大アヤズカラより眺める小アヤズカラが美しい
- 3.5
- 旅行時期:2018/12(約5年前)
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by ウェンディさん(女性)
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アヤズカラは異なる時代に建築された3つの城壁からなるコンプレックスで、一番大きいのが小山の上に建つ大アヤズカラ(現地名:アヤズカラ1)。
大アヤズカラが建築されたのは今から2400年前の紀元前4世紀頃。
日干し煉瓦で出来た城壁はもろい部分は崩れ落ちていましたが、まだン中城壁の間の回廊が残っている部分もあり、2000年の時を重ねた日干し煉瓦が積まれた建造物を見ることが出来ます。
城壁の高さは高いところでは約10mの高さがあり、そこの縁から砂漠を見下ろすとちょっと怖いくらい。
足下は決して安全ではないので、縁に寄るときには注意を払う必要があります。
大アヤズカラからは小アヤズカラの姿が見え、ちょっとした絶景です。
小アヤズカラは大アヤズカラから歩いても行けますが少し距離があるので、車で移動する方がベターです。
小アヤズカラはアヤズカラと名前は付いていますが、大アヤズカラと建設時期が異なり、大アヤズカラに城を構えていた王国が衰退してから数百年後の4世紀から6世紀ころに建築されました。
遺跡の中には住居部分だったと云われる構造物があり、その天井もしっかりと残っているので一見の価値はあります。
更に小アヤズカラのすぐ下には、当時の中央アジアで一番美しい町と云われた遺跡もありゾロアスター教の神殿跡も残されています。
アヤズカラは大アヤズカラだけでなく、周辺の構造物を訪れて初めてその全貌が分かる場所。
個人で行かれる際には、ゆっくりと遺跡探索を楽しんで下さい。
- 施設の満足度
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3.5
- 観光の所要時間:
- 1日
クチコミ投稿日:2020/12/23
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