キムチュークエチャン Kim Choo Kueh Chang

専門店

プラナカン建築の優雅な雰囲気の中、ティー・セットをお試ししてみては？

4.0
旅行時期：2020/02（約6年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

シンガポールクチコミ：452件

キムチュー・クエ・チャンは、カトン地区のイースト・コースト・ロードとジョー・チアット・ロードとの交差点からすぐそこにあるお店。
プラナカンの菓子類や粽、ニョニャ料理の調味料などを扱っています。
棟続きのお隣には以前はニョニャ料理店が入っていましたが、今は同名のプラナカン・グッズ店になっています。
色鮮やかなビーズのサンダル、陶器、小物類などなどのプラナカン・グッズをお目当てに来てみるといいですよ。

二階には、プラナカンの生活ぶりが分かる家具や調度品を置いた部屋があり、ちょっとした民俗博物館のよう。
そこではこのお店のお菓子とお茶をセットで頂けるので、お試ししてみては？
１セット８．５シンガポール・ドルで、その時々のお菓子やお茶が楽しめます。
一階にいるスタッフに声掛けをして前払いするようになっていました。

私が行った時に出されたのは、小さな肉入り粽、クエ・ラピスと呼ばれるお餅のような歯応えの生菓子、それにパイナップル・クッキー風のお菓子。
お茶の色が透明なブルー・グリーンなので、ちょっとびっくり。
聞いてみたところ、青い花のチョウマメ（蝶豆）と、レモン・グラス＋パンダンの葉の香りのお茶なのだそう。
人によっては好き嫌いが分かれそうですが、ちょっと珍しいお茶とお菓子体験が出来たと思います。

プラナカンというのは、簡単に言うと、17世紀にマレー諸島に渡った中国系移民の子孫のことで、中華風にマレー風の入り混じった独特の文化を持っています。
このお店があるカトン地区には、西洋＋東洋の建築様式や装飾が折衷されたスタイルの色鮮やかなプラナカン建築が多いのが特徴。
ニョニャというのはプラナカンの女性の事で、ニョニャ料理は中華料理とマレー料理のフュージョン。これも一度はお試ししてみては？