見応えアリ!11世紀の洞窟壁画☆サスポールのニダプク石窟
- 5.0
- 旅行時期:2019/07(約6年前)
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by ウェンディさん(女性)
レー クチコミ:11件
下ラダックのサスポール村には洞窟(石窟)壁画のあるニダプク(Nyidaphunk)石窟があります。(海外ガイドブックではSaspol Caveと紹介している場合も多いです)
村の中心部から北へと向かった崖の中程にいくつか石窟があり、その中の一つの石窟壁画の保存状態が良く、一般公開されています(入場料は必要ありません、心付けのみです)。
石窟へのアクセスはひたすら自分の足で崖を登るだけ。
崖の斜面は小石と砂で滑りやすく、スニーカーを履いていても足が滑りました。
道路から石窟までの所要時間はのんびり歩いて10分で、標高が富士山並みに高い地域ですので、崖を登るときは焦らず、ゆっくりと。
石窟の中は狭く、三畳半程度の広さで、実際に中に入れるのは5人位までですので個人旅や少人数のグループ旅の旅人ならば問題無いと思います。石窟内部には人工の照明は無く、入口の隙間から射し込む太陽光だけが唯一の光源です。
狭い石窟ですが、様々な仏が描かれていて、じっくり見ていたら30分必要かもしれません。
さらっと見るなら5分ですが、保存状態の良いこれほどの石窟壁画を数分しか見ないのはもったいないです。
石窟内に壁画が描かれたのは11世紀。
カシミールに修行に行っていた僧侶が、その修行の成果を仏教画として奉納した寺院で、アルチ寺院の寺院壁画と非常に似ていることから、同じような人たちが同時期に描いた仏画とされています。
アルチ寺院は写真撮影禁止ですが、サスポールはOKですので、11世紀当時の仏画や曼荼羅を写真に撮りたかったら、サスポール石窟は最適の場所です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2020/03/05
いいね!:6票
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