旅行のクチコミと比較サイト フォートラベル

トルクメニスタンの思い出 - アシハバードのクチコミ

kasekunさん 写真

kasekunさん
男性 / アシハバードのクチコミ : 1件
旅行時期 : 2003/08(約21年前)

色塗り投稿です。

 トルクメニスタン訪問は1度だけ。下川さんの歩くアジアという本に触発されやって来たものの、本当にこの国は、、、。

 1番の問題はビザ。今でさえこの国に入国するには一苦労する。ビザがなかなかおりないからだ。2003年当時は、、、。ロシア旅行社で高額なアシガバード1泊と現地旅行会社のビザサポートを予約し旅立った。

 ウズベキスタンのブハラから国際列車でトルクメニスタントルクメンバッドまでやってきたものの、列車は最悪の状態。列車チケットが手書きで、いったいどのワゴンで、どの座席なのかさえ車掌さえもわからない状態。荷物置き場で、数分間に襲ってくる下痢を我慢しながらの乗車だった。早く着かないか、そればかり考えていた。
 駅では現地旅行社の方がちゃんと待っててくれてはいたが、挨拶もそこそこにすぐにトイレに駆け込んだ。トイレから戻ってくると、、、旅行社の方から「入国スタンプは?」との質問??え、何のこと?、、、英語があまり通じなく、いったい何を言っているのかわからず。、、、困ってしまった旅行社の方、なにやら電話をかけ英語が話せる方を呼んでくれた。来てくれたのはとびっきりの美人さん。話を聞くと、この方の姪っ子さんだとか。女子大生で英語を学んでいるらしい。で、美人の姪っ子さんが言うには、、、
「トルクメニスタンの入国スタンプをまず押してもらわなければならない。」とのこと。荷物置き場に乗車していた自分、きっと国境駅での案内はあったんだろうが、そんなことは露知らず、そのまま来てしまったのだ。「ここからタクシーで往復40ドル」、、、言葉もままならぬ自分。もうこの方々にすがるしかない。で、国境駅ファーラップまで戻り入国スタンプを押してもらう。さらにVISAを貰いに領事の所へ、、。もう何だかよくわからないが言う通りにするしかない。VISAは貰えたものの、領事が言うには4日間の滞在のみ。アシガバード1泊では4日間のトランジットVISAしか出なかったのだ。「せめて5日間に!」頼んでみたもののダメだった。VISA代45ドル?を払う。
 4日間でアゼルバイジャンへの船が出るトルクメンバシまでたどり着かなければならなかった。観光は首都アシガバード1日のみが精一杯だった。
 すぐさま駅でアシガバード行き夜行列車のチケットを購入し乗車した。、、、

、、自分のコパートメントには現地の若者2名が荷物をどっさり持って入ってきた。中身は小さなリンゴだった。このリンゴを首都で売るつもりらしい。下段に陣取ってた自分、仕方なく上段に移動。これが間違いだった。人のよさそうな若者たちに見えたんだが、、、。無事アシガバードに朝到着し、この若者2人ともサヨナラしたんだが、、。気づいた時には遅かった。自分のバッグには刃物で引き裂かれた跡がくっきり。中に入れてた現金が盗まれていた。幸い何かあった時ののためにと正露丸の瓶の中に入れてた予備の1000ドルだけは盗られてなかったが。

、、、中央アジア、1度目はキルギスでやられ、2度目はトルクメニスタンでやられ、、自分にとっては実は鬼門の場所なのです。


 ということで、トルクメニスタンでの思い出は、、、。
 
・トルクメニスタンの女性は美人!あの姪っ子さんは特にとびっきりの美人でした。東と西の狭間のこの地域、混血によりキレイな女性が生まれるのでしょうか?今まで出会った女性の中で1番綺麗でした。(かわいいという意味ではなく、美人という意味で)

・イラン経由でトルコへ、、、お金を少しでも節約出きるかなと思い、アシガバードのイラン大使館に行ったものの、、、何だかVISAを貰えるような感じではなく、あきらめた。

・アシガバードのホテルでテレビをつけてみると、トルクメニスタンのクイズ番組?が流されていました。見てると、何とクイズの賞品はメロン。日本のメロンのような丸い形ではなく、長丸いでっかいメロン。これがこの地域の特産のようでした。当時の大統領もこのメロン好きのようでした。実際買って食べてみたらうまい!トルクメニスタンに行ったらまずはメロンですね。

・列車は暑い!当時は冷房なんてなかったのかな?でっかいペットボトルに水を入れ、それを凍らせた物が車内で売られてました。これがなかったら大変でした。水分補給と冷房を兼ねた優れ物でした。

・入国出国管理は厳しいですね。トルクメンバシからフェリーで出国の際(幸いにもVISA期限内でギリギリ間に合った。)、何度も何度も違う人からチェックを受けました。少しでもおかしな点があったら賄賂をせびってやろう、、そんな雰囲気でした。

※残り1000ドルでイスタンブールまで行って、日本に帰る航空券が買えるのか?頭の中はそれでいっぱいでした。アゼルバイジャン、グルジア、そしてトルコのイスタンブール。カスピ海を渡ってる大好きな船旅さえも、頭の中はこの事でいっぱい。食事も切り詰め切り詰め、、、。結果、その後も色々あったけれど、無事イスタンブールで東京行き片道チケットを購入でき帰国できました。思い出されるのは、イスタンブールでの旅行社の女性。正露丸のきつい臭いが染み付いた100ドル札7枚(航空券代700ドルでした)に、実にイヤーな顔。今でも思い出します。
 
 色塗り投稿でした。

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。問題のある投稿を連絡する

トルクメニスタンの基本情報 カテゴリー別〜 ランキング・クチコミ・Q&A等の情報をまとめたページです

PAGE TOP