2010/08/16 - 2010/08/23
287位(同エリア634件中)
温泉娘さん
黄龍の翌日は、九寨溝へ。
友達はふくらはぎの筋肉痛を引きずり
ガイドさん「アヒル歩きのよう」と茶化しながらも
わたし達の足並みに揃えてくれました。
雨が降ったり、やんだり、晴れ間がのぞいたり、曇ったり…
山の天気は忙しい。
それに合わせて、レインコートを着たり、脱いだり、
上着を脱いだりしたけれど…
暑すぎず、寒すぎず
気持ちのいいハイキングとなりました。
-
チベット族の集落と畑。
ところどころで農作業の風景を垣間見ることができました。
今回の旅行では食事に炒め野菜が多く、また口にも合い
お野菜をたくさん食べました。よく食べたのはチンゲンサイ、クウシンサイ、白菜、キャベツ、モロヘイヤに似た野菜…などなど。
それと、淡水魚のお料理や豆腐料理が美味しかったです。
「到喉龍了(ダオ ホー ロン ラ)」お腹一杯になりましたという言葉を教えてもらいました。
水もいいので、顔を洗っても突っ張ることなく
日増しに肌がつやつやになっていくような気がしました。 -
原始森林。
九寨溝の渓谷はYの字型をしており、バスを利用しながら散策すると、比較的に便利に観光することができます。
このあたりが標高3400mで、高山に慣れてきたのか?前日に比べ体がだいぶ楽な気がしました。
「(なにやら)海へ行きます」とたしか…ガイドさんが言い
バスを降りたところがここでした。
どうやらバスが途中停車せず、終点まで行ってしまったそうで・・・
「僕に任せて!」と初日に胸を張って言ってたのに。
「ガイドさん、しっかりガイドしてくださいよ!」と時折からかいながらのハイキングが始まります。 -
箭竹海(だったと思う)。
パンダの好きな竹の海。このお隣に熊猫(パンダ)海もありました。
パンダ海の云われは、昔パンダがこの海の水を飲んでいたということから名づけられたそうです。
ところで、九寨溝の湖水はなぜ海と呼ばれているのでしょうか?
それはこの辺りに住んでいたチベット族が海を見たことがなくこれらの湖水こそが海だと思って名づけたそうです。
九寨溝も黄龍と同じく1992年にユネスコの世界自然遺産に登録されたそうです。 -
次の湖へ行くバスを待っていると、急に天気が怪しくなってきました。
周囲の風景が一気に水墨画の世界へ。
その間にも、ガイドさん、知らないうちにバス待ちの行列の先頭に立っていました。
バスが来て、ささっと席を確保し、誰か座ろうとすると何やら言っているのです。とても頼りになるガイドさんです。 -
五花海。
読んで字のごとく、五種類の花が咲いたようなカラフルな海。ここの水は本当に綺麗な色をしていました。
黄龍には魚はおりませんでしたが、九寨溝にはいます。水も飲めるそうです。(さすがに試しはしませんでしたが)
ガイドさん、昔は水筒に水をくんで、家に持ち帰り、お茶を入れたりして楽しんだそうです。 -
同じく五花海。
この湖底には木が沈んでいます。
光の反射?堆積物?深さ?水の成分?なぜか分かりませんが
いろいろな色に輝いています。
これがたぶん、九寨溝の代表的なアングルじゃないかな? -
珍珠灘。
珍珠とは真珠のことのようです。
遊歩道の両側にこのような景色が広がります。
太陽が出ていたら、水がキラキラ光って綺麗なんだそうです。
「雨女がいるから?」
とガイドさんに言われてしまいました。 -
珍珠灘瀑布。
珍珠灘の先にこんな雄大な滝があるとは思いもよりませんでした。
水量も多く、間近で見られ
いつか見たナイアガラの滝以上の感動がありました。 -
ガイドブックによると、幅310m、落差40m。
カメラからはみ出てしまってすべて収まりません。
この景色を見ながら、そして滝の音を聞きながら
友達と2人、マイナスイオンを体一杯に吸収しました。 -
秋明菊(シュウメイギク)じゃなかな?
このあたりの花々はとても可憐で
いっぱい写真を撮ってしまいます。
図鑑でも持ってゆけばよかったな〜と思いました。
ここからバスで移動し、Y字谷のもうひとつのルートへ移動します。 -
長海。
九寨溝で最大の湖。この景色の向こうにも湖が続くそうです。
ここから暫くハイキングをしながら下山。
筋肉痛の友達は
「どのくらい歩くの?」と歩くたびに聞いていました。
かなりきつかったのだろうと思います。
よく頑張って歩いたな。偉いぞ。 -
民族衣装を着て行商をする人たち。
バスを降りたら
いろんな人に呼びかけられました。 -
五彩池。
九寨溝で一番綺麗な湖と言われているそうです。
流木が沈んでいる一番深そうなところはコバルトブルー
浅瀬のところはライトグリーン、水色、薄い水色…
一つの湖に、いろいろな色があります。
霧雨がやみ、雲の合間から薄明かりがさして来ました。
風が吹き、水面(みなも)が揺らめいています。 -
民族文化村。
マニ車を回しながら、願いごとを唱え
一周すると、願いが叶うそうです。
この中に更に巨大マニ車もあります。 -
タルチョ。
空、風、火、水、地の五つを意味する旗で、経文が印刷されています。
タルチョが風にはためくと、お経を唱え、その教えを広めるのと同じ意味を持つとか。 -
樹正郡海。
これからこの海の上を通って行くことになります。
秋には、一面の錦に変化すると思うと
また訪れてみたい気がします。 -
高山裸鱗魚(こうざんかりんぎょ)。
水の中を覗けば魚の群れ。
鱗のない魚だそうです。
ところで、チベット人は魚を決して口にしないそうです。
それは死者を埋葬するときに
一度水の中へ浸す儀式をするからだそうです。
「古い風習で、チベット人は一生に三度風呂に入る」
とガイドさんが教えてくれました。
一回目は生まれたとき
二回目は結婚するとき
そして三回目は死んだとき。
とはいえ、現在のチベット人はちゃんとお風呂に入っているそうですよ。 -
Ara Chinaガイド(胡さん)おススメスポット。
彼はこの景色が一番好きなのだそうです。
そこでポーズを取ってもらいました。 -
ガイドさんおススメスポットの反対側の風景。
水流の上に遊歩道があるような感じです。 -
バス移動。
午後になり、実はこのバス、かなりひしめきあっています。
ハイキングは午前中から始めるのがおススメです。
この谷はバスが乗り入れられるので、黄龍に比べ
気分的にもだいぶ楽な行程でした。
とはいえ、わたしのふくらはぎもだいぶ限界が近づいてきました。
その夜はわたしも平目張り。 -
九寨茶道。
友達のリクエストにより、立ち寄りました。
ここで何種類かのお茶をご馳走になり
自分好みのお茶を買います。
今回、わたしは薔薇茶と笹茶を購入。
両方とも九寨溝の高地で採れたお茶だそうです。
帰国後まず薔薇茶を入れてみました。
花茶には美容美顔、老化防止の効果があるそうです。
お茶屋のお姉さんが「4杯まで飲める」と言っていたとおりでした。とはいえ、2杯目が一番美味しかったです。
ところで伝統的な中国茶道には、日本の盃位の大きさの湯のみにお茶が注がれます。
それを一気に飲んだら、ガイドさんに笑われました。
「まず、香りを楽しむ。それから、少しずつ飲む」そうです。
お酒なら、ちびちびいけますが…
いろんなお茶を楽しんで、だいぶリフレッシュしました。 -
翌朝の風景。
九寨溝の空港まで戻ります。
中国の旅の前半終了。
これから空港で2時間待たされ、成都へ移動。
胡さん、いろいろとお世話になりました。
新婚旅行の折には是非、日本へ来てくださいね。
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