2004/09/01 - 2004/09/01
125位(同エリア149件中)
のらきちさん
<「イーストシエラの休日 2004の続編です>
●ローンパインからラスベガス●
ヨセミテを今朝8時30分に出発してから6時間、デスバレーへの西側玄関口であるローンパインのUS395号線と136号線の分岐点にあるインターエージェンシー・ビジターセンターを出発した。今回のドライブで最大の難所にこれから向かう。旅行ガイドの「夏のドライブ」心構えを読んでいたもので、とうとう「死の谷」へ向かうかと思うと緊張感が高まってきた。この辺りでも既に温度が上がっている。サーモメーターも上がってきた(あとから思うと大した上昇ではなかったが)。
右手にオーウェンス湖底(Owens Lake Bed)の白い地肌の低地が見えてくる。かなり広い。白い色は多分、堆積した塩だろう。左手はこれから越えるインヨ山脈。US395号線と明らかに景観が違がってきた。30km程走ると190号線に合流する。
その時の道路標識を見て緊張感が更に高まった。なんと、Death Valley Junction までのマイル表示のところが×になっている。ファーニス・クリークからラスベガスへこれから通る予定の道が通行止めのようだ。もしかして「今日はデスバレー経由のラスベガスの道は通行不可なのか?」「ならば、Uターンして395号経由で行かねばならないのか」・・とよぎったが、戻る決心も立たず車を進めた。このことは、これからの経路に対する不安だけではなく、これから向えるいくつかの峠を無事に越せるかという不安でした。 この時点では、通行止めの理由は猛暑で引き起こすオーバーヒートを未然に防ぐ規制だと、疑いなく思ったので、ここ「死の谷」の猛暑は、決して侮れない油断をしてはならないと気を引き締め直しました。そこでまず、エアコンを下げ運転です。汗だくの中、家族のひんしゅくの中、生きてラスベガスへと必死(笑)。 後で分かったのですが、2週間前の8月15日の夕方に、この地域では記録的な大雨にみまわれて、道路や施設が大破したようです。1985年以来の大きな水害だそうで復旧には数ヶ月かかるようです。
なんとか二つの峠を越えて、ストーブパイプ・ウェルズのビジターセンターに着いた時には、40数度の暑さに驚きつつも、ほっとしました。ローンパインから110kmのドライブは、長野県に匹敵する面積であるデスバレー国立公園のほんの一部に過ぎませんが、これまで見たことがない風景に出会い感激ものでした。この後は、近くの砂丘を見てから、ファーニス・クリークまで行きました。行けるのはここまででした。楽しみにしていた、バッドウォーター、ザブリスキー・ポイント、悪魔のゴルフコースは次回の楽しみに取っておきます。
この後、迂回ルートのビーティ経由95号線でラスベガスです。95号線も何にもないない中の道です。 実はここで、大変な思いをしました。結果的にはしのげましたが、ガス欠にほとんどなりかけました。早め早めのガソリン補給はいい教訓になりました。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
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●インヨ山脈●
136号線をデスバレー方面へ。まだ、草は多い。
洞窟が見える。鉱山の後かもしれない??
反対側にオーウェンス湖底(Owens Lake Bed)の白い地肌の低地が見える。 -
●インターエージェンシー・ビジターセンター●
デスバレーへの西側玄関口。ローンパインのUS395号線と136号線の分岐点にある。植わっていたサボテンがこれから突入する砂漠をイメージさせる。 -
●デスバレーの風景●
対向車にもほとんど出会わず不安な190号線のドライブを続ける。インヨ山脈の険しい坂を登り下りしていると、ようやくデスバレー国立公園に入った。Father Crowley Pointの手前辺り眺める風景。 -
●Father Crowley Pointから眺めるデスバレーの風景●
ここからの風景は雄大。前方に聳えるパナミント山脈、手前の盆地には砂丘らしき平原や白い湖底らしきもの。また、山裾にクレーターらしき穴のような形状も見える。 -
●Father Crowley Pointから眺めるデスバレーの風景●
前方に聳えるパナミント山脈、手前の盆地には砂丘らしき平原や白い湖底らしきもの。 -
●湖底の跡●
最初の峠を越え下ったところが大平原。車をとめて、肌色の平らな平地に行ってみる。そこは以前は湖底だったようで、ひび割れた固い地面でした。 -
●まっすぐ山裾まで続く道●
山脈の間の平地からもう一つ山越え。ここにまた絶景。前方に聳えるパナミント山脈まで真っ直ぐな道。山の斜面までただただ真っ直ぐ続く。 -
●ストーブパイプ・ウェルズの万屋さん●
砂漠の中では、人工物はオアシスに見える。ローンパインから110km。190号線両側に、レストラン、ガスステーション、ビジターセンターがある。
何はともあれ暑かった。45℃はあったと思う。3週間前の8月10日は51℃を記録したそうだ。5日後の大雨といい、今年はアメリカも異常気象かな? -
●砂漠(Sand Dunes)●
ストーブパイプ・ウェルズから東へ数分。
砂を持ち帰ってはいけません。 -
●砂丘で逆立ち●
この辺りで、サングラスを置き忘れました。
発見者はお知らせください。 -
●ファーニスクリーク・ビジターセンター&ミュージアム●
デスバレー観光のいろんな情報がある。ここで初めてデスバレー・ジャンクションが通行止めかが分かった。お土産物も充実している。この先の名所に行けなかったので、写真集を買って帰った。レンジャーさんが数人いて親切にしてくれた。 -
●ファーニスクリーク●
デスバレーの中心町。砂漠の中のオアシス。ホテル、レストラン、雑貨屋、郵便局、なぜか学校まで・・・ -
●ファーニスクリークで見かけたトロッコ?●
この辺りは昔鉱山が多かったらしい。
19世紀末、ガラスの材料のホウ酸ナトリウムを採掘していたハーモニーボラックスもその一つ。 -
●ファーニスクリークで見かけたカラス?●
並んで、みんな口をあけていた。 -
●鉱山の跡地●
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●マッドキャニオン●
今回初めてヨッチに運転を替わり、デスバレーをを後にラスベガスへ向かう。ネバダ州ビーティへ抜ける道374号線。デイライト峠てまえあたり。
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2005/08/13 12:28:06
- ファーニスクリーク:
- はじめまして。かねがねデスバレーに行ってみたいと思っていました。
アメリカの砂漠は行ったことがないので、手始めにデスバレーから始めたいと。
夏は暑いので、10月末か来年2月あたりに、1週間ほどファーニスクリークに泊まって、デスバレーを撮りたいと思っています。
ファーニスクリークのホームページで宿泊状態はチェック出来たのですが、実際にファーニスクリークへいらした印象はいかがでしたか?
クリスマス前後1ヶ月はかなり混むそうなので、避けたいと思っていますが。
公園内は安全なのでしょうか?
- のらきちさん からの返信 2005/08/14 13:29:27
- RE: ファーニスクリーク:
- belleduneさん
書き込みありがとうございます。
夏のデスバレーは本当に暑かったです。さすがにここは冬がハイシーズンのようです。晩秋から2月頃はゆっくり楽しむのにはいい季節でしょうね。
belleduneさんは、サハラやナビブ沙漠などに行かれているようですが、私たちは本格的な沙漠地帯は初めてでしたので、広大な無機質な大自然には感動しました。ヨセミテからラスベガスへのドライブの立ち寄りだけでしたので、一週間の滞在とはうらやましい限りです。スコッティーズ・キャッスルやダンデスビューにも行きたかったです。
ファーニス・クリークは小さな町でしたが、沙漠のオアシスみたいでした。ビジターとそれらを迎える住民だけですので安全な町だと思います。
それでは、いい旅を。
のらきち
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