発生。ガイドさんは「本当に危ないよ」を連呼していました。
残念。そこでそのまま麗江古城散策へ。ここで少しだけ太陽が見えてきました。四方街ではガイドさん曰く納西族の「老人クラブ」の人達がラジカセを片手に楽しそうに踊り続けていました。 -
トンパ文字
納西族がいまだに使用しているという、世界で現存する唯一の象形文字だそうです。私が麗江を訪れたかった理由の一つでもあります。
絵心がなければかけません・・・
街の壁には文字が刻まれていて、観光客がガイドさんに説明を受けていました。 -
玉泉公園
雨、雨、雨・・・・ 寒い・・・
本来ならばここから玉龍雪山を綺麗に望むことができる場所です。
ガイドさん「想像してください。」 -
白砂村 大宝積宮 白砂壁画
写真撮影は禁止されていた白砂壁画です。
明代に作られたこの壁画は、多くの民族がともに争いなく暮らしていけるようにと仏教、チベット仏教、道教の三つが一緒に描かれています。画家もそれぞれの民族が参加し、チベット族、白族、納西族の絵画技法が取り入れられているそうです。
ここはツアーに参加しガイドさんの話を聞いてよかった!と痛感したところです。自由旅行であればガイドブックに載っている小さな情報だけで「ふ〜ん」とすぐに出てきてしまったことでしょう。
話を聞きながら涙が出そうになりました。800年以上も経った今、なぜ各地で民族紛争・戦争が絶えないのでしょうか・・・。
文化大革命で多くの壁画は壊されてしまったそうです。この壁画を守ろうとした方が毛沢東の写真の入った新聞で壁画を多うことで、破壊を免れたということです。 -
藍染店
白砂村は藍染で有名だそうです。
ツアーです。3人の女の子がピッタリとついてきます。ちょっとでも手を触れるとものすごい勢いでそれを広げて見せてくれます。
買わずには帰れません・・・でも結構いい値段です。
結局、私達は一品ずつちょこっと値切って買いました。 -
束河村
白砂村の隣村。白砂村よりも素朴な味わいの残っている村です。あいにくの雨でしたが、その街の雰囲気に引き込まれ、ガイドさんを寒い中待たせ写真をたくさん撮りました。残念ながらどれもピンボケです・・・ -
束河村のおじいちゃん
写真を撮っていると、お家に招き入れてくれました。80歳。一人暮らし。鳥を飼い、庭を綺麗に手入れしていました。息子さんは麗江で旅館を経営しているそうです。
麗江古城から白砂村・束河村までの道中には新築の家がたくさん立てられています。麗江古城に住む人たちは放牧や農業をして自給自足の生活を送っていたそうです。世界遺産になり、政策で放牧ができなくなりそのかわり土産物屋をするようになりました。二階に住み1階は店舗です。
それも、またまもなく変わるそうです。古城に住む人達はこの新築の家々に移りすみ、土産物屋は古城脇に立てられている古城風の建物に移されるそうです。世界遺産である町並みを保存するため人々は他で生活をするのだそうです。
おじいちゃんの一人ぐらし。ちょっとさみしい気持ちになりました。 -
麗江古城
本当ならばこの日玉龍雪山へ行く予定。でも雨です。ガイドさん「行ってもいいけど、雪でしょう。寒いだけです。」の言葉に即同意。後で空港であったツアーの方々はこの日行ったそうです。レインコートを借りて雨の中リフト(正にスキー場のリフトという形容がふさわしい)に乗ったそうです。「ただ寒いだけだった・・・」らしい。
というわけで、三度麗江古城。かわりに木府へ。
町並を上から眺めるのは美しいのですが、合間合間に見える現代的なビルやトタン?が残念でなりません。 -
麗江古城
虎跳渓⇒麗江古城
玉龍雪山⇒麗江古城
となりまして、本日の予定は雪山の後もともと古城散策だったのです。メインストリート?はもう飽きました。明日は一日フリー。どうしよう・・・?ガイドさんからは大理に一日行きますか?の誘い。
私達は作戦を練るため、茶芸館のイさんの所へ。
彼女は日本語を勉強中。初日に散策に疲れて入ったッ茶芸館で出会いました。 -
3日目 朝食
最終日の1日フリーは、結局イさんにお付き合いいただくことになりました。街の人との出会い。これが旅ではたまらなく面白い。反面とても難しい。危いかも・・・とも思ってしまうから。
でも彼女はそんなこと少しも思わせない本当に純粋で素敵な女性。一生懸命日本語を話す姿が本当に愛らしい。
朝ごはん。豆汁、油条、餅。私達はホテルで散々食べてきたのに豆汁をお替わりしました。ホテルのバイキングなんかより断然美味しい! -
市場
朝ごはんを食べたところは市場の前。バスの発着場所でもありました。麗江古城からちょっと歩いただけなのに地元の人たちの活気ある風景がありました。
私達はここからバス(小型バン)に乗り拉市海へ向かいました。 -
拉市海までの道
麗江からバスに揺られること20分ほど。拉市海と書かれたところでバスを降りると拉市海まで歩くことに。
のどかです。左右はとうもろこし畑にりんご畑が広がっています。道脇には水牛。まっすぐ続く道。なんとか雨があがった旅行最終日に感謝の気持ちでいっぱいでした。 -
拉市海 淡水の湖。この周りは湿原になっていて冬になると白鳥などたくさんの渡り鳥がやってくるそうです。のどかな景色にうっとりとしていると笛の音と歌声が聞こえてきました。ナシ族の男性です。ナシ族は女性が働き者なんだそうです。家事でも農作業でも女性がやるそうです。
馬は観光用で口々に「馬に乗らないか」と誘ってきます。私達の目的地は拉市海にあるラマ教のお寺。湖のほとりにあるのだろうと思っていたら、イさんに「馬に乗りますか?」ときかれました。お寺までの道のりを聞くと「8km」との答え。どうやって行くつもりだったのでしょう・・・「馬で行きましょう」私達は即答しました。
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馬で行く
といっても・・・誰かが馬を引いてくれのんびりとそして優雅に進むものと思っていました。
甘かった・・・。「GO!」と言われた私は一人。他の2人はお兄さんが馬に乗りつつ引いてくれるものの私は一人です。そして、連日の雨で湿地帯はさらにぬかるみをまし、道は雨でできた川に遮断。嫌がる馬をなんとか進ませるといった感じ。既に泥が体中にはねる。
右へ左へ道を探し進みます。8キロ・・・ -
りんご
湿原を抜けると余裕がでてきました。お寺までの道中、りんご畑の中を通ると近くのお宅へ。1キロ1元(現地でも安いらしい。しかも最後は見もせずいくらでもいいよといわれました)といわれ、もいでは食べ、かばんに入れ。カバンいっぱいにリンゴをもらいました。リンゴが一つの木にこんなにも生るとはしりませんでした。 -
指雲寺 ラマ教(チベット仏教)のお寺です。静かな
中に修行の太鼓?の音が低く響いてきます。穏やかな感じのお坊さんが本殿をあけてくださいました。
残念ながらガイドさんがいないためお寺の歴史等詳しいことはわかりません。 -
天井 本殿廊下の天井に描かれていた文様です。お坊さんに文様の意味を尋ねたところ、チベット族の彼は「意味はあるが中国語では難しくて話せない」とのこと。なんだろう。面白い。チベットに沸々と興味がわいてきました。
そして、の後出会った他のお坊さんも皆穏やかでイケメン?揃い。
この日次回の旅はチベットにしようと密かに思ったのでした。 -
過橋米線
お寺からまた馬に乗り拉市海近くの通りからバスを拾い麗江へ。既に夕方。全身筋肉痛。
夕飯は雲南名物料理「過橋米線」です。6元からあるということでしたが薦められるまま10元のものを。
ぐつぐつ煮立ったスープが入った土鍋と魚・肉・野菜・麺が載った皿。「早く!」とせかされ一気に具材をスープの中へ。しゃぶしゃぶみたいなものでしょうか。濃厚なスープの味は昼ごはん抜きの胃に染み渡りました。スープがとっても美味しかった!地元の人でにぎわっていましたが、店の名前を控えて来ず残念。 -
麗江古城
読み返すと麗江古城の写真があまりなかったのでもう一枚。昼間は観光客でごった返しており風情がありませんが、お店が開く前の朝の時間は歩いていても気持ちのよいところでした。
外国人もそうですが、中国国内の旅行者が多いようでした。どんどん観光地化が進み、街が観光業に頼らざるを得なくなっていきます。これまでの放牧や農業の生活に比べると収入は多くなったでしょう。でも民族独自の文化・生活を大切にしてほしいとも勝手な旅行者である私は思ったりもするのです。
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この旅行記へのコメント (3)
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- sitejmさん 2004/09/28 00:22:00
- 美しい!!
- はじめまして、イセザキ様。
麗江というこんなに美しい町があるなんて
知りませんでした。
先日、初めて中国へ旅して、中国も良いな、
と思い始めたばかりなんですが、
中国は奥が深いですね!
- イセザキさん からの返信 2004/09/28 00:55:23
- 初めての書き込みありがとうございます!
- sitejmさん
早速のコメントうれしいです。
中国は何箇所か行きましたが、田舎がいいと思います!
写真は結構撮ったのですが、どれもボケてたり暗かったり・・・
sitejmさんの写真は構図とかポストカードみたいで綺麗ですね!
ボチボチと私も増やしていきますのでまた見てくださいね。
- sitejmさん からの返信 2004/09/29 12:41:35
- RE: 初めての書き込みありがとうございます!
- こんにちは、イセザキさん
もう一度イセザキさんのサイトを訪ねてみたら
また写真が増えてました。
どの1枚をとっても絵になりますね。
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