2009/07/17 - 2009/07/26
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悠遊人(ゆうゆうじん)さん
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★九寨溝と麗江の日蝕(7/17-26) 09.07.27 悠遊人
今回は中国奥地の人気2ポイント九寨溝と麗江を廻ります。下界は暑いですから、共に標高は2,400-3,000mのところをトレッキングします。
1日目 10:50MU272にて上海浦東空港へ、先月ほどの厳しい体温検査はなし。そのままMU5409に乗継ぎ成都へ。地方への待合室はさすがに田舎っぽくなるが、ときどきハッとするような美人に出くわす。
上海から成都へは4時間もかかる。成都空港からTAXI30分で市内ホテルへ。41元 (成都泊)
2日目 7:40発MU便で九寨黄龍空港へ、出発ターミナルは左側の小ターミナルなので注意。8:25に着いた空港は標高3000m以上あるだろうか、肌寒い。そこから車を飛ばし、下ること1時間40分でホテルへ。
さっそくチェックインを済まし、九寨溝へ向かう。入場料が巡回バス代込みで313元と相当高い。(1元は約14円)
Y字型の渓谷を右側から攻める。バスで奥まで入り、よく整備された木道を歩くこと2.5時間。五花海、珍珠滝がすばらしい。次にバスで左谷の最深部まで入り長海、五彩池を見てこちらはバスで戻る。今日の行程は約4時間。
山や植生はカナデイアンロッキーのようでもあるし、木漏れ日は奥入瀬のようでもあるし、高原湿地帯は奥日光戦場ヶ原のようでもある。しかし石灰岩の造る地形はなんと面白いものよ。
そして何よりも水の色がとてもきれい。この澄み切った青さや緑はなんと美しいことか。
夜は町に出て、カバブにビール。歩ききったあとのビールはなんと旨いこと。(九寨溝泊)
3日目 今日も九寨溝を攻める。久しぶりに歩いたせいか足がパンパンに痛い。今日も313元を払い老虎海から人気のない対岸側を登る。犀牛海から諾日朗瀑布まで約2時間。そして中央の休憩センターで焼きソーセージとカップラーメンとビールで昼食。そして九寨溝を早めに切り上げ、TAXIで20分ほどの天堂へ向かう。ところがそこは私の勘違いで、着いた先はインターコンチネンタルホテルの天堂(テント)だった。ここでホテルに勤める可愛い小姐が登場。英語の通訳をかってくれたうえ、あなたの行きたい場所は甘海子で、ちょうど今日の仕事は終わったので、一緒に案内するというではないか。
ああ、ついに天国に近いところに来てしまった。彼女とはまるで夢の中を歩いているような幸せなひと時であった。
(九寨溝泊)
4日目 7:45ホテル発、11時のMUで成都に戻り、ホテル隣の味千ラーメンで牛肉ギョウザとホタテ焼き、そして朝日ビールで昼食。45元。午後からTAXIで頑張って杜甫草堂(詩人杜甫の住まい)、武侯祠(諸葛孔明、劉備、関羽、張飛を祭る)を廻る。入場料は共に60元で高い。 (成都泊)
5日目 今日も朝が早い。5:30起床でホテルで朝食代わりに弁当をもらい、空港へ。8:20発のMU便で第二の目的地麗江に向かう。そこでは22日の日食と玉龍雪山が待っている。飛んで右遠方に雪を被ったミニアコンカ7556mが見える。
1時間10分のフライトで到着。TAXIを拾い市内へ約40分。高速代と合わせ80元。途中の道路端では大きな桃を売っている。これはぜひ食べたい。ホテルは4☆格蘭酒店(グランドホテル)だが、場所は古城地区の入り口で最高の場所だ。
さっそく街を歩いてみる。肝心の玉龍雪山5596mは雲に隠れて見えず。この古城地区は九寨溝同様、世界文化遺産で一般車は入れない。
1時間半ほどひと回り歩いて玉河広場でマッサージ屋を見つけ、足裏を揉んでもらう。この男なかなかうまい。翌日には足の痛みはすっかり取れていた。1時間60元。明日はこの広場で日食を見ることにし、今日は早めに寝る。そうだ、桃を食べなければ。
旅に出ると爪がよく伸びる。 (麗江泊)
6日目 やはり今日の天気は不好だ。分厚い雲が覆っている。日食は半ばあきらめ、朝飯をゆっくり食べよう。そういえばやっとまともな朝飯に出会ったようだ。ここは欧米人の客も多い。
一応、カメラ2台と日食メガネを用意し、広場でその時を待つ。10時頃には太陽が9割ほど欠けるはず。しかし10時を過ぎても雲がかかったまま。とその時、ほんの数分だけピークを過ぎて8割ほどの日食が姿を現してくれた。感謝!感謝!
その後黒龍澤へ。ここは北海道ならアイヌの部落のようなもの。トンバ文字の研究院もあり、そこの生徒がいろいろ説明してくれた。まあ象形文字のようなものらしい。入場料80元と高い。
夜になると広場では踊りが始まっている。ちょうど日本の盆踊りのようなものだ。私は登山の専門店に入り、登山用の35Lのザックを買う。2割引きで180元と日本の1/4ほどだ。銀製品も安い。
食べすぎ気味なので、今日の夕食はクッキーと桃1個、コーヒーのみ。上海の友人にTEL。 (麗江泊)
7日目 朝食後、8:30頃いきなり玉龍雪山が顔を現す。その間またしても数分のみ。ついている、昨日の日蝕といえ、麗江の二つの目的達成。頂上付近に残雪を頂いたその姿は堂々としてすばらしい。
出発まで約10時間もある。まず古城西の高台万古楼に登る。ここからは古城一体が見渡せる。一面に連なる瓦屋根。朝早ければ瓦の反射でいい写真が撮れそう。
一度ホテルに戻り、一休みして12:00チェックアウト。荷物を預け、再び玉河広場のマッサージ屋で、今度は全身マッサージ。足の痛みはすでに消えている。夕食はピザ&ラオビア(ラオス製)で53元。
21:20発のMU便で再再度成都に向かう。ホテルは空港近くの巨龍賓館。(成都泊)
8日目 空港で桃を買い、9:00発MU便で上海へ。12:00着、リニアで終点龍陽路からTAXIでホテルへ。40+45元。ホテルは(4星)城市賓館。ここにはプールもあるし(有料80元)、場所もいい。さっそくクラブの小姐と田子坊(泰康路246号あたり)に向かう。上海の真ん中にこんなレトロな通りがまだ残っていたのか、と思うほどの世界。現在日経新聞の小説の舞台(甘苦上海)であり、日系の店や日本人も目立つ。
夕食は久しぶりに日本食フルコース;刺身、天ぷら、茶碗蒸し、焼き魚 etc.。
夜、小姐を送るとき、ホテルの前で上海航空の女性ガイドとバッタリ。これちょっとまずいかも。 (上海泊)
9日目 ここの朝食はいい。欧米人の多いホテルは概して内容がいいと思って間違いない。
今日こそはのんびりしたい。小姐と早めの昼食を摂る。小龍包と川海老のフライと牛肉茸炒めとビールで171元。夕は昨日の女性ガイドと徐家匯で点心料理。213元。
残念なことに、22日の上海は雨で日食は見れなかったと。
10日目 朝、出掛けに旅行バッグがいかれてしまった。取っ手が伸びないのだ。よく見るとネジが落ちてしまっている。よって地下鉄の予定が再びTAXで龍陽路へ。そしてリニアで浦東空港。
12:10発MU521で無事成田着。今回も隣の席は寧波に住む日本人だった。どうも寧波には縁があるようで、いつか行かねばならないようだ。
感想 1.中国国内の有名観光地は圧倒的に中国人で占められることにな
る。
2.九寨溝は想像以上の広さと美しさ。できるだけ早く行くべきだ
3.麗江の観光客の多さにびっくり。きれいな街の川はやがてドブ川となって異臭を放つだろう。
4.地方の物価はまだまだ安いが、入場料だけはえらく高い。百貨店などもう日本と変わらない。
5.中国人は何でもデカいのが好き。車もカメラも家もテレビも。
6.服装も考え方も相当開放的になってきた。消費の伸びざまはちょうど日本の30年前のよう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
-
九寨溝:熊猫海,Y字谷を右側奥から歩いて下ります。
わだし、地元チベット族のモデルなんです。
かわいいでんしょ。
写真撮るなら金をくれ、な〜んてね。 -
九寨溝:五花海
-
九寨溝:五花海、石灰岩地形に特有の透き通った水
-
イチオシ
九寨溝:珍珠灘瀑布、この地域最大の滝
飛沫が真珠のようなのでこの名が付いたとか。 -
九寨溝:ホテル前の地元レストラン
あれとこれとそれ焼いてくれる?
このあたりに住んでいるのはチベット族です。 -
イチオシ
九寨溝:五彩池---池面が風に揺れている。
今度はY字谷の左側です。
遠いので往復バスを利用しましょう。
小さい池だけど一番感動の色でした。 -
九寨溝:諾日朗瀑布
ビデオで撮らないと入りません。
※せっかく九寨溝にきたのなら1日だけではモッタイナイ。 -
成都:詩人杜甫像
気高いお方のようでした。 -
成都:武侯祠
張飛と少女 -
世界遺産:麗江古城、玉河広場
今、部分日食の最中です。 -
麗江:黒龍澤
トンバ文字とは象形文字のようなものだった・・・ -
トンバ文字
これを訳してみると、「家では、夫婦円満であれば、子孫繁栄し、うまい酒や料理が楽しめる」といったところだろうか(確信はありません) -
麗江:玉龍雪山5596m
ロープウェイで4506mまで上れます。 -
麗江:四方街広場
ここは逆光で撮りたい。 -
麗江古城:ホテルからの夜景
-
上海:田子坊のCafe
上海のド真ん中にこんなレトロな街があるなんて・・・ -
上海:田子坊の女
レトロな街の現代(中国)女 -
2009年7月22日寧波での皆既日食(寧波在住の旅友寄贈)
日食は皆既でなければコロナは見えません。
皆既でなければダメなんす。
縁あって次は寧波に行かねばなりません。
http://www.janal.co.jp/asian-walker2010.html
http://www.janal.co.jp/TeaTime.html
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