すたこらさんのクチコミ全3件

バガンと言えば無数のパゴダを見て回ることが観光のメインかと思いますが
そういう方にとっては立地はベストです。
オールドバガンを起点にするのが１番良いと思います。

私はホテルで１日、e-bikeのレンタルを３日連続でお願いしました（笑）
毎日気ままに走り回って、
ガイドブックにも載ってないような細い小道へ入り
その先にある素敵なパゴダを見て回ることが何よりも楽しかったです。

e-bikeのレンタルはFull Day（8時間）で１０００円です。（１００００チャット）
時間にまったく厳しくないので
夕日を見るために１時間ほどオーバーしてしまいましたが
誰も何も気にしていませんでした。

ホテルは南国リゾートのような雰囲気で
とても居心地が良いです。
川沿いの眺めの良いレストラン、Barもよく利用しました。

お子さん連れの家族はプールで遊んでいました。

欧米系の大家族もいらっしゃいましたが
おじいちゃん、おばあちゃんは１日中ホテルでのんびり過ごし
子供たちは元気にパゴダ観光へ繰り出す
といった過ごし方もできる、良いホテルだと思います。

バガンは街全体がwi-fi環境が弱いです。
こちらのホテルはその中では高速wi-fiを備えています。
夕食時など大勢が一気に利用する時間帯は重くなったりもしました。

ヤンゴンにあるホテルとしては最上級でしょう。
ダウンタウンにあるので、観光・街歩きにはピッタリです。
また中央駅も徒歩３分なので
電車を使った観光にもピッタリです。

ヤンゴンは気温が高く日中はとても汗をかくと思います。
私は日本へ帰国するフライトが夜だったので
丸一日観光で汗をかいたまま飛行機に乗るのは嫌だなあと思っていたのですが
チェックアウト後も５階にあるスパ（ジェットバスやシャワー・サウナがあります）を
無料で使わせてくれました。
お陰でスッキリして帰国できました。

２階にあるBarの雰囲気もよく
ゆっくり本を読みながら美味しいお酒と軽食を食べられ
夜も有意義に過ごせました。

Nyi Nyi（ニーニー）という名前のタクシー運転手とは
空港で偶然会いました。

空港からオールドバガンにあるホテルまで
普通に乗ったのがきっかけで
その後色々親切にしてもらうことになったのです。

空港からホテルまでは6000K（約600円ほど？）
※ちなみに1ドル=1365Kでした。
　バガンではUSドルでみんな料金計算するのでレートで多少変わるかも？

最初はただ、それだけの予定だったんですが
朝８時着の飛行機だったため
「まだホテルのチェックインの時間じゃないけど
　今日はどうするの？
　良かったらポッパ山とかどう？
　１３時には戻れるからちょうどチェックインの時間になるよ」と言われ
「荷物はホテルに預けて、E-bike（電動バイク）で色々見て回りたいんで
　今日はいいや。」

と言ったところ、「OK」とすんなり引き下がったので
無理強いしないところに好感を持ちました。

そこで
「ポッパ山にはいずれ行こうと思ってるんだけど
　もしあなたに頼んだらいくら？」
と聞くと40ドル（55000K）かなーと言うので
まぁ、いっかと思い翌日頼みました。

ちなみに、ホテルに到着した時
iPhoneを車内に忘れてしまったのですが
ニーニーはちゃんと「これ君のだよね？」と持ってきてくれました。

好感度UPです（笑）

翌日・・・
ポッパ山までは片道１時間１５分ぐらいで
意外と遠いんですが
車はワンボックスの大きめだったので楽チンでした。

道中話したところ、
ニーニーの叔父さんが車を５台所有するツアーガイドをしてる人で
ニーニー含め兄弟や親戚で５台の車を稼働させる
ドライバー業をしているとのこと。
車を叔父さんから借りるかわりに１０％払わないといけないんだ、と言ってました。

ちなみに、私はペラペラうるさいドライバーやガイドは嫌いなんですが
ニーニーは物静かで、必要最小限の会話で放っておいてくれるのが
とても良かったです。

英語が堪能なので、すべて英語で会話できます。

さて、ニーニーのいい人話はここからです。

私は今回の旅にドローンを持参していて
空撮映像を撮ることを楽しんでいたのですが
ポッパ山の帰り道で、ニーニーが「ドローン凄いね！！」と
珍しく食いついてきたのです。
話を聞くと、彼は写真を撮るのが好きで
素敵な夕焼けパゴダの写真をたくさん持っていて
スマホで見せてくれたんですが
「ドローンではどんな映像が撮れるのか見せて欲しい！」
と言うので見せてあげたところ、とても興奮して
「その映像、僕に是非送ってくれないか？これe-mailアドレスです！」
と言って名刺をくれました。

この日はこれで終了。
午後はまたe-bikeを借りてひとりで走り回ってバガンを堪能。
そのまた次の日も同じようにe-bikeを終日借りて
ドローンで遊びながら１日過ごしました。

ここで問題発生。
夕方、夕日とパゴダの空撮映像を撮るため
ドローンを飛ばしていたところ操縦ミスで木に引っかかってしまったんです。
７～８mはありそうな木の枝にすっぽりハマってまったく取れない。
石を投げても届かない。
木に登ろうにも高過ぎて私には無理。

どうにもこうにもならず
仕方ない、諦めるか・・・とその日はホテルに戻りました。

翌朝、
んん～・・・ドローンやっぱり諦めるには悔しいなぁ
とウジウジしている時
ふと、ニーニーから名刺を貰っていたことを思い出して
試しに電話をしてみました。

「ポッパ山一緒にいった××だけど覚えてる？
　実は昨日ドローンが木に引っかかって取れなくなっちゃったんだ。
　これからもう１度取れないか試したいんだけど
　助けてくれないかな？」

すると、二つ返事で「OK！いまホテルにいるの？すぐ行くよ」
とのこと。

それでニーニーと一緒にドローンが引っかかってしまった場所（スラマニ寺院の近く）まで行って
木に引っかかったドローンを確認すると
ニーニーは誰か知り合いに電話し、
近くから3mほどの竹を３本調達。
また近くのパゴダを修理していた人に縄を借りて竹を結びつけ
８mぐらいの長～い１本の棒を作り
木の枝をガサガサと揺すり、ドローンを取ってくれたんです！！

私ひとりだったら絶対に取れなかったであろうドローンを無事回収し、
ニーニーには感謝で一杯！！

ちょうどこの日の夕方の飛行機でヤンゴンに戻る予定だったので
せっかくだから、とチェックアウト後～夕方の飛行機まで
約６時間ニーニーのタクシーをチャーターして
e-bikeではまだ見れていなかったニューバガン～Muat Lay Road側一帯のパゴダを見て回り
空港送迎まで含めトータルで62000K払いました。

ただ、１日タクシーチャーターするだけなら
もう少し値下げ交渉も出来ると思いますが
私は何せドローン回収を手伝ってくれた恩もあり（結構大変な作業でした…）
言い値で１発OKしました。

ドローンの件をお願いした時も
お金がどうこうと自分からは一切言わず
まずは困っている私を助けてあげよう、という気持ちが感じられましたし
根本とても真面目で誠実な人なんだと思います。

ニーニーが見せてくれた夕日の写真もとても素敵だったので
例えば「夕日とパゴダの写真を撮りたいからベストスポットに連れてって！」
というようなお願いをしてみるのもいいかもしれません。

私はここの口コミを見ずに
偶然ニーニーと出会いましたが、皆さんが書かれている通り
とても信頼できる人だと思います。

ちなみに私は女性のひとり旅でしたが
そういった面でも、ニーニーはまったくもって安心できる人物です。

ニーニーの名刺画像を添付しますので
もし良かったら使ってみてください。

ちなみにニーニーはスマホを２台操るハイテク君でもあるので（笑）
おそらくe-mailもちゃんとチェックすると思いますので
（車を所有する叔父さんから仕事の指令がe-mailでくると言っていた）
事前にe-mail等で予約することも可能かと思います。