ゲーテの“若きウエルテルの悩み”の舞台・ヴェツラーの町にあるシャルロッテの家
- 4.0
- 旅行時期:2006/05(約20年前)
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by jijidarumaさん(男性)
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<2006.5.“ドイツ ライン・モーゼル・ラーン周遊の旅”>
期間 : 2006年5月5日(金)~5月19日(金)15日間
目的地: 今回の旅の目的地は二度目のドイツ駐在を終え、1985年5月31日に帰国して以来、21年ぶりとなる“デュッセルドルフ訪問”が第一です。
そして週末や休暇の帰途に、何度も立ち寄った“ライン・モーゼル川、更に言えばルール川、アール川、ラーン川の流域等”を旅するものです。
<Die Lahnラーン川(ラーン川流域図をご参照下さい)>
ノルトライン・ヴェストファーレン州南東部、ヘッセン州との州境付近のロタール山地南東部にあるロタールシュタイク沿いのネトフェンという町、そのラーンホフと呼ばれる地域にあるラーンコプフという標高612mの斜面にラーン川の水源地はある。
ラーン川はまず東に向かい、グラーデンバッハ山地北部をカルデルンまで至り(上部ラーン渓谷)、Marburgマールブルグ(城、エリザベート教会、旧市街、大学都市)の上流で、南に下り、Staufenbergシュタウフェンベルク城、Giesenギーセン(城、大学都市)の辺りで、ギーセン・ラーン渓谷の地域を切り開いて、西に向きを変えて流れる。
さらにWetzler,Weilburg,Limburgの町々を経由し、幾つかの小さな川がラーンに合流し、全長242kmをゆったりと穏やかに流れていき、やがて標高61mの地点、Lahnstein・コブレンツでラインの大河に注ぎ込む。
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ゲーテの記念館とも言うべき、Lottehausロッテハウスは大聖堂近くにあり、此処は元々、ゲーテが恋した、大変な美人Charlotteシャルロッテの両親Buffブッフ・・・三代続いた・・・の家であった。
1922年より、町の博物館となっている。入ってみると、当時の市民階級の家は、意外に小さな部屋ばかりだ。
1772年の夏、ゲーテは殆ど毎日のように、この家を訪れたと云う。2階に肖像画、個人が使用した品々、食器、古い家具が置かれ、寝室や子供部屋があり、当時の市民生活を知ることができる。
下の階には、各国で翻訳された“若きウエルテルの悩み”本の数々が陳列され、日本版も置いてあります。
驚く事に、ご主人が亡くなられた後、8人もの子供をかかえた、シャルロッテの生活苦であり、実弟への経済援助を依頼した書状が展示されている。
館員の方に『ゲーテの支援は有ったのでしょうか?』と聞いてみると、『それは有ったと思う!』との事でしたが・・・。
世界青春文学名作集の解説では、老境に入ったゲーテとシャルロッテが1816年に一度会った事があるそうです。周辺が興味深げにした事もあってか?
ゲーテにとっては煩わしく?!シャルロッテにとってもまた、あまり良い印象をゲーテに持たなかった?!とある。 (30分見学:Euro5)
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- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 3.5
クチコミ投稿日:2019/01/27
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