ポルトガル大航海絶頂期のテージョ川の監視塔
- 4.0
- 旅行時期:2017/01(約9年前)
-
-
by ゆっくさん(男性)
リスボン クチコミ:23件
1983年に登録された世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産の一つです。このベレン地区にはトラムで行くのが一般的かもしれませんが、国鉄の方が早くて空いています。国鉄の最寄り駅ベレン駅からジェロニモス修道院や発見のモニュメントを経由して徒歩10分強。
チケット購入で長蛇の列できている場合は、先にジェロニモス修道院の西側にある「考古学博物館」で共通チケットを購入すると、並ばずに入れます。
1519年にポルトガル王マヌエル1世の指示によりテージョ川を監視するために、建てられました。バスコダガマのインド航路発見で得た莫大な財産を元に、キリスト教とイスラム教が結びついたムデハル様式に、大航海時代を表す海洋や植物の彫刻を取り入れて新たに生み出されたマヌエル式という建築様式だそうです。このマヌエル様式の建物は、1755年のリスボン大地震でほとんどが倒壊し、残っているのは、この塔とジェロニモス修道院だけで、しかも、それまでは中州にあったものの、河岸が変わり、この位置になったとか。
外壁には細かな彫刻が施されており、監視塔というよりも、こじんまりしたお城という印象を受けます。500年もの間、この川風の中に建っていたかと思うと、畏怖堂々たる姿に見えます。航海の際、船乗り達は、この塔を心のよりどころにしたんでしょうね。
しかし、中身は意外に狭く、人が多い場合は階段の利用に非常に時間がかかります。内装には装飾等は無かったため、時間がない場合は、外見だけでも良いかもしれません。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 1.0
- 展示内容:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/11/14
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する