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病院が建ち並んでいたロンドン橋の界隈とセント・トーマス病院の旧手術室

  • 4.0
  • 旅行時期:2021/06(約5年前)
ごーふぁーさん

by ごーふぁーさん(非公開)

ロンドン クチコミ:10件

バラマーケット(Borough Market)そばロンドン橋(London Bridge)の界隈はセント・トーマス病院を筆頭にかつて病院が集まる地区であった。1173年設立のセント・トーマス病院は1862年までここにあり、1721年にセント・トーマス病院の連携する形で設立されたガイ病院(Guy’s Hospital)は今もここにある。セント・トマス病院の理事のガイ氏が手狭となったセント・トーマス病院の横に新たに建てた病院がガイ病院の始まりである。ガイ病院を覗いてみたところ、中にはスーパー、カフェ、巨大なアトリウムと付随設備が充実しており、とても病院には見えなかった。

また、この付近にはかつてのセント・トーマス病院の教会建物が今も残されており、セント・トーマス病院の旧手術室とハーブ・ギャレット(The Old Operating Theatre Museum and Herb Garret)と言う博物館になっている。

ただ、この博物館の入口がわかりくい。Googlemapを片手に「WE ARE OPEN」の看板を見つけて中になんとか中に入ることができた。

そして、中に入ると待ち受けているのがとても狭い螺旋階段、屋根裏(ギャレット garret)と言うだけあって、これを何十段も登らなくてはならない。

そして、登り切るとかつての教会の屋根裏があり、そこには医薬品であるハーブを保管していたハーブ・ギャレットが目に入る。現代で言えば調剤薬局だろうか、所狭しと各種形態のハーブとその瓶が並び幻想的ですらある。多少ギミックめいているのかもしれないが、動物類や原料なども複数展示されており、少々おどろおどろしい。当時は独特の匂いもたちこめ、更に不気味だったのかもしれない。

ハーブ・ギャレットの先の階段を昇ると1822年につくられた手術室の上方、つまり見学者たちが詰めかけた場所に出る。

手術道具類が壁面にいくつも展示されている。手術は見世物状態で麻酔もなかった時代である。たくさん陳列してある手術道具は、手術というよりも拷問のそれのようである。フランケンシュタインとかが生まれる素地はこういう所にあるのかとも感じた。そして、個々の器具の説明書きには機能や使い方を説明するものがあり読むとゾッとする。

詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/nightingale-stthomashospital-oldoperatingtheatre/








施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.0
コストパフォーマンス:
3.5
人混みの少なさ:
3.5

クチコミ投稿日:2021/07/02

いいね!:6

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