セピア色の思い出:ロンドン動物園のパンダ見物では見物人がいないのに驚いた!
- 3.0
- 旅行時期:1978/08(約46年前)
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by jijidarumaさん(男性)
ロンドン クチコミ:8件
<1978年夏の休暇・イギリス旅行>
1978年8月5日(土)~19日(土)の15日間
8月5日、ドイツ・デュッセルドルフを出発し、この夏の休暇旅行は初めて、イギリス旅行をした。
ロンドン観光は初めてで、4泊5日の間、観光書に載っている主だった所を見て回った。
8月7日(月)は午前中にロンドン塔、ホワイトタワーを見て、Madame Tussaudsマダム・タッソー館(蝋人形館)、動物園(パンダ見物)、ギルドハウス、イングランド銀行を見て回った。
②次のLondon Zooロンドン動物園(1828年開設、1847年公開。Outer Circle, Regent's Park, London)はリージェンツ公園の北にある。
南端にあるマダム・タッソー館から動物園は近いし、子供たちにとってもパンダは初めてだから行ってみたのだ。
前掲の写真ではパンダ、いわゆるジャイアントパンダの姿は柱や金網などで見難いが、中央部の木の上にどっしり座って動かない姿を撮っている。
ともあれ、月曜日の所為か、パンダ舎の周りには誰もいない。イギリスでは珍しくもなく、人気がないのだろうか?
かつてロンドン動物園にはChi Chiチチというジャイアントパンダがいて、1972年に亡くなったという記録が残っているが、この時に見たジャイアントパンダの事はよく分からない。現在、ロンドン動物園には1頭もいない。
但し、スコットランドのエディンバラ動物園に2011年12月から、Tian Tian(F)とYang Guang(M)の2頭がいるようだ。この差が何だろうか?
尚、「中国のパンダ外交」で西側諸国にパンダが贈呈されたのは、1972年、アメリカに贈られたリンリンとシンシンが最初で、それ以降、日本・フランス・イギリスなどに贈呈されていった。
日本の上野動物園には1972年10月、2頭のカンカン、ランランがやって来た。
当時の日本人の歓迎ぶりはすごいもので、パンダ人気がたいへん盛り上がった。この頃、私に海外駐在の話が出始めていたから、上野動物園に家族で訪れたか、ジャイアントパンダを見たのか、さて、もうすっかり忘れてしまった。
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薄汚れたジャイアントパンダに家族も少々ガッカリしてしまったのだが、それからシティという(日本的には丸の内のような)地区に戻った。
ここに日本の商社、銀行の店が殆ど集まっている。
③Guildhallギルドホールは、シティ・オブ・ロンドンの市庁舎である。
12世紀に商人達のギルド(同業組合)が自治権を獲得後、1185年に初代市長(ロード・メイヤー)が誕生し、1319年にはギルドに選挙権と行政権が認められた。
このギルドホールは15世紀に統治の中心として建設されて以降、シティの市庁舎、シンボルとして機能してきた。現在も市長の晩餐会や講演会、定例の市議会が開催され、シティのホールつまり議事堂なのだ。
夕暮れ時に訪れたから、外観だけを写真におさめたが、内部にはチャーチル首相、ネルソン提督、政治家ピット首相(親子:大ピット、小ピット)の著名な方々の肖像画や記念碑があると云う。時間があれば、見て見たかったが、現在は1999年に再建されたGuildhall Art Galleryギルドホール・アート・ギャラリー(美術館)という隣の建物に展示されているようだ。
④Bank of Englandイングランド銀行はギルドホールから近い。
1694年の創立、コリント風の列柱が独特の建物は古色然としているが大きな建物である。かつて世界の金融を支配した英国中央銀行である。
一つ不思議なことに、イングランド銀行前で写真に撮った正義の女神像が現在の銀行前には見当たらず、イングランド銀行(旧王立取引所)前のウェリントン公爵(ワーテルローの戦いでナポレオン皇帝に勝利した)騎馬像だけが見える。
面白いことに、シティでは軍人を崇拝するような像を公衆の面前に建てることが禁止されているらしく、軍服ではなく平服の騎馬像になっているそうだ。
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明日8日はロンドン最後の日、リージェント通りでお買物の予定になっている。
(2020年9月25日:編集・加筆)
- 施設の満足度
-
3.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 施設の快適度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2020/09/27
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