彫刻の宝庫「バルジェッロ美術館」
- 4.5
- 旅行時期:2024/06(約2年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
フィレンツェ クチコミ:15件
「バルジェッロ国立美術館」はフィレンツにおける彫刻作品の宝庫です。
一番の楽しみは、ドナテッロとレオナルド・ダヴィンチの師匠ヴェロッキオの「ダビデ像」でした。
世界で最も有名な「ダビデ像」は言うまでもなくミケランジェロの作品(アカデミア美術館蔵)ですが、ドナテッロの大理石の「ダビデ像」は優雅な美しさ、ブロンズ製の両者の2体も筋肉美強調型ではなく中性的な美しさが魅力の美少年で見応えがあります。
特にヴェロッキオ作品のモデルは若き日のレオナルドとも言われ、ミケランジェロとは対照的にレオナルドは美しかったのね・・・なんて思ったり。
「サンジョヴァンニ洗礼堂」北側門扉のコンクールで競作したブルネレスキとギベルディの「イサクの犠牲」の展示を選考員の気分でゆっくり見比べてみるのも楽しかったです。
他にも優れた彫刻がたくさん見られる展示室ですが、なぜか信じられないほど空いていて、個人的には、アカデミア美術館の混雑の中でミケランジェロのオリジナル「ダビデ像」を有難がって見るよりも充実した時間が過ごせました。
- 施設の満足度
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4.5
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2024/08/31
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