ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時に造られたトンネルを公開した博物館 - サラエヴォのクチコミ
- SUR SHANGHAIさん
- 女性 / サラエヴォのクチコミ : 21件
- 旅行時期 : 2011/09(約14年前)
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時、セルビア人勢力によって包囲されていたサラエヴォへの物資輸送のために造られたトンネルが空港近くにあり、その一部をトンネル博物館として公開しています。
当時は全長800mあったトンネルのうちのほとんどが今ではふさがれてしまったのだそうですが、25mほどが残されていて、見学者も通ってみることが出来ます。
戦時中の状況や、トンネルを造ったイスラム教徒勢力の人々がトンネルを行き来していた様子を示すビデオも上映されて、臨場感が迫って来ます。
トンネル上の民家内部には、トンネル内を再現した様子も多数の資料と共に展示されていました。
サラエヴォの人々が当時どのような生活を送ってきたのかも知ることが出来、しかもそれがそう遠い昔ではないことにも驚きます。
トンネル説明のパンフレットや、紛争時の情勢を絵地図にして販売しているので、記念に買って行っては?どちらも5KMでした。
私は観光インフォ主催のツアーに参加して1回、その後個人で1回、トンネル博物館を訪れました。
ツアーに参加した方がよかった点として、ガイドさんから直接紛争当時の話が体験談として聞けたこと。
また、ビデオの上映前には、地図を使って当時の情勢も説明してくれたこと。
ここは個人で訪れるより、ツアーに参加するのがお勧めです。
このトンネル博物館を訪れるツアーは二つ。
一つは、市内数ヶ所を回るTIMES OF MISFORTUNEツアー。
もう一つは、トンネルに重点を置いたTUNNELツアー。
その他の市内ツアーも含めた詳細は、次の観光インフォのサイトでどうぞ。
http://www.sarajevoinsider.com/(英語版)
ちなみに、私が参加したのは、英語による市内数ヶ所巡りのTIMES OF MISFORTUNEツアーで、所要時間3時間、料金は25ユーロでした。
レンタカーを使って個人で行くと、スナイパー通りの西端あたりまではトンネル博物館への標識がありましたが、その後のフォローが悪いのが難。
地元の人に何度も道を聞きながら行く羽目になりました。
トンネル博物館になっている民家向かいに有料駐車場あり。料金は2KMだったと思います。
この駐車場では飲み物が売られていたり、タクシーを呼んでもらえます。
個人で行くと、トンネル博物館の見学は5KM。ビデオは見られますが、ツアーで行った時のような体験談や説明はありませんでした。
開館は毎日9:00〜15:30。
- 所要時間:
- 1-2時間
- アクセス
- 4.0
- 空港の近くにありますが、レンタカーで行くと標識のフォローが悪くて道に迷います。市内ツアーに参加するか、タクシーで行くといいですよ。
- コストパフォーマンス
- 4.5
- 市内ツアーで行くと、個人訪問では聞けない体験談や説明をしてもらえます。
- 人混みの少なさ
- 4.0
- 時々団体客がドッと訪れる時以外は、静かに見学できます。
- 展示内容
- 5.0
- 今も残るトンネルの一部、紛争当時の様子を示すビデオや展示品は、臨場感溢れる出来栄えです。
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