engueteさんのクチコミ全6件

最近，野外展示場の改装が終了，リオープンしました．ドイツの鉄道に興味を持たれている方は，必見の場所．特に，ナチス時代，鉄道が歩んだ悲しい歴史についても詳細な展示がされていて，ドイツの自らの過去に真摯に向き合う姿勢を強く感じます．ヨーロッパの博物館を訪ねると，いつも係の方が，「何か質問はありませんか」と声をかけてくださいますが，こちらも同様でした．展示は，すべてドイツ語ですが，英語のオーディオガイドも借りることが可能です．ミュージアムレストラン／カフェのTintoは，イタリア料理店ですが，値段も味もリーゾナブル．雰囲気も落ち着いています．その日によって種類は変わりますが，ケーキの中でおすすめはシュバルツベルダー．

最寄りの駅は，Franken-Stadion．また，すぐ近くにバス停があり，もちろん乗り換え無しで市内まで出ることができます．周囲は緑が多く静かで，歩いて行けるRegensburger通り沿いに20時まで営業しているスーパーマーケットや，バーガーキング，KFC，中華料理店などがあり，非常に便利でした．今回は，ドイツのl'turという旅行代理店を通じてオンライン予約した，鉄道とホテルが組み合わされたパッケージツアーで宿泊しました．なお，l'turを使うのは，今回で二回目ですが(一回目は，ブレーメンに出かけたときに利用)，不思議なことに，ここのサイトでは，クレジット・カード支払いの手続きが何度やってもエラーになって，いつもPayPalを使っています．PayPalでの支払いは，問題ありません．

わかりづらかったのが，インターネット利用の方法．一回朝食をとると自室で24時間インターネットが無料で利用できる．なお，到着時から利用したい場合は，最初に朝食込みの料金全額を払えば可能．ホテルとしては，ごく一般的な対応．

Booking.comを使って予約したところ，スイート・ルームでした．日本のビジネスホテル並みの料金でそんな部屋に泊まれるなんて思いもよりませんでしたが，おかげでのんびりすることができました．立地も4路線の市電の停留所Porte Jeuneやヨーロッパタワーのすぐそばで，旧市街にも近く，至って便利．チェックインの際に，求めなくても観光地図は差し出されるし，てきぱきと見所を教えてくれました．(男だったので自動車博物館と鉄道博物館を勧められました．)，また，室内でのインターネットの利用も自由で，もちろん無料．パスワードは，口頭で教えてくれます．(こちらが言い出さなくても教えてくれました．)　また，参加ホテルにおいて，11回宿泊すると，12回目の宿泊料(一回の朝食代も含め)が無料になるというContact Hotelの会員ホテルです．ミュルーズは，メジャーな観光地ではありませんが，特に鉄道博物館(Cité du train)は，同様の施設では，ヨーロッパ最大級の大きさを誇り，家族で楽しめます．また，素晴らしい歌唱力のミュルーズ少年合唱団のコンサートもおすすめです．

ミュルーズ市内から少し離れたRixheimにあります．そのため，市内から向かう場合，公共交通機関を使うとすると，バスになります．しかし，そのバスも1時間に1本程度のため，注意が必要．素晴らしいのは，二階に展示されているパノラマ壁紙．なお，壁紙印刷技術の歴史を解説するビデオは，残念ながらフランス語のみ．展示品には英語の解説も付されています．

市心から市電(路面電車)で行けます．なお，公共貸自転車(Vélocité)を使っても十分行ける距離にあります．とにかく広く，見所満載の鉄博です．フランスの鉄道の，また，ヨーロッパの鉄道の歴史を飾る数々の機関車や車両実物が展示されていて，採光状態もとても良く，撮影も問題ありません．係員の方達もとても親切で，質問に丁寧に答えてくれます．ヨーロッパの中心に位置するというその場所柄，しばしば国際的な催しものが開催されるので，それを狙ったゆくことをおススメします．今回は，9月最後の週末に開催された国際模型サロンを狙って行きました．併設のレストラン，ル・ミストラルも雰囲気，料理ともおおいに満足できるもので，ミュージアムショップも充実しています．