アウシュヴィッツとビルケナウツアー (クラクフ発) Auschwitz & Birkenau Tour

体験・アクティビティ

現地のDiscover Cracow社のツアー(英語)に参加しました。

4.0
旅行時期：2023/04（約3年前）

by Juniper Breezeさん（女性）

クラクフクチコミ：27件

日本語ツアーは最初から考えておらず、Veltra経由で英語ツアーの申し込みをしていたのですが、なかなか返事が来ず、結局Veltraが委託している元の会社のDiscover Cracowに直接予約を入れて参加しました。　値段は31ユーロでした。　Veltra経由で申し込むよりも20ユーロ近く安かったです!

ツアー会社のpick up場所は何カ所かオブションがあり、私はクラクフ本駅の目の前のPawia通り沿いから参加しました。

お迎えのバスは同じような時間帯に、色々なツアー会社の送迎バスが続々と到着し、自分でドライバーに確認して自分が参加するツアー会社を探す感じが、日本にはナイな…と思いましたが、日本語が丁寧過ぎるんだろうな…とも感じました。

アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所は全国から観光客が訪れますが、「負の世界遺産」としても知られている通り、第二次世界大戦当時のかなり残酷な状況を目の当たりにすることになります。　戦争という悲劇を二度と繰り返さないためにも、訪れることをオススメはしますが、軽い気持ちで行くと後悔すると思います。

アウシュヴィッツは、ヨーロッパのほぼ中心に位置し、鉄道の接続が良く、工業に欠かせない炭鉱や石灰の産地が隣接するという理由で、本当にさまざまな都市から、このアウシュヴィッツに人が集められた事が分かります…。　戦争遂行に欠かせない物資の生産を行うのに適していた場所だったというのはその通りなんでしょうけど、それと同時に労働に適さない女性・子供・老人、さらには「劣等民族」を処分する絶滅収容所であってことも事実です。　収容所内では、「治療」という名目で、人体実験も多く行われたようで、それが原因で多くの人が命を落としました。

当時の写真もたくさん飾られていますが、あどけない顔をした子供たちの写真が結構多くて、心が押しつぶされそうになりました。

収容者たちは、ことあるごとにシャワーを浴びられるから…と言われて大勢が連行され、実際はそこがガス室で、集団殺戮が日常的に行われていたそうです。　

ガイドの方のお話を聞いてるだけでも、人間が同じ人間に対してやることじゃない!!と感じました。　しかもそれが何百年も前の出来事じゃなくて、たった80年くらい前の事というのが信じられません。

色々と考えさせられたツアー参加でした。　私は個人的には参加して本当に良かったと思っています。