カプツィーナー教会（皇帝納骨所） Kapzinerkirche Kaisergruft

史跡・遺跡

偉大なる王家の棺

5.0
旅行時期：2019/07（約6年前）

ウィーンクチコミ：2件

歴史の教科書で初めて学ぶ、ハプスブルク家（王朝）。ウィーンに旅する事で、数多くの歴史遺産や文化的遺産を通じハプスブルク家の偉大な歴史に触れることが出来ます。
私もそういった名所を多く訪れましたが、今回初めて訪れたカプツィーナ教会の地下墓所では、恐れ多くもハプスブルク家の偉大な方々の声をかすかに聞くことが出来たような感覚を覚えました。
棺はある程度歴史の古い順番に並んでいるようですが、大きさや装飾の程度は人物により違いがあります。皇妃の棺がどうしても小さくなるのは仕方がないかもしれませんが、少し気になってしまいました。
墓所の中程には、マリアテレシア夫妻の棺が他を圧倒する大きさで目立っています。
棺の墓碑銘を一つずつ確認しながら順路を進むと、三つの棺が並ぶ小部屋があります。
皇帝フランツ・ヨーゼフと皇妃エリーザベト、そしてルドルフ皇太子の棺が並びます。皇妃、皇太子とも波乱の生涯となりますが、
家族が仲良く並ぶ様子には、最後は夫、妻、親子の固い絆を感じ、感傷的になりました。
ウィーンにあるハプスブルク家に関係する名所を先に訪れ、パンフレットやガイドブックで知識を増やした後、このカプツィーナ教会を訪れると、より楽しむことが出来ると思います。