グラーツのシュロスベルク(城山)=要塞はオスマントルコ軍の来襲に備えて築城され、難攻不落を誇った。
- 4.5
- 旅行時期:2004/04(約21年前)
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by jijidarumaさん(男性)
グラーツ クチコミ:5件
≪南ドイツとオーストリア周遊≫
*ドイツ・バイエルン国王 ルードヴィヒ2世 と
オーストリア皇妃 エリザベート・・・・愛称 “シシィ”を 巡る旅*
( 2004年4月21日-5月4日)
<2004年4月24日(土)朝は小雨、曇り後晴、時々シャワー、246km>
Graz 13:30、グラーツ午後市内観光:エレベーターで城山へ。時計塔、
昼食“Aiola”14:40-15:40、武器博物館、州庁舎、市庁舎、ハウプト広場、
ヨハン大公像、劇場、王宮、Cafe17:20-17:50、グロッケンシュピール
(仕掛け時計)18:00。
Grazグラーツは日本人観光客にはあまり知られていない町だが、22万人程(我が故郷青梅市と同じぐらい)の人口をもち、ウィーンに次ぐ、この国第二の都市なのです。
手元の昭文社オーストリア・ハンガリー2003年版でもオーストリアはウィーン、ザルツブルク、インスブルックといった有名所に比して、リンツ共々グラーツは扱いも少ない、たった9頁の観光案内になっていた。
州都であり、大学都市とも言われ、俳優アーノルド・シュヴァルツェネッガーや指揮者のカール・ベームの出身地とのことで、なかなかの都市なのだ。
茶色の屋根の波が続いている町並みは大変きれいなもので、町中を流れるMurムーア川(全長464km)で新・旧市街が分かれている。
そのムーア川の中州に妙なドームのような建物があった。一見して、シュヴァルツェネッガーが“寄進”したものかと思った。
「ムーア川に浮かぶ貝」という名のMurinselムーアインゼル(ムーア島)だ。2003年、この年の「欧州文化首都」にグラーツが選ばれたことを記念して建造されたそうだが、昨年の完工だけにまだ新しいが、奇妙な形がこの町にそぐわないようにも思えた。
ムーアインゼル(ムーア島)は長さ約50m、幅約20mで、人工の中洲に2本の桟橋でもって、両岸とつながっている。建物の中にはカフェとシアターがあるそうだ。
この時はただフーンと思って、写真に撮っただけだ。
さて、旧市街にある古城ホテルSchlossberg Hotelにチェックインし、車もパークハウスに入れてもらい、早速、市内観光に出かける。ホテル近くの岩盤をくりぬいたリフトで、城山に上る。グラーツのシンボルである時計塔をみて、市内の眺望を楽しんだ。
<Schlossbergシュロスベルク(城山)とUhrturm時計塔>
シュロスベルク(城山)は旧市街の北部、海抜473mの高さにあり、かつて欧州を悩ませたオスマントルコ軍の来襲に備えて、皇帝Ferdinand Iフェルディナント1世(1503~1564年)によって築かれた城塞は、全時代を通じもっとも堅固な城塞とされている。
19世紀初頭、皇帝ナポレオン1世(1769~1821年)でさえも、この城塞を陥落させることができなかった。1809年、ナポレオン軍がウィーンを占領したため、グラーツも降伏せざるを得なかったと云う。降伏時、要塞の施設は今に残る鐘楼と時計塔を除いて全て破壊された。
28mの塔に掲げられた時計は、1712年来、正確に時刻を刻み続けていると云う。
(オーストリア観光局の資料参考)
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- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2024/08/30
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