ただの図書館ではない、驚愕の充実展示室(無料)がある博物館的な図書館
- 4.5
- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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by porculsさん(非公開)
ロンドン クチコミ:44件
大英図書館、British Libraryって、図書館でしょ?…と、あなどるなかれ、です。図書館部分は観光客としては置いといて、博物館的な展示部分がすごいです。私は「不思議の国のアリス 出版150周年記念展」という特別展目当てに行きましたが、その特別展も無料で、作者ルイス・キャロルの手書きの原稿から有名なテニエルの挿絵や、サルバドール・ダリなどの有名画家が描いたアリスが大集合と、非常に充実の展示内容で、さらにアリス・グッズをこれでもか!と集めた魅惑のポップアップ・ショップが出ていて、店内の雰囲気からしてアリス・ワールドで、興奮のあまりしんどくなって何も買えなかった馬鹿者です(というくらい素敵でした)。そして常設展は、英国人にとっては「マグナカルタ」が感動する展示の一つみたいですが、世界史を受験で取ってない私にはピンと来ず、古い聖書(グーテンベルク?)などもあまりピンと来ないダメ人間にも、ちゃんと感動物件が多数用意されていました。文学ではシェイクスピアからディケンズ、ジェーン・オースティンなどおなじみの作家たちゆかりの草稿やら自筆やら盛りだくさんで、英文科なので最初は「おおーっ!シェイクスピア」とか気持ちが上がるのですが、やがて気持ちが上がりっ放しでしんどくなって、休み休み見ました。音楽関連も充実していて、モーツァルトやバッハなどの手書きの楽譜などもたくさんありましたが、私が感動したのはビートルズの手書きの歌詞(走り書きとか生々しいのもあり)が複数展示されていて、欧米のミュージアムの、ポップ・カルチャーにもしっかり目配りしている、こういうところが好きです。他にもレオナルド・ダヴィンチ手書きの「鏡文字」や、ヘンリー8世とアン・ブーリンの手紙(映画やドラマで散々見てきた二人なので、知り合いの手紙みたいに興奮!)など、仰天の稀覯書や稀覯資料が多数展示されていて、これで無料…すごすぎです。建物自体も素敵で、手前に広~い広場があって、ベンダーとか出てるので、天気が良ければ広場でお茶飲んで休憩も楽しいです。館内にもカフェあります。館内の、本を開いた形のベンチなども遊び心あって素敵でした。
場所はキングスクロス駅(ハリー・ポッターが列車に乗る9と3/4線がある駅)と隣接するセントパンクラス駅(ハリー・ポッターが列車に乗る駅の外観として出てくる駅)と、ユーストン駅という大きな駅の間にあって、大変アクセスの便利な場所です。ついでにハリー・ポッター聖地巡礼だけでなく、大英図書館から徒歩すぐのスピーディーズ・カフェ(BBCドラマ「シャーロック」のベイカー街221Bロケ地)も巡礼してください!
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- キングスクロス/セントパンクラス駅とユーストン駅という大きな駅の間の便利な場所です。「シャーロック」のロケ地も徒歩すぐなので、ついでに是非。
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 無料の常設展示だけでも驚愕の充実内容で、特別展も無料だったりするので、コスパは大変良いと思います。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- コロナ前はそこそこ混雑していましたが…
- 展示内容:
- 4.5
- 常設展示には必見の展示物が10や20ではなく、興味のある特別展に合わせて行けば最強です。
クチコミ投稿日:2021/03/26
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