自然に恵まれた静寂な道教寺院
- 5.0
- 旅行時期:2020/12(約3年前)
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by xiaomaiさん(男性)
台北 クチコミ:52件
台北士林区にある開漳聖王を主祭神とする道教寺院。唐の時代に漳州を平定し治めた陳元光が神格化され、開漳聖王となって、漳州から台湾へ移民してきた人々の守護神となった。台湾各地にこの神を祀る廟が多くある。また、この廟に祀られる学問の神の文昌帝君も霊験あらたかであるとして多くの受験生から信仰を集めている。
芝山巖惠濟宮は小高い山の上にあり、自然に恵まれた、非常に静かな環境にあって、また台北士林の街を見下ろすこともできる。寺院見学のついでに山を歩き、樹齢の長い木々を見たり、海洋生物の化石を見るのもおもしろい(この小高い山自体が海底隆起により造成された)。
士林は科挙合格者を多く出した場所で、そのため清朝の時代は学問を志す人が多く、それもあって、日本時代もこの寺院内に初の日本語学校が設置された。ただ、日本からやってきた日本語教師6名が植民化に抵抗した台湾人により殺害された場所でもあり、「六氏先生」の墓が寺院の裏手にある。
MRT士林駅からなら206番のバスで10分ほど。MRT芝山駅からなら、住宅街の中を徒歩で15分。賑やかな寺院巡りもよいが、日本とも深い関わりがあった芝山巖惠濟宮へも訪れ、静かな時を過ごすのもよいと思う。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/01/13
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