たるぼっとさんのクチコミ全4件

11月10日、紅葉を楽しむ日帰り旅行。この日は榛名湖から伊香保へ。
数年ぶりの伊香保でしたが、石段街が随分と整備されたのですね。入口付近にあった古い建物はなくなり、広い階段ができていました。新しい店と、古いままの佇まいが同居して、石段歩きは以前より、楽しめるものになっていました。登る途中、時折、振り返ると、眼下に広がる景色が、また良し！
伊香保神社の境内に上がる手前のおまんじゅう屋さんが店舗を改装していて、長蛇の列ができていました。以前はひなびた雰囲気で、失礼ながら、あまり流行っているとは思えない風情でしたが…。店主らしき、おじいさんが、店員さんとおそろいの真新しい服を着て店内で作業中でした。こちらの思い込みからか、どことなく、居心地の悪さを感じているような表情に見え、少しユーモラスでした。
万葉集にも名前が出てくる歴史ある温泉地なので、そうした古の雰囲気を街の中に取り入れてくれれば、もっと魅力的な温泉地になると感じました。

赤城山を散策した帰りに寄りました。観光MAPに「そば街道」と書かれていたので、観光客向けのイージーな店かなと、あまり期待せず、入りました。最初は隣の店に入ったのですが、店前の駐車スペースがいっぱいで、移動しました。
店に入ると、数組のお客さんが入口で待っていました。前のお客さんに聞くと、「店員さんが来て、順番を確認してくれる」とのことでしたが、結局、そのようなことはなく、私らはあの人の次と、さりげなく主張しながら、待つことになりました。お店が名前を書く紙を用意してくれれば、そんな気をもまなくてもいいんですけどね。
この店で、へぎそばというのは、そばにきんぴら、にしん、おしんこが付いたものを指すようで、あと同価格（3150円）で天ぷら付きがあります。天ぷら付きを注文する方が圧倒的でしたね。うちはここ数年、小食度が進み、蕎麦屋で天ぷらを頼むことはほとんどなくなりました。ということで、そば五合（2人前）1680円を注文。
蕎麦は大ぶりのせいろに盛られてきますが、テーブルに着くまで、ぽたぽたとかなりの水が通路にたれていました。それもへぎそば流なんですかね。
麺は太目で、腰があり、盛りも良かったです。まあ、1人前840円ですから、相応でしょういか。テーブルに用意された七味が、東京・浅草で購入されたものでしたが、へぎそばってルーツは新潟ですよね。いろいろ楽しめたお店でした。

落合シェフの支店です。ランチの場合、本店は当日の朝10時から店頭で予約受付開始ですが、こちらは前日でも電話予約が可能でした。さすがに時間は選べず、13時半からのランチになりましたが、ぜいたくは言えません。
前菜、パスタ、メインのコース（プラス、ワインのデキャンタ大）をいただきましたが、ボリューム的には、前菜、パスタのコースでも十分ですね。
どの料理も味付けが濃い目で、こってりしています。
パンが一種類で、バターを使ったタイプ（多分）だったのですが、軽めのフランスパンもあったら良かったと思います。
10年前だったら、もっと満足していたかなと思いました。

東京のそばに比べて、出汁が薄いです。それが好みの人もいるでしょうが。夫婦連れが多く、皆さん、てんぷらや木の芽田楽など、サイドメニューを頼んでいました。それとお酒も。川を隔てた場所に、なが井という蕎麦屋もあり、こちらは不思議な雰囲気が楽しめます。