denkojuさんのクチコミ全3件
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投稿日 2007年11月30日
総合評価:5.0
『エリザベート ハプスブルク家最後の皇女』
塚本哲也:著 【第24回大宅賞受賞】
出版社: 文藝春秋
ISBN-10: 4163463305
ISBN-13: 978-4163463308
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3センチはある、分厚いハードカバーの本ですが、
できればウィーンに行く前に読んでおくと、よりウィーンを身近に感じることができると思います。
現代史の好きな方には特にお勧めです。
私は最初に訪れたあと読み、また行きたくなり、半年後再訪してしまいました。
ウィーン観光では19世紀末の皇帝フランツ・ヨーゼフ、その妃エリザベートに関する様々なものを目にすると思います。
エリザベートに関してはあちこちにその美しい姿の肖像画を使った土産物やガイド本があったり、そのエキセントリックな行動や暗殺という形での最期は多くの本で伝えられています。
また、この二人には愛人と心中自殺をした皇太子がいたことも書いてあるガイドもありますが、多くはここまでです。
この本にはその自殺した皇太子の娘、「もう一人の」エリザベートが経験したハプスブルグ帝国の崩壊、2つの大戦が書かれています。
皇帝フランツ・ヨーゼフがこの孫娘と2人で宮殿で暮らしたこと、老皇帝の素顔、19世紀末から20世紀中ごろにかけての中欧の様子を知ることができ、宮殿等を訪れた時に感じる思いも違ったものになると思います。- 旅行時期
- 2005年11月
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投稿日 2007年11月30日
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投稿日 2007年11月30日
総合評価:5.0
ウィーンの観光ガイド等で建物外観(金色の見事な帽子をかぶったような白い建物)は有名ですが、何回かウィーンへは行っても中に入った事はない、という方もいらっしゃるようです。
ここで見られるものはクリムトの『ベートーベンフリーズ』のみ、とも言えますが、この絵は壁画という性質上、ここに行かなければ見られません。
また、巨大で横に長い、ということから作品集等やポスター等でも断片的にしか扱われません。
季節や時間帯にもよるでしょうが、広い展示ホールはいつも静かで、数分間一人きりでゆっくりクリムトの世界にひたれることも魅力のひとつです。
クリムトが好き、ベートーベンが好き、という方には是非お一人で、また、鑑賞しながら聴けるように携帯音楽プレーヤー等に「第9(4楽章)」を入れていくことをお勧めします。
■このホール、非常に寒いので秋~春にいかれる場合はダウンジャケット等が必要かと思います。
(私はここで風邪ひきました。1時間居座ったせいでもありますが。)
■中心街から徒歩の場合、カールスプラッツ周辺は午後遅くなるとさびしくなりますので女性は明るいうちに行かれるほうがいいでしょう。昼間は全然大丈夫です。- 旅行時期
- 2005年11月
- 観光の所要時間
- 1-2時間



