akioさんのクチコミ全2件

大友宗麟が臼杵湾にある丹生島を城に定めて、大田、福島と大名が変わり関が原の後
美濃の郡上八幡より稲葉公が転封になり明治維新まで統治した。
町割りや道路は大友の時代からのものがかなり残り、武家屋敷や由緒ある古寺が市内に
散在している。江戸時代末期赤字の解消に苦しんだ藩財政は天保の改革を藩主自ら率先
し、すべての借財を始末して、質実剛健の気風を作り又師弟教育に力をいれて数多の人材を輩出した。

臼杵市に現存する２００石取りの屋敷の一つです。建築年は判りませんが
江戸の後期だと考えられています。屋敷の南と西に畑跡があり臼杵藩の質実剛健の
気風が偲ばれます。家に入ると上玄関、中玄関、下玄関とあり格式の重さを感じられ
客用座敷は天井が床に面して桟がある、武家でいう切腹の間があり潔さが表されて
います。