2004/09/01 - 2004/09/01
1627位(同エリア2027件中)
のらきちさん
●モノレークからローンパインまで●
<「ヨセミテの休日 2004(タイオガロード編)」の続きです>
ヨセミテバレーからリーバイニングまでの“タイオガロード・ハイカントリードライブ”は3時間の早足で終えました。もっとゆっくり、また寄り道したい場所もありましたが、何せ今日はラスベガスまで行かねばなりません、これから395号線でローンパインまで一気に南下します。マンモスレイクやアラバマヒルズも本当は寄り道したかった・・・
シエラネバダ山脈の東側を走る国道395号は、美しい山並みの風景を楽しませてくれるハイウエーだった。何せ、これから走る200km弱は、4つの国立公園に挟まれているのだ。ヨセミテ国立公園はたった今通り過ぎた。数十分でキングス・キャニオン国立公園、そして隣接したセコイア国立公園を右手に、また左手側にはデスバレー国立公園を遠目だが見ることができる。旅行前に想像していたのは、規模は異なるが信州の南アルプスを眺める中央高速であったが、イメージしていた光景よりもやはり平原の規模が大きかった。
途中の街道沿いには骨董品店・画廊・土産物店、またお洒落なレストランのある小さな町が点在し、旅行客を楽しませていました。
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モノレイク。
タイオガパスを120号線で東へ10キロほどで、いよいよ待望の国道395号線にぶち当たります。丁度その辺りにモノ湖が見えます。この湖は、通過するだけではもったいないぐらいうんちくがあります。70万年の氷河期に形成された北米で2番目に古い湖で、また石灰の自然造形物が名物です。
しかし、今回はこの先のモービル・ガスステーションで車と人に補給して先を急ぎました。 -
上空から見たモノレイクとヨセミテ。
2日後のラスベガスからサンフランシスコへのフライト中に見ることができました。 -
モノレイクから395号を南へ数分。
アンセル・アダムス自然保護区あたり?? -
更に10分後で、ジョン・ミュアー自然保護区が右手に見えてくる。
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クローリーレイクとインヨー国立森林公園。
マンモスレイク方面に寄り道せず、更に395号を進むと、左手に広大なモノベースンが開けて、そのうちクローリー湖が見える、その彼方後方に見える山並はインヨー国立森林公園。 -
キングスキャニオン国立公園の山並を右手に見ながら快適に395号線を南へ向かう。
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ビショップへはあとわずか。道の先に見えるのは、古代ブリストルスコーン・パイン・フォレストがあるホワイト山脈。最高峰は、ホワイトマウンテン(4288m)。
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395号を南へ。あと10分程度でこの地域では最大の町、ビショップへ到着。
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ビショップ(Bishop)。
人口3700人、標高1249m。
アメリカのハイウェーは日本の高速道路のシステムとは違い、市街区に入ると一般道になるんだ。最高速度表示が変わりると、町に近づいたと分かる。
さて、ヨセミテから数時間走ったが、本日最初の信号機に出会う。その近くのドライブイン(?)でバーガーキングでハンバーガーとコーラを仕込みドライブを続ける。 -
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ビッグ・パイン。
ビショップから24キロ南。
地球上最古の生物(樹齢4000年)古代ブリストルコーン・フォレスト、ホワイト・マウンテンへの入り口。 -
インディペンデンス前後、右手にキングスキャニオンの4,000m級の山々が見えてくる。
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マウント・ウィリアムソンらしき山。
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この辺りの395号線は、片側1車線。
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マンザナール国定史跡。
1942年、ルーズベルト大統領が著名した、西海岸居住の全ての日本人を強制収容所に収容所に収容するよう命じた行政命令により、この地に1万人以上が収容されたそうだ。
戦後、跡形もなく取り壊し、埋められたが、現在では史跡の指定を受け保存されている。この広い跡地一帯を、車で回れるコースがある。一つの集落であるからひと通りの生活施設があったようだ。 -
マンザナール国定史跡。
一部、再現された建て屋がある。
米国本土48州で2番目に高い山、マウント・ウィリアムソンが聳える。 -
マンザナール国定史跡。
墓地の近くにある慰霊碑。
今回同行した三世代はそれぞれ違う思いでこの慰霊碑に手を合わせたのだろう。 -
マンザナール国定史跡。
395号線沿いの入り口。 -
インターエージェンシー・ビジターセンター。
ローンパイン中心地のやや南、136号線の分岐点にある。
まさに、デスバレーへの入り口で心なしか気温も高く、センターの周辺にサボテンが植わっているのが印象的でした。 -
モノレイクから始まった、約190kmの395号線のドライブも、米国本土第2の山マウント・ホイットニーの玄関である、ここローンパインで終わった。2時間強の快適なドライブは、飽きさせない山並の風景、時たま出くわす個性的な街並みで楽しく過ごせた。
さあ、ここから最大の難所??デスバレーへ突入です。車と人のために充分な水も詰め込みました。気温が高いが気になりますが、車も調子がいいので大丈夫でしょう・・・
この先数時間後のハプニングは、この続編、「デスバレーの休日」に記します。よかったら覗いてください。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kyosakuさん 2009/11/25 11:26:11
- 旅行記がとても参考になりました
- のらきちさん始めまして
自分がヨセミテ〜ラスベガスへドライブするにあたり、のらきちさんの一連の旅行記が非常に参考になりました。
マンザナールにも寄ってみましたが、歴史の重みを感じますね。非常に興奮しました。立ち寄ってよかったと思います。
また、夏場のデスバレードライブも、オーバーヒートが心配でしたが、緊張感が伝わってきました。私は水温計の針をレッドゾーンに入れてしまいましたが・・・。
詳しい旅行記のおかげで、自分も順調に楽しく旅行することができました。ありがとうございました。
- のらきちさん からの返信 2009/11/29 16:54:47
- RE: 旅行記がとても参考になりました
- kyosakuさん、書き込みありがとうございます。
kyosakuさんの旅行記を拝見し、あの青い空と白い雲を見て、楽しいドライブを思い出しました。
行きたかったゴーストタウンやモニュメントバレーも楽しまさせていただきました。
のらきち
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