2001/01/06 - 2001/03/07
37638位(同エリア42368件中)
マルコさん
今私はナポリからバーリ(イタリア南部)へ向かう列車の個室で外の景色をぼんやり
眺めている。今日は久々の雨。だけど昼まで列車待ちの時間があったので傘も持たずに
下町の路地をうろうろしてみた。私の泊まっていた駅近くのペンションからサンタキアーラ教会を目的地に1時間も歩いた。初めてナポリの駅に着いた4日前はゴミがたくさん
落ちていてきたなくて騒々しい町という印象しかなかったけれど、細い小道を歩いてみて
アジア的なニオイと懐かしいような印象を受けた。私の来年のイタリア留学先の候補地にナポリも入れておこう、と秘かに思ってしまった。
そう、話は2ヶ月前のイタリア留学に変わるがステイ先連絡のつかなかった私は学校の
初日、ホテルから学校へ行き、面接を受けた。他の生徒は筆記テストもあったようだが、
私ともう一人の日本人のともこさんは全くのイタリア語初心者ということで面接のみで即終了した。ともこさんも私と同じ仕事をしていて、話もあい、その日はピザ屋でお互い数日間一人だったことも手伝って、3日間分くらいの量の話をした。結局心配していた
ステイ先も、学校の初日から入れたのでとりあえず一安心したものの、全くイタリア語のわからない私にとって、次の日からの授業が不安だった。翌日学校へ行ってみると、クラス分けをされており、一番下のクラスと思われる私のクラスは、私の他にともこさん、イギリス人の男子ジェイミーとシンガポール系オーストラリア人のダニエルの4人であった。
案の定授業はイタリア語で行われ、最初に一週間は先生の言っていることを理解するのに苦しんだけど、少しずつ解る様になるのが楽しかった。生徒4人だけの小さなクラスだったので、皆すぐうちとけ、授業後も4人でピザ屋で勉強をしたり映画に行ったりと最初の1ヶ月はとにかく頑張ってイタリア語に慣れようとしていた。バールでともこさんとお茶をしながら宿題をしつつ、毎回近くに座っている現地の人に声をかけたりして、つたないイタリア語で会話を楽しんだ。海外だから当たり前なのかもしれないが、この2ヶ月たくさんの人に出会えた。学校、ステイ先、留学環境(町の人々や町の雰囲気)と全てにおいて
とても満足しているし良い先生や友人に恵まれてラッキーだったと思いう。又、私達のクラスは毎回新しい生徒が入ってきてもまとまりがあり、食事会、誕生日会を開いたりと
もりあがりのある楽しいクラスであった。そして週末になれば毎週パブでお酒を飲みつつ
雰囲気を楽しみ、日曜日には近くの町をともこさんやジェイミーと見学しに行った。
この2ヶ月の間にヴェネチア、パドヴァ、マントヴァ、ラヴェンナ、サンマリノ、リミニ、
パルマ、モデナ、フェラーラ、とたくさんの小さな町へ出かけることができた。地理的にみてもボローニャは交通の便が良いのだ。ボローニャの町に来た1月は寒くまたポルティコといわれる回廊で覆われている町の雰囲気は重くイタリア語もわからず、気分的にも
重く日本が恋しくなったけれど、暖かくなるにつれて町の雰囲気、イタリアでの学校生活にも慣れていった。しかしイタリア語にはなかなか、なじめなかった。2ヶ月目にステイ先を変え、イタリア語しかできないセレナというおばあちゃんとすみ始めてから必要にかられて、話すことに慣れていったと思う。おばーちゃん好きな私にとってここでのセレナとの生活は本当に楽しく町から離れていることもあって、落ち着けた。
言葉もセレナの早口なイタリア語を毎日聞き、だいぶ鍛えられたと思う。
2ヶ月目は残り1ヶ月を勉強だけでなく、楽しみにも重点をおいて、学校の
友達と夕食を食べたり、飲みに行ったりと更に忙しく過ごした。日本人の生徒も学校に多く皆、職種も興味深い人たちが多かった。例えばオペラ歌手、絵描き、シェフ、ケーキ職人等等、イタリアが本場ということで来ている人達が多かった。日本人についで多かったのがドイツ人でデザイナー、建築家、学生といった人たちであった。
私にとってこの2ヶ月はいろいろな意味で夢のような2ヶ月であった。どのへんが夢の様かというと、とにかくあっという間に時間が過ぎていき、そしてちょっと無理めかなー
と思いつつ留学に来てしまったボローニャでの学生生活を積極的に満喫できたこと、イタリア語が少しわかるようになったこと、たくさんのヨーロッパ人、日本人と知り合い、語り合えたことなど、いろいろな経験ができ内容の濃い2ヶ月であった。語学のほうも2ヶ月が毎日通して学べる限界かな、という感じでこれ以上新しい文法は入らないというところまで頭のなかがいっぱいになっていたので2ヶ月という期間もちょうど良かったと思う。
また来年もイタリア留学をしたいと思うが、次回はイタリアの歴史や美術又、おいしいチーズ、ワインを食べているのにもかかわらずその銘柄がわからないのもちょっとくやしいとおもうので、これらについての知識を勉強してから来たいとおもうのである。
本当にボローニャでの学生生活を思い出すと今すぐにでもボローニャに帰りたくなってしまう。そんなことを考えているうちにいつの間にか私の乗っている列車はいつの間にか
進行方向が変わりやっとバーリへ向けて南下をはじめた様だ。
雨はいつの間にか止みでも景色は相変わらず葡萄畑や田んぼがつづきとてものどかな
田園がつづいている。あと1時間程の列車の旅だ。1人個室で広大な緑と空の水色を眺めながらのんびりできるなんてとっても贅沢な気分。駅に着いたらまた宿を探したり洗濯をしたりと忙しくなるのでそれまでボーっと過ごそうと思う。ボローニャを思いだしたら、ラグー(ボローニャが発祥の地といわれてるミートソース)が食べたくなってきた。
今夜の夕食はラグーに決まりだ。バーリの町も好きになれるといいなと思いつつ
今回の旅・留学日記をしめくくりたい。
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この旅行記へのコメント (1)
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- itirouさん 2011/01/26 09:54:33
- ボローニャ
- 10年前ですか。
私は、2年前。仕事の道具を買いに、ボローニャに行きました。
「OMEGA」という、顔剃りで使う泡たてブラシを仕入れに行ってきましたよ。
ついでに、同業の「床屋」に言って、カット,シャンプー,顔剃り、爪切り(マニキュア)をしてもらいました。
良い街ですよね。
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