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添い寝&ブラジャーで解決できるかも♪寒冷地(冬季)における電池の放電対策 - ヒマラヤのクチコミ

ウェンディさん 写真

ウェンディさん
女性 / ヒマラヤのクチコミ : 10件
旅行時期 : 2018/01(約8年前)

ABCトレッキングに使用した寝袋は#1。保温機能は十分でした

ABCトレッキングに使用した寝袋は#1。保温機能は十分でした

ネパールでトレッキングをする場合はトレッキング期間が1週間に及ぶことも有り、充電の出来ない状況下であることを考慮して、カメラやスマホの電池など予備の電池を持っていく方が多いと思います。

確かに予備の電池があれば充電切れの時には安心なのですが、予備の電池だってフル充電しておいてもゆっくりと放電し、特に冬季の場合はその消耗は非常に早くなります。
実例として、私がトレッキングをした年末年始のアンナプルナ・ベースキャンプ付近の環境下(マイナス15℃程度の気温の中)で使っていたカメラの電池(購入して半月)は、撮影しない時はダウンジャケットの中で冷気を避けていたにも関わらず、半日も持ちませんでした。

ですから、せっかく持っていた予備の電池もそれなりの対策を撮らないと、役立たずの小さなウェイトになってしまいます。

寒冷地における電池の保温方法には様々なアイディアがあると思いますが、私が採用したのは日中と夜間の二通りの方法で、夜間はカメラ+予備の電池と添い寝をし、寝るとき以外は、予備の電池は女性用の下着(一般的にはブラジャーと呼ばれています)を利用して保温しました。

具体的には、夜は体温であたたまった羽毛の寝袋(#1)の腰あたりにカメラや予備の電池、スマホなど電池を利用するものは全て集め、添い寝をしています。寝袋はそのままでは冷たいですが、人間が中に入ることにより羽毛が体温の温かさをキープし電池などが冷えるのを防いでくれます。また#1のグレードの寝袋だと発汗による湿度は外に逃げていき寝袋内にはとどまらないので、カメラ内部の結露の心配はしなくても大丈夫でした。

寝るとき以外は、首から下げたカメラ本体は基本はファスナーを閉めたダウンジャケットの内側に入れておき撮影時だけ取り出し外気にさらすようにしました。この方法だと温度差によるカメラ内部の結露が出てきそうですが、外気がマイナス15℃もあるとダウンジャケットの内側と云えどもそんなに温度は上がらずに、カメラ内部の結露は起きませんでした(この方法でも、カメラ内部の電池の持ちは半日程度です)

予備の電池は小さなビニル袋に入れて、ブラジャーのパッドポケットの中へ収納しました。ブラジャーのパッドポケットは左右二カ所あるので、デジカメの電池2個ならば、これで十分でマイナス15℃の気温の中を持ち歩いても放電することはありませんでした。
貴重品袋等を身に付けている方ならば、そこに電池を入れておいても保温可能だと思います。

せっかく重いカメラを持って行ったのに予備電池が消耗して写真が撮れない〜と言うのは悔しいので、ヒマラヤを冬にトレッキングする場合には電池の放電対策はしっかりととる方が良いと思います。


最期に、今回の放電防止方法についてですがあくまでも私が用いた装備での検証事例です。
充電池によっては急に暴発するようなメーカーさんの商品もありますし、寝袋も性能の良し悪し(湿度の呼吸性)によってはカメラの内部に結露を生じる可能性もあります。
実際にこの方法を利用する場合には、各自ご自身の装備で検証実験してからにしてくださいね。

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