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エレクトリラウドティー(タリン近郊鉄道) 施設情報・クチコミに戻る

利便性はバスには劣りますが、鉄道の旅も楽しいものです。

  • 4.0
  • 旅行時期:2019/09(約6年前)
かるあみるくさん

by かるあみるくさん(男性)

タリン クチコミ:109件

エストニアの都市間鉄道を行っている会社で現在はElronという社名に変更されています。
エストニアの鉄道はタリンを中心としてタリンと地方都市という結び方をしていて、直線上にあるラクヴェレ-ナルヴァ、ラクヴェレ-タルトゥなどのごく一部の例外を除いて、タリン以外の都市との便は非常に悪いです。また本数も少なく、第二の都市タルトゥや第三の都市ナルヴァへは相当の本数のバスが出ているのに対してそれぞれ往復4便と非常に少なく、予め時間を決めて利用しないとのる機会はないと思います。
さらにタリン、ナルヴァ以外の観光地の駅は相当離れた所に設置されているので現地での利便性も良くないです。
都市内輸送もタリンではバス、トラムが便利な為ほぼ観光で利用することはないと思います。唯一可能性があるとすれば、バルト駅からウレミステケスクスに行くときくらいでしょうか。このルートはバス、トラムは乗り換え必須になるので鉄道の方が便利かも知れません。本数は相当少ないですが・・・。

電化されている区間は電車、それ以外へ直通する列車は気動車になりますが、車両の見た目は共通化されていて意識しないと気付きません。座席は一般車は指定席ではなく空いているところに座る形です。車掌が車内を巡回し発券するシステムでレシート型の切符が発行されました。決裁にはクレジットカードが利用可能です。ちなみにバルト駅にはチケットカウンターはありますが、車内で買ってと言われたので最初から列車に乗ってチケット購入で良いようです(改札はありません)。WiFiが無料で使え、速度はネットを見たりLINEをするには十分な速度が出ていました。
4両編成の気動車にはファーストクラスがついていて座席がランクアップしたり専用のWifiが使えます。ファーストクラスは予め予約が出来、その場合は座席指定も出来るようです。

車両は2012年から14年頃にかけてスイスのFLIRT導入し、ソビエト占領下で導入されたЭР2など旧型車両を更新しました。
車両は快適そのもので海外で見られるような汚さなどはまったくありません。ロシアゲージの1520mmの為か揺れもそこまで多くはなく、車体幅が広いので2-3配置の普通車でもまったく苦ではありませんでした。
乗車率はナルヴァ→タリンはかなり空席が目立ちましたが、タリン→タルトゥは空席はほとんどなく8割程度埋まるという感じでした。

だいたいどの都市もバスターミナルの方が駅より便利な場所にあるうえに本数の問題もあり基本的にはバスを利用した方が良いと思いますが、雰囲気を変えての鉄道旅も良いのかなと思います。

施設の満足度

4.0

利用目的:
中・長遠距離
コストパフォーマンス:
3.5
日本人の感覚では安いが、バスの方がよりコスパが良いです。
利便性:
3.5
エストニアでの都市間移動はバスに軍配が上がります。

クチコミ投稿日:2020/09/04

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