15世紀の家並みが残る美しい村
- 4.5
- 旅行時期:2019/06(約7年前)
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by sanaboさん(女性)
バース クチコミ:6件
カッスルクームはコッツウォルズ地方南部の15世紀に羊毛産業で繁栄した村で、今も当時のままの家並みが残されており、人口は350人ほど。
数々の映画のロケ地になっていますが、2011年公開のスティーブン・スピルバーグ監督作品「War Horse(戦火の馬)」の撮影もカッスルクームで行われました。村の聖アンドリュー教会内の一角には映画のシーンを紹介する写真が飾られていました。
村の中心広場(マーケットプレイス)にあるマーケット・クロスとバター・クロスはかつてマーケット・タウンであったことを象徴しており、カッスルクームのランドマーク的存在です。(カッスルクームは1440年にヘンリー6世により、週1回の市を開く権限を与えられました)
村にはパブが2軒とティールームが1、2軒あるだけで、ショップや土産店などは一切ありませんが、マーケットプレイスに面したお宅の玄関先に造られた無人販売所で瓶入りドリンクやホームメイドケーキが売られています。レモンケーキとキャロットケーキを買いましたがとても美味しかったです。
14世紀に村の領主となった男爵により奨励され始まった羊毛産業は15世紀に全盛期を迎えましたが、干ばつによる川の水位低下や産業革命により村の産業は衰退し、時代から取り残されてしまったのだとか。
バイブルック川沿いには"Weavers' Cottages"と呼ばれる職工の住居兼作業場として造られた建物が残されていますので是非ご注目下さい。「ブランケット」の語源となったとされるブランケット兄弟もここに住み、寒さを凌ぐための毛布が生まれたと言われています。
バイブルック川に架かる橋越しに見る村の風景もカッスルクームを象徴する風景ですので必見です。
村の観光は1時間もあれば十分ですが、かつての村の領主の館をホテルに改装したマナーハウス(The Manor House Hotel & Golf Club)がありとても素敵ですので、是非ともカッスルクームに1泊されることをお勧めします!
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 公共バスの便があります。
- 景観:
- 4.5
- ひっそりとした佇まいが胸に染み入るような美しさです。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 観光客も村人もあまり見かけませんでした。
クチコミ投稿日:2020/06/11
いいね!:34票
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