雑魚さんのクチコミ全13件
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投稿日 2015年02月28日
総合評価:5.0
16.<バンクーバー>
懐かしのバンクーバーに戻って参りました。といっても前回は乗りかえのために空港の中を歩いただけ。町を歩くのは初めてです。
列車の旅を終えて駅前に出ると、こんどはツカモトと云う案内係の人が待っていました。ツカモト君の運転で市内めぐりです。
公園、水族館、吊り橋、トーテンポール、シャチの曲芸、高級住宅街その他いろいろ見てまわりましたが、一番印象に残ったのは市場(いちば)です。下町のショッピングセンターと云った感じで、カナダの人々の生活の匂いがいっぱいでした。野菜も魚も肉もみんなみんな、日本のスーパーマーケットのように細かく切りそろえたりしてなくて、ドーンとそこに置いてあると云った感じです。りんごジュースは3.8リットル入りで、びんや紙パックではなくポリエチレンのタンクで売っています。肉にしてもコマギレを小分けにしてトレーに盛り付けてあるのとは違い、大きな塊で買っていくみたいでした。
果物売り場には種類も量も豊富な品物が山のようにあって、いい匂いがいっぱいだったのですが、これにだまされてはいけません。今までの食事でデザートには必ず果物がつきましたが、うまいと思ったことはいっぺんもありません。色はまぁまぁですが味もそっけもない。カナダの果物ほど味気ないものはないですヨ。輸入ものもたくさん売っていましたから、いい匂いはきっとこのせいでしょう。我々もなんとか云う名前の熱帯果物を買って、ホテルで味わいました。今までの欲求不満解消と云うわけです。うまかったぁ。
話はちょっとそれますが、カナダでうまいものの代表はなんと云ってもスモークサーモンです。北の海でとれた大きな鮭をかえでの煙で燻したやつです。これがあるからまたカナダへ行きたくなるのです。そしていつかまたカナダに行って思いっきり腹一杯スモークサーモンを食べてやろうと夢見ています。
町中をドライブしているとき、ツカモト君が「ほら、コンビニがありますよ。」と教えてくれました。なるほど見なれた”セブンイレブン”の看板が通り過ぎていきました。私が「興醒めだなぁ。もっともあれは世界中どこに行ってもあるんだろうけど..」と嘆くとツカモト君いわく「いや、あれは面白いから見ておいた方がいいですよ。」とのこと。無信全疑のコンビニ訪問と相成りました。
中に入ってみると店がせまいこと・・・いや店がせまいのではなく、ものが一杯で通路がせまいのでした。そして市場とは商品の性格は少し違っても、とにかくみんな大きいのです。おにぎりこそありませんでしたが、でかくて分厚いサンドイッチがいっぱい積み上げてあります。あの一包みがたぶん一人前だと思います。我々三人でも食べきれないくらい大きい。牛乳は4リットルのタンク入りです。あれもすぐに飲み干されちゃうんだろうなぁ、と思いながら「見てるだけぇ〜」を終えました。
この日のホテルが最後の宿泊です。明日はすてきなカナダの大地におさらばして空の旅となります。うん、また上空から地球をたっぷり眺めてやろうと企んだのですが、何だか空模様がすぐれません。旅の前半はそれは見事な日本晴れ・・・いや、つまりそのぅ、こう云うのってあちらではどう言うんですかねぇ。後半は降ったりやんだりでした。想い出が旅の前半に多いのはきっとそのせいです。はたして明日は・・・- 旅行時期
- 1999年05月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 一人当たり予算
- 5,000円未満
- 利用形態
- ランチ
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 4.0
-
投稿日 2014年12月11日
総合評価:5.0
ジャスパーは田舎の小さな観光町です。ロッキー山脈の雪解け水をたっぷり運んでいく川、高速道路、それに大陸横断鉄道という3つの流動物(?)に寄り添うようにというか、くっつくようにしています。
この町のはずれにある林の中にバンガローがたくさんあって一つの部落の様です。中心にちょっと大きな建物があります。そこがこのバンガロー群の経営主体でしょう。
事務手続きを済ませると早速指定された部屋に向かいました。我々の部屋は2棟つづきの建物で、中は外観とは違ってちょっとしたホテルの様でした。
荷物をおいてひと休みしてから、さっきの中心の建物にまた出かけました。そこに食堂があるのです。売店や休憩所などもあって、観光客が大勢いました。夕食をたらふく食べて、ちょっぴり幸せだなぁと思ったり、こんな程度で幸せになれるなんておれもずいぶん落ちぶれたもんだなぁ、とかいろいろ下らないことを考えていたような気がします。
この時に限らず食事はいつも”たらふく”でした。とにかく量が多いのです。体格が全然違うんですよねむこうの人は。食べる量も違う。我々は一皿づつ別のものを頼んでほぼ一人分を三人でわけて食べました。それで充分なんです。
食事中私のななめ前のちょっと離れたテーブルで話しながら食べている二人のカナダ人(だと思います)が目にとまりました。いや、べつに他人の食事をじろじろ眺めるつもりじゃぁなかったんですが、でもびっくりしてその二人から目をはなすことができなくなってしまいました。正確には二人のうち片方の人です。
その人の前にある皿のなんと大きなこと。その大きなお皿に山のように盛られた食べ物。さらにはその上からあのぐるぐる回しながらかけるスパイスを、それこそいつまでもいつまでもぐるぐるぐるぐるとやっているのです。
二人は何か夢中で話していたので、もしかして話に気をとられて自分のやっていることに気付いていないんじゃぁないかなと心配になりました。
でもそのあと猛烈な勢いで食べはじめてべつにスパイスをかけ過ぎたような様子はなかったから、ちゃんと分かってやっていたんですね。あぁよかった。あのぐるぐるはいったい何回くらいやったんだろうか。かぞえておけば良かったなぁ。
食事を終えて、バンガローに戻ることにしました。外はまだ明るかったのですが、あれは何時頃だったでしょうか。とにかく夜9時頃まで明るいので昼なのか夜なのか、我々の感覚では判断できません。
それはともかく、いくら歩いてもなんだかさっきの見覚えのある建物にたどり着きません。でもバンフの時と違ってまだ明るかったことと各バンガローには番号ついていたり、ところどころに案内版があったおかげで、あぁ今歩いているのは全然逆の方向なんだなと高度な推理を働かせて、やっとのことで懐かしの我が家じゃぁなかった我がバンガロ−に到着いたしました。
もう!! いったい何回道を間違えれば気が済むんだ!!- 旅行時期
- 1999年05月
-
投稿日 2014年04月05日
総合評価:5.0
今回はまず成田からバンク−バ−へ飛び、国内線に乗り換えてカルガリ−へ行きました。
その飛行機から見下ろしたカナディアンロッキーのすばらしさにまず度胆を抜かれました。どちらを見ても山々々・・・それがみんなごつごつした岩山で、雪をかぶっている。まるで槍穂高、日本アルプスを縦横斜め、四方八方十六方・・・あらゆる方向に無限に拡大したみたいです。真上から眺めると、人工衛星に乗っているみたいな不思議な感動でいっぱいでした。
いったいどこまでが山なんだろうか・・・いくつあるんだろうか。もちろん数えきれるはずありませんが。これって全部名前がついているんだろうか。大変なことだなぁ。とても覚え切れないだろうに・・・とかなんとか、まぁ実に下らないことを考えている間に、飛行機は落ちる様子もなくカルガリ−空港へ降り立ちました。
そこにはOzaki君という旅行会社の若い社員が待っていました。同じコースをたどる人が他にいなかったため、我々三人だけで一台の車に乗ってOzaki君が運転すると云う旅になりました。今回の旅行の中で他の旅行者と一緒に行動したのはほんのちょっとだけで、あとは全て運転手つきの三人旅でした(贅沢!!)。- 旅行時期
- 1999年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 1日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
-
懐かしのバンクーバー
投稿日 2014年04月04日
総合評価:5.0
懐かしのバンクーバーに戻って参りました。といっても前回は乗りかえのために空港の中を歩いただけ。町を歩くのは初めてです。
列車の旅を終えて駅前に出ると、こんどはツカモトと云う案内係の人が待っていました。ツカモト君の運転で市内めぐりです。
公園、水族館、吊り橋、トーテンポール、シャチの曲芸、高級住宅街その他いろいろ見てまわりましたが、一番印象に残ったのは市場(いちば)です。下町のショッピングセンターと云った感じで、カナダの人々の生活の匂いがいっぱいでした。野菜も魚も肉もみんなみんな、日本のスーパーマーケットのように細かく切りそろえたりしてなくて、ドーンとそこに置いてあると云った感じです。りんごジュースは3.8リットル入りで、びんや紙パックではなくポリエチレンのタンクで売っています。肉にしてもコマギレを小分けにしてトレーに盛り付けてあるのとは違い、大きな塊で買っていくみたいでした。
果物売り場には種類も量も豊富な品物が山のようにあって、いい匂いがいっぱいだったのですが、これにだまされてはいけません。今までの食事でデザートには必ず果物がつきましたが、うまいと思ったことはいっぺんもありません。色はまぁまぁですが味もそっけもない。カナダの果物ほど味気ないものはないですヨ。輸入ものもたくさん売っていましたから、いい匂いはきっとこのせいでしょう。我々もなんとか云う名前の熱帯果物を買って、ホテルで味わいました。今までの欲求不満解消と云うわけです。うまかったぁ。
話はちょっとそれますが、カナダでうまいものの代表はなんと云ってもスモークサーモンです。北の海でとれた大きな鮭をかえでの煙で燻したやつです。これがあるからまたカナダへ行きたくなるのです。そしていつかまたカナダに行って思いっきり腹一杯スモークサーモンを食べてやろうと夢見ています。
町中をドライブしているとき、ツカモト君が「ほら、コンビニがありますよ。」と教えてくれました。なるほど見なれた”セブンイレブン”の看板が通り過ぎていきました。私が「興醒めだなぁ。もっともあれは世界中どこに行ってもあるんだろうけど..」と嘆くとツカモト君いわく「いや、あれは面白いから見ておいた方がいいですよ。」とのこと。無信全疑のコンビニ訪問と相成りました。
中に入ってみると店がせまいこと・・・いや店がせまいのではなく、ものが一杯で通路がせまいのでした。そして市場とは商品の性格は少し違っても、とにかくみんな大きいのです。おにぎりこそありませんでしたが、でかくて分厚いサンドイッチがいっぱい積み上げてあります。あの一包みがたぶん一人前だと思います。我々三人でも食べきれないくらい大きい。牛乳は4リットルのタンク入りです。あれもすぐに飲み干されちゃうんだろうなぁ、と思いながら「見てるだけぇ〜」を終えました。
この日のホテルが最後の宿泊です。明日はすてきなカナダの大地におさらばして空の旅となります。うん、また上空から地球をたっぷり眺めてやろうと企んだのですが、何だか空模様がすぐれません。旅の前半はそれは見事な日本晴れ・・・いや、つまりそのぅ、こう云うのってあちらではどう言うんですかねぇ。後半は降ったりやんだりでした。想い出が旅の前半に多いのはきっとそのせいです。はたして明日は・・・- 旅行時期
- 1999年05月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 1日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 施設の快適度:
- 4.5
-
投稿日 2014年03月13日
総合評価:5.0
ただいまぁ。
帰国報告の第一報です。いっぺんには書き切れないので、何回かに分けて報告します。
今回はまず成田からバンク−バ−へ飛び、国内線に乗り換えてカルガリ−へ行きました。
その飛行機から見下ろしたカナディアンロッキーのすばらしさにまず度胆を抜かれました。どちらを見ても山々々・・・それがみんなごつごつした岩山で、雪をかぶっている。まるで槍穂高、日本アルプスを縦横斜め、四方八方十六方・・・あらゆる方向に無限に拡大したみたいです。真上から眺めると、人工衛星に乗っているみたいな不思議な感動でいっぱいでした。
いったいどこまでが山なんだろうか・・・いくつあるんだろうか。もちろん数えきれるはずありませんが。これって全部名前がついているんだろうか。大変なことだなぁ。とても覚え切れないだろうに・・・とかなんとか、まぁ実に下らないことを考えている間に、飛行機は落ちる様子もなくカルガリ−空港へ降り立ちました。
そこにはOzaki君という旅行会社の若い社員が待っていました。同じコースをたどる人が他にいなかったため、我々三人だけで一台の車に乗ってOzaki君が運転すると云う旅になりました。今回の旅行の中で他の旅行者と一緒に行動したのはほんのちょっとだけで、あとは全て運転手つきの三人旅でした(贅沢!!)- 旅行時期
- 1999年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
-
投稿日 2013年12月10日
総合評価:5.0
ただいまぁ。
帰国報告の第一報です。いっぺんには書き切れないので、何回かに分けて報告します。
今回はまず成田からバンク−バ−へ飛び、国内線に乗り換えてカルガリ−へ行きました。
その飛行機から見下ろしたカナディアンロッキーのすばらしさにまず度胆を抜かれました。どちらを見ても山々々・・・それがみんなごつごつした岩山で、雪をかぶっている。まるで槍穂高、日本アルプスを縦横斜め、四方八方十六方・・・あらゆる方向に無限に拡大したみたいです。真上から眺めると、人工衛星に乗っているみたいな不思議な感動でいっぱいでした。
いったいどこまでが山なんだろうか・・・いくつあるんだろうか。もちろん数えきれるはずありませんが。これって全部名前がついているんだろうか。大変なことだなぁ。とても覚え切れないだろうに・・・とかなんとか、まぁ実に下らないことを考えている間に、飛行機は落ちる様子もなくカルガリ−空港へ降り立ちました。
そこにはOzaki君という旅行会社の若い社員が待っていました。同じコースをたどる人が他にいなかったため、我々三人だけで一台の車に乗ってOzaki君が運転すると云う旅になりました。今回の旅行の中で他の旅行者と一緒に行動したのはほんのちょっとだけで、あとは全て運転手つきの三人旅でした(贅沢!!)。- 旅行時期
- 2013年12月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
-
投稿日 2013年12月27日
総合評価:5.0
今回はまず成田からバンク−バ−へ飛び、国内線に乗り換えてカルガリ−へ行きました。
その飛行機から見下ろしたカナディアンロッキーのすばらしさにまず度胆を抜かれました。どちらを見ても山々々・・・それがみんなごつごつした岩山で、雪をかぶっている。まるで槍穂高、日本アルプスを縦横斜め、四方八方十六方・・・あらゆる方向に無限に拡大したみたいです。真上から眺めると、人工衛星に乗っているみたいな不思議な感動でいっぱいでした。
いったいどこまでが山なんだろうか・・・いくつあるんだろうか。もちろん数えきれるはずありませんが。これって全部名前がついているんだろうか。大変なことだなぁ。とても覚え切れないだろうに・・・とかなんとか、まぁ実に下らないことを考えている間に、飛行機は落ちる様子もなくカルガリ−空港へ降り立ちました。
そこにはOzaki君という旅行会社の若い社員が待っていました。同じコースをたどる人が他にいなかったため、我々三人だけで一台の車に乗ってOzaki君が運転すると云う旅になりました。今回の旅行の中で他の旅行者と一緒に行動したのはほんのちょっとだけで、あとは全て運転手つきの三人旅でした(贅沢!!)。- 旅行時期
- 1999年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 2.5
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 2.5
-
投稿日 2013年12月10日
総合評価:5.0
カルガリ−空港でOzaki君の出迎えを受け、彼の運転で郊外のバンフという町のホテルに案内されたのは夕方7時頃でした。それがまだ明るい。とても夜とは思えないのです。これから夏になればもっと遅くまで明るいんでしょう。
5月になろうと言うのに、とにかく寒いさむい。何しろここは北海道よりも北で、サハリン(樺太)南部に相当する緯度なのです。気温が3度とか云っていましたから・・・。
ホテルに荷物をおいて近くのレストランまで夕食に行きました。食事についてはあとで触れますが、終わって外に出ると何時なのかもう暗くなっていました。
その暗い中になんとちらちら雪がふっているではありませんか。高い山には雪がたくさん見られて さすが北国と思ってはいましたが、まさかこの5月にねぇ、自分達が降られるなんて・・・。
その雪をちょっと手に受けてみるとなんだか違う。ちゃんと結晶していないと云うか、六角形をしていないんです。長方形の薄っぺらな形をしている。これってひょっとしたらあのダイアモンドダストかしら、と一瞬思ったくらいです。ダイアモンドダストは秋田の田沢湖高原でスキ−した時に一度だけ見たことがありますが、早朝のものすごぉっく寒い時でした。幻想的で不思議なかんじだったなぁ。今回はそれほどまでは寒くないし、まさかねぇ。
でもその雪がなぜ六角形じゃぁないのかを深く考えていられない、大変なことがおこりました。どこをどう間違えたのか、いくら歩いてもホテルが見えてこないのです。暗くて寒い、しかも雪のちらつく中を三人の日本人がさまよい歩く姿はとても見られたもんじゃぁなかったと思います。
歩き回っているうちに明日の朝刊の記事が目にうかんできました。『路上で凍死、親子連れの日本人』『最大の疑問は、彼等がなぜ自分達の宿泊するホテルの前で倒れていたかと云うことである・・・』 途中で何人かの人に尋ねて(もちろん英語でペラペラ・・・尋ねたのは私じゃぁありませんが)何とかホテルにたどり着いた時にはほっとすると同時に、これから先はたしてどうなることやら不安だらけで第一日目の幕がおろされました。
このドジは今回の旅で2回目のもので、1回目もあったしこれから先もまだまだいくつもあろうとは、嗚呼、そのときの私供には知る由もありませんでした。それらについてもいずれ書くかも知れません。- 旅行時期
- 1999年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 2.5
-
投稿日 2013年08月06日
総合評価:4.5
バンフの街をさまよった挙げ句、やっとたどりついたホテルでは安心もあってかぐっすりと眠ることができました。簡単な朝食をとったあと荷物をまとめてロビ−に出ると、Ozaki君が待っていました。彼はこのホテルのすぐ近くに住んでいるんだとか。
また彼の運転で出発です。バンフは古い観光都市なのでいいところが多いらしいのですが、今回はあきらめてさよならしました。
車はハイウェイを突っ走って一路大氷原へと向かいました。ハイウェイと云ってもただ道があるだけと云う感じで、何の飾り気もありません。行き交う車もほとんど無く、渋滞が当たり前というどこかよその国の高速道路とは比べようもありません。
道はロッキーの山々を縫うように続いています。きのう真上から見下ろしておったまげたあの山々を今度は下から眺めることになり、そのすさまじい景色にただただ感動するばかりでした。 もう一つ印象的だったのは動物たちです。カモ鹿を大きくしたようなエルクと云う動物があちこちで見られました。それもハイウェイのすぐ近くまで来てのんびりと草を食べているのです。(草なんてほとんど生えていないように見えるんですが・・・)Ozaki君の話では冬は木の皮を食べているとか。 熊に会えないかと思っていたのですがついにあらわれませんでした。そのかわり以前テレビで見たマウンテンゴートが二頭、はるか山の上に見られました。マントを着たままでしたが。
ここは広大な国立公園で、動物たちは手厚く保護されているとのことです。ハイウェイには動物たちが安全に行き来できるようにと、何ケ所も歩道橋が設けられていました。歩道橋といっても階段のついたあれではなく、山から山へと動物達が人間に邪魔されることなく歩けるように橋が架けられているのです。ですから車は、小さなトンネルというか、橋の下をくぐるといった感じです。
もう一つ印象的だったのは水です。大きな川が流れている一方で、あちこちに湖がありました。それがほとんど凍りついているのです。
Ozaki君が氷河の見方を教えてくれました。なるほど良く見ると雪のつもっているところと氷河は色が違う。氷河はいくぶん青みがかっているので慣れてくるとすぐに分かるようになりました。山のあちこち、深い谷になっているような所には必ず氷河が見られました。地球の歴史上四回あった氷河期のうち一番最近のが約一万年前だと云いますから、今ある氷河は少なくともそれ以前から続いているものだと云うことらしいです。
こんな話をしながら車はコロンビア大氷原を目指してひたすら突っ走りました。
いよいよコロンビア大氷原の近くまでたどり着きました。さすが大氷原と名付けるにふさわしく、これまでに車の中から見たたくさんの氷河とはスケールが違って、とてつもなく大きなものです。
ここでOzaki君の車をおりて、大きなバスに乗り換えました。バスには日本人観光客がいっぱい。初めて他の観光客と行動を共にしました。運転手は日本語が少しできるひょうきんなカナダ人、ガイドはベテランの日本人でした。
バスに乗ったのはわずか数分で今度は雪上車に乗りかえです。雪上車はタイヤが直径1メートル半ほどもある大きなもので、雪の上をゆっくりゆっくりと登って行きました。
そして氷河の上に出るとみんな雪上車をおりて・・・ジャーン!!ついに一万年前の歴史的氷河の上に立ったのです。雪が厚くつもっているので、直接氷河に触れたことにはならないのかな? 氷河はその名のとおり少しづつ下に流れているんだそうで、暖かい年には先端が上昇し寒い年には下に伸び、それをくり返しているとか。ふうん、なるほどなと納得しながらガイドさんの説明を聞いていました。
よく見ると氷河のずうっとはるか上の方に人が二人見えるのです。あれはスキーヤーが上に登って行くんだと聞いてびっくり。あんなに上なのにまだ登っていくんです。スキー場ではないのでリフトはありません。できるだけ高く登って一気に滑り降りるんだそうです。この大氷原でスキーを楽しむなんて贅沢なやつらだなぁ、でも気持ちいいだろうなぁ、おれもあと10年若かったらなぁ、なんてことを考えながら我々も氷河の上に寝転んだりしてけっこう楽しんできました。
でも地球温暖化のせいで氷河は年々融けて小さくなっている、つまり先端が上昇し続けているんですね。やがてこの歴史的産物は人間のために消え去る運命にあるのかも。それに毎日まいにちこうして観光客がやってきて氷河を溶かしている。もちろん自分たちもその一人(三人?)ですが・・・。そう考えるとなんだか複雑になってきました。その観光のために生活している人も多いんだろうし、第一カナダの国そのものが観光を重視しているらしいからむずかしいぞこれは。
そして時間が長かったのか短かったのか分からないままに予定を終わりました。また雪上車に乗り込みさっきと別のルートでバスにも乗り、それからOzaki君の車に戻って、いよいよ今日の宿泊地ジャスパーに向けてまたハイウェイの旅が続きました。- 旅行時期
- 1999年05月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
-
有名な(だそうです)ボウ川の途中にあるボウ滝は滝というよりは幅の広い渓流といった感じでした
投稿日 2012年11月08日
総合評価:5.0
ハイウェイを突っ走りながら、窓の外をながめていて特に印象に残ったのは川と湖です。まぁ島国を脱出して大陸と名のつくところに初めて来ているんだから驚くのは当たり前ですね。とにかく川が大きく長くそして実にゆったりと流れているんです。どこまでもどこまでも・・・。
それに湖のなんとたくさんあること、まるで川かと思うくらい細長い湖が次々にあらわれるのです。カナダには全部で1万を数える湖があるそうです。ロッキー山脈から一年中雪解け水が流れているんでしょうね。氷河からの水もあるだろうし・・・(私が溶かしちゃった分も?)。 途中で車をとめて森の中に入り、岩の多いところに出ました。そこは地形の関係でゆったり流れていた川が岩の隙間のような細いところを通るため、ものすごい勢いで流れ落ちる滝になっていました。あんなに静かに流れていた水がちょっとした条件の変化次第でものすごいエネルギーを発散させるんですね。
車に戻る途中、動物に皮を食べられて下の方が裸になった針葉樹を何本か見て考えてしまいました。木の皮なんてさぞかしまずいだろうに、あんなものしか食べるもののない冬のあいだ、動物たちはつらいだろうなぁ。
でもカナダでは野生動物に近づいたりえさをやってはいけないことに決められているんだそうです。動物が自力で生きていけるような環境を整えることが本当の保護になるんだとか。まぁそう云われれば確かにそうですよね。えさを与えることで人間なしに生きられないようになっちゃったら、動物保護にはならないものね。少なくとも野生動物ではなくなっちゃう。
たくさんの山、川そして湖を目にしましたが、とても覚えきれませんでした。有名な(だそうです)ボウ川の途中にあるボウ滝は滝というよりは幅の広い渓流といった感じでした。
でもとにかくハァとかヘェとか感心感動の連続のまま夕方ジャスパーに着きました。ここではロッジに泊まったのですが、それについては次にします。もう遅いですからネ。- 旅行時期
- 2011年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 景観:
- 5.0
- 巾広い渓流だなぁと思っていたらこれがあの有名なボウ滝なんだとか
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 渋滞が当たり前と云うどこかの国の高速道路とは大違い
-
投稿日 2012年11月03日
総合評価:5.0
バンフの街をさまよった挙げ句、やっとたどりついたホテルでは安心もあってかぐっすりと眠ることができました。簡単な朝食をとったあと荷物をまとめてロビ−に出ると、Ozaki君が待っていました。彼はこのホテルのすぐ近くに住んでいるんだとか。
また彼の運転で出発です。バンフは古い観光都市なのでいいところが多いらしいのですが、今回はあきらめてさよならしました。
車はハイウェイを突っ走って一路大氷原へと向かいました。ハイウェイと云ってもただ道があるだけと云う感じで、何の飾り気もありません。行き交う車もほとんど無く、渋滞が当たり前というどこかよその国の高速道路とは比べようもありません。
道はロッキーの山々を縫うように続いています。きのう真上から見下ろしておったまげたあの山々を今度は下から眺めることになり、そのすさまじい景色にただただ感動するばかりでした。 もう一つ印象的だったのは動物たちです。カモ鹿を大きくしたようなエルクと云う動物があちこちで見られました。それもハイウェイのすぐ近くまで来てのんびりと草を食べているのです。(草なんてほとんど生えていないように見えるんですが・・・)Ozaki君の話では冬は木の皮を食べているとか。 熊に会えないかと思っていたのですがついにあらわれませんでした。そのかわり以前テレビで見たマウンテンゴートが二頭、はるか山の上に見られました。マントを着たままでしたが。
ここは広大な国立公園で、動物たちは手厚く保護されているとのことです。ハイウェイには動物たちが安全に行き来できるようにと、何ケ所も歩道橋が設けられていました。歩道橋といっても階段のついたあれではなく、山から山へと動物達が人間に邪魔されることなく歩けるように橋が架けられているのです。ですから車は、小さなトンネルというか、橋の下をくぐるといった感じです。
もう一つ印象的だったのは水です。大きな川が流れている一方で、あちこちに湖がありました。それがほとんど凍りついているのです。
そしてOzaki君が氷河の見方を教えてくれました。なるほど良く見ると雪のつもっているところと氷河は色が違う。氷河はいくぶん青みがかっているので慣れてくるとすぐに分かるようになりました。山のあちこち、深い谷になっているような所には必ず氷河が見られました。地球の歴史上四回あった氷河期のうち一番最近のが約一万年前だと云いますから、今ある氷河は少なくともそれ以前から続いているものだと云うことらしいです。
こんな話をしながら車はコロンビア大氷原を目指してひたすら突っ走りました。- 旅行時期
- 2011年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
-
投稿日 2012年11月03日
総合評価:5.0
カルガリ−空港でOzaki君の出迎えを受け、彼の運転で郊外のバンフという町のホテルに案内されたのは夕方7時頃でした。それがまだ明るい。とても夜とは思えないのです。これから夏になればもっと遅くまで明るいんでしょう。
5月になろうと言うのに、とにかく寒いさむい。何しろここは北海道よりも北で、サハリン(樺太)南部に相当する緯度なのです。気温が3度とか云っていましたから・・・。
ホテルに荷物をおいて近くのレストランまで夕食に行きました。食事についてはあとで触れますが、終わって外に出ると何時なのかもう暗くなっていました。
その暗い中になんとちらちら雪がふっているではありませんか。高い山には雪がたくさん見られて さすが北国と思ってはいましたが、まさかこの5月にねぇ、自分達が降られるなんて・・・。
その雪をちょっと手に受けてみるとなんだか違う。ちゃんと結晶していないと云うか、六角形をしていないんです。長方形の薄っぺらな形をしている。これってひょっとしたらあのダイアモンドダストかしら、と一瞬思ったくらいです。ダイアモンドダストは秋田の田沢湖高原でスキ−した時に一度だけ見たことがありますが、早朝のものすごぉっく寒い時でした。幻想的で不思議なかんじだったなぁ。今回はそれほどまでは寒くないし、まさかねぇ。
でもその雪がなぜ六角形じゃぁないのかを深く考えていられない、大変なことがおこりました。どこをどう間違えたのか、いくら歩いてもホテルが見えてこないのです。暗くて寒い、しかも雪のちらつく中を三人の日本人がさまよい歩く姿はとても見られたもんじゃぁなかったと思います。
歩き回っているうちに明日の朝刊の記事が目にうかんできました。『路上で凍死、親子連れの日本人』『最大の疑問は、彼等がなぜ自分達の宿泊するホテルの前で倒れていたかと云うことである・・・』 途中で何人かの人に尋ねて(もちろん英語でペラペラ・・・尋ねたのは私じゃぁありませんが)何とかホテルにたどり着いた時にはほっとすると同時に、これから先はたしてどうなることやら不安だらけで第一日目の幕がおろされました。
このドジは今回の旅で2回目のもので、1回目もあったしこれから先もまだまだいくつもあろうとは、嗚呼、そのときの私供には知る由もありませんでした。それらについてもいずれ書くかも知れません。- 旅行時期
- 2011年04月
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 観光の所要時間
- 2日以上
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
-
投稿日 2012年07月30日
総合評価:5.0
カルガリ−空港でOzaki君の出迎えを受け、彼の運転で郊外のバンフという町のホテルに案内されたのは夕方7時頃でした。それがまだ明るい。とても夜とは思えないのです。これから夏になればもっと遅くまで明るいんでしょう。
5月になろうと言うのに、とにかく寒いさむい。何しろここは北海道よりも北で、サハリン(樺太)南部に相当する緯度なのです。気温が3度とか云っていましたから・・・。
ホテルに荷物をおいて近くのレストランまで夕食に行きました。食事についてはあとで触れますが、終わって外に出ると何時なのかもう暗くなっていました。
その暗い中になんとちらちら雪がふっているではありませんか。高い山には雪がたくさん見られて さすが北国と思ってはいましたが、まさかこの5月にねぇ、自分達が降られるなんて・・・。
その雪をちょっと手に受けてみるとなんだか違う。ちゃんと結晶していないと云うか、六角形をしていないんです。長方形の薄っぺらな形をしている。これってひょっとしたらあのダイアモンドダストかしら、と一瞬思ったくらいです。ダイアモンドダストは秋田の田沢湖高原でスキ−した時に一度だけ見たことがありますが、早朝のものすごぉっく寒い時でした。幻想的で不思議なかんじだったなぁ。今回はそれほどまでは寒くないし、まさかねぇ。
でもその雪がなぜ六角形じゃぁないのかを深く考えていられない、大変なことがおこりました。どこをどう間違えたのか、いくら歩いてもホテルが見えてこないのです。暗くて寒い、しかも雪のちらつく中を三人の日本人がさまよい歩く姿はとても見られたもんじゃぁなかったと思います。
歩き回っているうちに明日の朝刊の記事が目にうかんできました。『路上で凍死、親子連れの日本人』『最大の疑問は、彼等がなぜ自分達の宿泊するホテルの前で倒れていたかと云うことである・・・』 途中で何人かの人に尋ねて(もちろん英語でペラペラ・・・尋ねたのは私じゃぁありませんが)何とかホテルにたどり着いた時にはほっとすると同時に、これから先はたしてどうなることやら不安だらけで第一日目の幕がおろされました。
このドジは今回の旅で2回目のもので、1回目もあったしこれから先もまだまだいくつもあろうとは、嗚呼、そのときの私供には知る由もありませんでした。それらについてもいずれ書くかも知れません。- 旅行時期
- 1999年04月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 家族旅行
- 1人1泊予算
- 12,500円 未満
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 5.0
- バスルーム:
- 5.0
- ロケーション:
- 5.0
- 客室:
- 5.0























