日本が誇るべき偉人の息吹を感じよう
- 4.5
- 旅行時期:2025/12(1ヶ月以内)
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by toroppeさん(男性)
その他の観光地 クチコミ:4件
向かいのHotel Mount Villa & Restaurantに言って開けてもらい、中を案内してもらいました。入場料は100ルピー(約110円)ですから、展示物が少なくても文句は言えません。個人で保存してもらっているだけでも日本人としては感謝です。このホテル経営者の親族が、慧海を泊めてあげていた村長の子孫なんだそうです。
日本人として初めてチベットに入った河口慧海は、1900年に雪解けを待って、ここにあったマルファ村長宅で3ヶ月過ごし、様々な苦労を乗り越えて7月にはチベットへの峠を越えました。
3ヶ月暮らした部屋の跡にカメらなど遺品が展示してあります。彼が書いたチベット旅行記も展示されていたので、読んでみたいと思いました。僧侶でありながら、本当の意味での冒険家であったと感じました。
慧海の詠んだ「ヒマラヤの雪の岩間に宿りては、やまとに上る月をしぞ思ふ」の額もありました。中国から帰らなかった阿倍仲麻呂の「天の原ふりさけ見れば春日なる、三笠の山に出でし月かも」の歌を思い起しました。慧海はその後日本に帰国しており、仲麻呂とは事情は違いますが、月を見ると人は故郷を想うのかもしれません。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2025/12/15
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