砂漠に輝く灯台は、黒歴史の顔を持つ
- 5.0
- 旅行時期:2017/05(約7年前)
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by ウェンディさん(女性)
ブハラ クチコミ:26件
その昔、まだシルクロードの砂の大海原の中をラクダに乗ったキャラバンたちが旅をしていた頃、カラーン ミナレットは夜になるとその窓に明かりを灯し、地図の無い砂漠の中のオアシスの場所を示す道標のような存在でした。
砂の世界の旅に疲れ切った隊商のメンバーは、夜目に輝く灯台の灯りを見つけた時、どれほどホッとし、心安らいだことでしょう。
そんなカラーン ミナレットですが、この尖塔にはブラックな側面もありました。
それは、旅人の希望の灯であった塔が実は処刑台でもあったという事実です。
今から130年ほど前まで、カラーン・ミナレットでは罪人の処刑が行われていました。
その方法はとても残酷で、袋に詰めた罪人を高さ46mの塔の上から突き落とすというモノ。
何事にも裏と表の貌がある…という事でしょうか。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2018/03/20
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