かつて日本陸海軍によるコタバル上陸作戦があった
- 4.0
- 旅行時期:2024/07(約1年前)
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by タヌキを連れた布袋(ほてい)さん(非公開)
コタバル クチコミ:2件
日本軍によるコタバル上陸作戦を嚆矢とするマレー作戦・シンガポール攻略戦を中心に,敗戦までの流れと戦後の歴史についてパネルで解説がなされている。すべてに英文が併記されている。記述は客観的なトーンになっていて,政治的な傾向が薄いため,読んでいて疲れない。当時の軍票の展示もある。
昭和18年に日タイ間で協定が締結され,歴史的にタイへの朝貢国であったケダ州,クランタン州やトレンガヌ州といった地域の施政権はタイに引き渡され,それ以後同地の役人はタイ人が占め,街には日章旗に併せてタイ国旗,学校では日本語に併せてタイ語教育が始まったことなど,現地の目線で当時の状況が語られている点は勉強になった。その後,日本の敗戦によりタイによる施政は蒸発し,権力の空白が生じ,マラヤ共産党が三日天下を取ったあとインドから英国軍が進駐する。
そのほか,泰緬鉄道建設に徴用された複数のマレー系男性の証言も残されている。
入館料は外国人4MYR,内国人は2MYR。金曜休館。
庭園にA4スカイホークなどの兵器が展示されている。なぜ展示されているのかはよく分からなかった。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入館料はとても低く抑えられている
- 展示内容:
- 3.5
- 東南アジアの博物館としてはかなり優秀なほう
クチコミ投稿日:2024/07/30
いいね!:3票
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