「水入らず」の列車旅。相客に感謝!
- 4.5
- 旅行時期:2019/08(約5年前)
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by Reollaさん(男性)
ヘルシンキ クチコミ:2件
ヘルシンキ→ロヴァニエミ+ロヴァニエミ→トゥルクを、夫婦&中学生の娘で利用。
乗り心地などは皆さんコメントされていますので、こんなエピソードを。
この特急の寝台車1階には「コネクティングルーム」というシステムがあります。隣り合った2人用個室を2部屋予約し、車掌さんが検札に来たとき申し出れば、間仕切りの扉を開けてくれる(つながった1部屋として利用できる)というものです。
家族連れなどにはうれしい仕組みですが、問題は私たちのような3人旅の場合。行きの列車では私(夫)に相客がいて(2人部屋を1人分しか押さえていないため、もう1人分の寝台を、別の人が予約してしまった)、コネクティングできませんでした。
さて、帰りの列車。予約した個室へ行ってみると、すでに先客の男性が。残念!またもや家族別々の個室で寝なければなりません。
やがて検札がやって来ました。男性が車掌さんに、フィンランド語で何か話しています。すると車掌さん、私に向き直り、英語でこう言いました。
「フィンランド国鉄は世界一ホスピタリティ溢れる鉄道だからね。君たちのために、このドアを開けてあげるよ」。そして間仕切りの扉のカギを外します。男性を見ると、荷物をまとめていました。彼はたぶん「別に空いている個室があったら移るよ」と頼んでくれたのでしょう。
旅先で、思わぬ温かさに触れることができました。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用目的:
- 中・長遠距離
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 「寝台」はやはり高い。「普通座席」で、もっと安く上げることも可能
- 利便性:
- 4.5
- 短い旅行中、寝ている間に移動できるのは大きな時間の節約に。寝台も快適で清潔
クチコミ投稿日:2019/09/14
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