ピーターラビット ファンの聖地
- 4.5
- 旅行時期:2019/06(約7年前)
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by sanaboさん(女性)
湖水地方 クチコミ:25件
ピーターラビットの絵本作家ビアトリクス・ポターが39歳の時に購入した「ヒル・トップ」(農場と家)は、ピーターラビット ファンにとってはまさに聖地ともいうべき場所。
「ヒル・トップ」のチケット売り場は少し離れた場所にあるのでご注意ください。
入場料にはStandard料金とナショナル・トラストへの寄付込みのGift Aidという1割ほど割高の料金設定もあります。(寄付をしたい方はGift Aid料金を支払うシステム)
渡されるリーフレットに「ヒル・トップ」の家の中へ入場できる時間が記載されています。
リーフレットを広げると村の地図とともにピーターラビットのお話に出てくる実在の場所や建物が番号で示されていますので、入場まで時間がある場合は村を散策がてらこれらの場所を捜し歩かれたらよいと思います。
当時、良家の未婚の女性は両親の家に住み両親の世話をするのが慣習だったため、農場を管理する一家をヒル・トップに住まわせ自らはロンドンからできる限り訪れる生活をしていました。47歳の時に結婚すると、ヒル・トップ近くのカースル・コテージで新生活をスタートし、ビアトリクスは毎日ヒル・トップに通い、絵本の執筆をしたり牧畜や湖水地方の自然保護に情熱を傾けたのだそうです。
ヒル・トップの家は17世紀湖水地方の典型的な農家の建物で部屋は比較的小さく、明かりも少なくてほの暗い印象ですが、マホガニーの折り畳み式テーブルや中国製や英国製の磁器が並ぶ飾り戸棚など、裕福な家庭環境で育ったビアトリクスの趣味が活かされた調度品などがあり素敵でした。増築したファームハウスの2階部分にある部屋には執筆や作画を行った机が置かれており、ここでピーターラビットのお話が生まれたかと思うと感慨深かったです。
花壇のお花はビアトリクスの時代に手に入らなかった植物は一切使っておらず、庭の古い写真やビアトリクスの書簡、ピーターラビットの絵本の挿絵などを参考に忠実に復元されているそうですので、是非注目してご覧ください。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.5
- ニア・ソーリー村のバス停の真ん前
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入場料は£11.8
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 夏期は非常に混みあい、入場に1~2時間待ちも。
- 展示内容:
- 4.5
- 家の調度品や花壇などポターの趣味が活かされています。
クチコミ投稿日:2020/02/28
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